雑感
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2006年01月31日(火) 走る意欲

前回のマラソン以来、体調を崩したようで持久力がいっぺんに
なくなってしまった。
トレーニングに行かなくてはと思うものの、ついていけないよう
な気がして足が遠のいてしまう。
一度医者に診てもらったほうがいいかもしれない。

去年、足指を骨折して3ヶ月も走れなかった友達が練習を再開し
あれよという間にハーフで好タイムを出している。
体調が悪いときに、それでも走りたいという意欲があればいいの
だが・・

チリ産のワイン美味。深みがあって、それでも上品で、舌に
べとつかない感じ。確かに、少し奮発しただけはある。




2006年01月29日(日) ゲルバー・ムスカテラー

最近体調を崩しているので今日のトレーニングはパスした。
家事、買い物を片付けた後は、午後ピザを焼いて一昨日買ったばかり
のチリ産の赤、メルローを開けた。
値段もいいせいか、普段買うイタリア産のメルローより味に深み
がある。

昼食の後はウィンドウショッピング。ジャケットとパンツが
破格値だったので買う気でいたが、サイズが合わずに残念。
もっと痩せなきゃ・・

ユリウス・マインヌルで買い物をするのはいつも楽しみだ。
東京で言えば、紀伊国屋のような高級スーパーで、他所で
置いていないイギリスのクッキーとアメリカのクッキーを
買った。
その後はワイン売り場視察。最近、白のゲルバー・ムスカテラー
に凝っているので、値ごろ感のあるボトルを探してみる。
味は辛口できりっとしているが、芳香は極めて甘くマスカットの
香りがする。
じっくり棚を眺めて、結局国産のニーダ−エスタライヒ州の
ものを選んだ。値段は13ユーロ。一人で飲むにはぜいたくだが
1本空けるのに4,5日はかかるからよしとしよう。




2006年01月27日(金) 夏の休暇

新年が明けて間もないのに、夏の休暇の予約でばたばたして
いた。
飛行機の運賃というものは期日が迫るとどんどん高くなるので
早めに手配しないと割高な金額になってしまう。
今年は友達とシャモニーへ。一週間、美しいアルプスを眺めて
散歩したり読書してのんびり過ごす予定にしている。

去年、格安のチケットを購入したのだが、夜遅い到着便しかない
ので一泊空港か駅の近くで泊まらざるをえない。もったいないけど
買いなおして早朝便にした。
結局は総費用は安くなる。

ホテル宛のメールは久しぶりに辞書を引きつつフランス語で
書いてみた。最近はCDで音から学習しているので書くとなる
と綴りがあやしくなる。
夏までは一通り旅行者会話ができるようになるかな。

今年やりたいこと
ザルツブルグからウィーンを自転車旅行
マラソン 2本
ゴルフデビュー
フランス語のおさらい
数学Iの問題集を解く
デッサンと水彩画1枚づつ完成させる
知的財産権をマインドマッピングを完成させる

はは、書くだけならいくらでも(笑)


2006年01月26日(木) 下流社会とドラゴン桜

三浦展の「下流社会」を読む。
1990年代以前の中流意識を持っていた層が滑り落ちて、新たな
下流集団が出来上がった経緯を統計をふんだんに使って分析している。
著者の定義によれば、経済的な面だけでなく、何事に対しても意欲を
失いつつあるグループが特徴なのだという。
この層の年収は300万円以下といったところか。
統計グラフや数字が多用されていてちょっと読みづらいけれど、
著者の分析力はなかなか鋭い。
団塊ジュニア世代で、自分らしく、無理せずあるがままに生きようと
すればするほど経済的な下流社会に留まっていく傾向があるという。


著者は下流の下に、食べていくのにも事欠く層を、「下層」グループ
と名づけているが、東京と大阪の就学援助の割合が4人に1人と一昨年から
急増していることがニュースで報じられていて少なからぬショックを
受けた。義務教育の最前線では、下流どころかその下の貧困層が確実に
増え始めているようだ。
東京の足立区では就学援助率が40%を超えている。
授業で指定された学用品さえ持ってこない子供たちもいて、給食だけを
食べにくる子もいるという。
そういう子供たちに将来像を描ける元気はない。
欧州の移民の子供たちの状態に似ている。親がやっとこのこと食べていく
だけ稼ぐのがやっとで教育の機会もない。学校を出ても職に就けない
移民の子供たちは多い。

この本を読んでぐったりとしていたら、良質のまんがに出会った。
「ドラゴン桜」は年末に再放送されていたようだが、まんがの方が
おもしろい。偏差値30台から東大受験を目指す受験生と先生の
ドラマだ。やる気をなくしている中高生のカンフル剤になっている
のではないかな。
高校の数学ができずに悩んでいたとき、「数学は暗記だ、がんばれ!」って
言ってもらえたらずいぶん違った人生を歩んでいたかもしれない。
ドラゴン桜はどちらかと言うと大人がしっかり読むべきだろう。
受験テクニックは脇においても、社会の一員としての「生活の当たり前度」
―朝早く起きる、挨拶をするなど―を上げていくといくのが、戦略的な
合格へのテクニックだというのは本当にそうだと思った。

「下流社会」では、以前はひとくくりにされていた女性も、階層化が
顕著になっていることが述べられている。
上は年収1千万円以上のミリオネ―ゼ系から、お嬢系、OL、下のほうには
個性や自分らしさを追及するかまやつ系と階層化が進み、結婚相手も同じような
層で見つけることになる。
ドラゴン桜の桜木先生に言わせれば、「いい男つかまえたかったら、勉強しろ!」
ということなのだろ。

ついでに買った、2倍速、4倍速で聴くCDブックがいい。
サミュエル・スマイルズの「自助論」が刺激的だ。日本語も英語も
いささか古典調で文体も凝っているが、言いたいことはぐっと
心に突き刺さってくる。
いくら政治や社会が弱者を助けるための制度を整備しても、自分自身
が内側から何とかしようという気持ちが湧かなければ、その人を
本当に助けたことにはならない。
今の福祉の時代には、そぐわないかもしれないけれど、自分の人生は
自分で切り開いて行こうという気概をもたせてくれるいい論文だ。

ただ、とことん生きる勇気を失って、教会の配給する食事を命綱に
何もせずぼんやりと座り込んでいるホームレスを見るのはつらい。
机上の論文と現実の光景には大きな隔たりがあるなと感じた。


2006年01月23日(月) サリエラの塩入れとクリムト

オーストリアギャラリーのクリムト作品5点は、盗難の心配もなくなったと
みえて、また一般公開されることになった。
残り少ない展示期間をさらに短くせずによかった。
国内の美術館にはまだ相当、ユダヤ人から迫害時に取上げた名画があるらしい。
遺族が確定しているなら、もっと昔にさっさと返してあげればよかったのに。

ところで弁護士報酬というのは勝訴の場合は40%ぐらいが相場だと
聞いている。何年も争ったクリムト名画争奪戦の金額は推定で200
億円を超える。新所有者は5点のうちいくつか売らないと弁護士に
払えないんじゃないかしら?
後日談になるが、オーストリア政府はクリムト作品を市場価格で
買い戻したいという。文部科学省の予算ではとうてい買えないので
国内の大金持ちが買い戻してくれることを期待している。そのさいには
もちろん税金の控除対象になるそうだ。
もうちょっと考えて、国の特別予算で買ってみてはどうかな。
クリムト作品が5点も消えるオーストリアギャラリーは存在意義が
あるのだろうか。将来の逸失利益、観光収入に大きく響くと思う。
クリムト買戻し国債なんて発行したらそこそこいけそうな気もしないで
もない。

美術史館のサリエラの金細工は1月31日から一般公開される見通しである。
女性像の肩の部分に引っかき傷が新たに見つかったそうだ。
今朝、タブロイド記事を読むと、容疑者は警報装置のプロで、彼の弁護士の
言によれば、動機は美術史館の放漫な警報管理システムにかつを入れたか
ったのだそう。犯行時は相当酔っていたらしい。
一方、検察は身代金の指定額も盗品のプロ並だし、計画的犯行だと
断定している。
容疑者の風体や職業、あざやかな手口に人気が出ている。
映画の題材にも格好の事件だったようで、タブロイド記事特有の
あることないことがごっちゃになって興味深かった。




2006年01月16日(月) 同窓会

昨年の夏に一緒に休暇に出かけた仲間と3回目の食事会を
行った。一週間も寝食、余暇活動で一緒にいると擬似家族の
ような親しみができる。

話題は2月のベニスのカーニバルやシカゴマラソンの勧誘から
恋愛話と広範囲に渡った。
彼らといると、いつのまにか同時多発的ドイツ語会話について
いけるようになった。機関銃のように応戦できるほどではない
けれど、会話が苦にならなくなったのがいい。

ことしの夏も一緒に休暇に行こうということになった。
お小遣い貯めなくちゃ。


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