雑感
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2007年03月31日(土) 風のゆくえ

映画「タッチ、クロスロード」の主題歌が気に入っている。

坂本サトルの作詞作曲「風のゆくえ」

・・・夢をかなえた人はどこへ行けばいい
   夢のみつからない人は何を仰げばいい・・
   
・・・始まりも終わりも君が決める旅
   戻る場所も口ずさむ歌も今はないけど・・

できれば歌詞を全部書いてしまいたいところだ。

メロディも素朴なので、初めて聴いたときは何故だか涙がぽろぽろ
こぼれてしまった。
外国にいるだけに、日々の生活自体が日本から遠く離れた旅をしている
ように感じるからかな。
夢をかなえた人も、見つけようと途方にくれている人にも、やさしい視線が
平等に注がれているような気がして、くたびれたときには本当にやさしく
感じる名曲だと思う。


2007年03月27日(火) Schwung

2月の大不調から、治療を続けて最近になってようやく
体力が戻ってきた感がある。

日曜のハーフマラソンは2時間切れたら大成功と思っていた。
どんなレースでも号砲が鳴ると、手抜きができない性分のよう
で、持っている力を総動員して配分して、走ったらことのほか
いいタイムでゴールできた。

走っているときは無心でしょう?などと訊かれるが、そんな
ことはなくて、いろんな考えが頭に浮かんでいる。
脚に力がなくなりかけたときは、「私はまだまだ限界じゃない!」
とか、いいタイムでゴールしているシーンとか、好きな歌の
フレーズなんかが頭の中を通り過ぎていく。

ゴールするとたいてい、もうちょっと頑張れたかなと反省する
ことが多いが、日曜のレースは久しぶりに満足した。
2月のマラソンがひどかっただけに、よくぞここまで戻して
きたという思いがある。

クラブの友達Jにメールを送った。
普段は、絶対自分のレース結果なんてわざわざメールしない
のだけど、よっぽど嬉しくて、知ってほしかったのだろう。
Jの「おめでとう!」の返事がすぐに返ってきたときは、
うきうきした。


2007年03月26日(月) 心のこもったアナウンス

今朝、ハーフマラソンのレースに出かけるために地下鉄に乗った。
レース会場の最寄り駅に向かう間、三々五々ランナーとおぼしき
人たちが乗り込んでくる。
アルテドナウ駅で時間待ちをしている間、ふいにアナウンスが
聴こえて来た。
「おはようございます。今日からサマータイムが始まりました。
ウィーン・エネルギーマラソンに参加される皆様にとりましては
この上なくお天気に恵まれてよかったですね。私は今日レースに
は参加できませんが、皆様せいいっぱい頑張ってください。」

地下鉄の運転手さんの肉声だったように思う。
きっとランナーなんだろうな。今日は勤務でレースに出られなくて
残念に思っていることだろう。このアドリブのアナウンスの
おかげでずいぶん気持ちが軽くなった。
日本でこんなことを案内したらお客から苦情が出て大問題に
なるんではないだろうか。

おかげで半年振りのハーフはまずまずの結果が出た。
あんまり嬉しいので、あちこちの友達にレース結果を知らせた。
普段、こんなことは絶対しないんだけど。


2007年03月15日(木) 一仕事

前々から依頼のあった原稿を提出して、しばらくしたら
編集から校正済の原稿が戻ってきた。
今回は、制限字数よりも100ワード多くして、好きなように
してくださいというつもりだったけれど、戻ってきた原稿を
読んでちょっとショック。大幅に手が加えられていて
「私の文章」の余韻すらない。

何だか、ただの素材の提供者みたいで、執筆者欄に自分の名前が
あるのが不思議な感じがする。

日頃、報告書のような固い記事を書くのに慣れていたので
以前、あれこれ書きとめたような風には書けなくて、歯がゆい
思いをしているのだけれど・・
いつかは、人の心のひだに触れるような文章を書いてみたい
なあと思いつつ、いや、読み手にしっかり伝わる
わかりやすい、読みやすい文章が書ければいいなあ。


デッサンと文章力というのは、鍛えないと、すぐに力が落ちる
ものだなあと痛感する。
6年も絵を描いてきたのに、今じゃ一本の線も引く勇気がない。



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