皇帝の日記
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また庭に猫が来た。 牛柄で、鼻の下にちょびヒゲが付いてるやつ。
さて最後の検診も終わり、来週には割腹。 結局五ヶ月検診で超音波検査をしたきり、その後一切見ていないので、我が子が今どんな状態なのかさっぱりわからない。 まあ良いか。 ようやく入院用の荷物も用意できた。 前回強過ぎて、飲んだら幻覚を見た痛み止めも、再び処方された。 準備は万端。
前回は早産だったので、本物の臨月にいたらなかったが、これはこれで大変。 腹が大きい。 足下が見えない。 そして、イサムさんはいまだに腹に乗っかって来るし、蹴って来る。
そういえば、学校に行き始めてから、一つイサムさんが進化した事がある。 今までオムツを取り替えるのに抵抗して、母を蹴っていたイサムさんだが、最近はやや協力的。 自分から横になって、大人しくオムツを取り返させてくれるようになった。 そんな事は多くの子が一年前くらいにクリアしている事だと思うけれど、イサムさんには大きな一歩。 格段に楽になりました。
イサムさんのペースで頑張っています。
イサムさんは午前中の先生が1人、午後には日によって違う先生が2人の、計3人の先生に見てもらっている。 それと校長先生。
イサムさんをお迎えに行くと、各先生に本日のイサムさんはどんな様子だったかを、簡単に聞かされるのだが。 報告の長さは、その日の生徒の居残り具合で決まる。 つまり、迎えに行った時に他の子がまだ沢山居るときは忙しいので、手短に。 どのくらいの時間にどのくらい昼寝したのかとか、どのくらいお昼ご飯食べたのか程度。
残りの生徒がイサムさんともう一人くらいだと、もうちょっと細かく教えてくれる。 どの先生も必ず言うのが、イサムさんはあんまり他の子に興味が無いと言うこと。 他の子とお話ししたりしないし、先生ともあんまり一緒になんかしようとしないらしいのだ。
まあそうでしょう。 母ともあんまりお話ししないし。 一人で車のカタログ読み込んでる時間のが多いです。
先生達は当初、イサムさんが日本語を話しているからコミュニケーションが取れないんだ、と思ったらしく、「イサムは日本語でなんて言ってるの?」と良く聞いて来たが・・・残念、それは日本語ではなくイサム語。 母でも何言ってるかさっぱりだよ。
イサムさんが他の子と遊ばず、ストイックに塀から顔を出しては、通り過ぎる車のエンジン音を模写して「ぶーん、ぶーん」と言い続けているので、ついには他の子達が「イサムは何してるんだろう?」と皆で塀から顔を出して、「ぶーん。ぶーん」とマネをするので、近所の人が面白がっているそうです。
いつかイサムさんがおしゃべりするようになったら、イサムさんの見ている世界を説明してくれるでしょうか。 それとも、それは内緒なのだろうか。
さて、そんなイサムさんの最新の用語。 バス=はしゅ サイレン=うーうー アウディ=あでぃ
出産にあわせて、父がやって来る予定なので、ゲストベッドルームのセッティングをしなきゃいかんなーと思っていた。
で、今日ようやくゲストバスルームのチェックができたが、なんかシャワーの水圧がきつい・・・。 これ、簡単に直るもんかな。 どうだろうか。 一応水道というか、シンク附近は問題なさそうだけど。 しかしタイルとか古いなあ。
暖房の効きが、場所によってまちまちだったんで、大家さんに来てもらって色々チェックしてもらったのだが。 なんと、この大家さんも、前回の大家さんと同様に離婚中とのこと。 サンタバーバラの人は離婚しないと気がすまないのだろうか。 この家で子ども4人を育てたとか。 子どもが育ち上がったので、もう良かろうと言う事で離婚・・・。 燃え尽きたのかしら、真っ白に。 夫婦は子育てをゴールにしちゃいけないのね。 勉強になります。
それから、病気になっていた樹を一本、庭から撤去してもらったり、スプリンクラーの水圧を変えてもらったり。 徐々に住みやすいように変えてもらっている。
しかし出産前にドタバタだなあ。 余裕が欲しいものですな。 やれやれ。
イサムさん、フルタイムで学校に行ってるから、土日家に居るのがとっても特別な感じになっている。 別に母が働いているわけでもないのに。 だがしかし、臨月の今はイサムさんが家に居ても、思いっきり一緒に遊んであげられないし、これから新生児が来たらそれはそれで手一杯だろうから、このタイミングで学校に行っててくれるのはありがたいかも。
ともかく、いかに自立した赤子イサムさんでも、きっと急に学校に行って両親と離れているは寂しかろう(かどうかさっぱりわからんが)から、週末はたっぷり一緒に居てあげましょう。
というわけで、本日は庭でシャボン玉を作って遊んだ。 これなら母は動かなくていいし、イサムさんは走り回って体力を消耗するし、なかなか良い遊びだ。
それから、果樹園に行ってリンゴをバシバシもぎり取り、その場でガシガシ食べた。 無農薬なので、虫さえ避ければ拭いただけで食べれるのだ。 イサムさんは芯まで食べていたが、大丈夫だろうか。 おへそからリンゴの樹が生えないだろうか。
義父母はまだ前の家に居るので、久々に和食など作ったり。 なかなか充実の週末でした。 明日からまた、イサムさんの大冒険の日々が始まるのね。 頑張れー。
古い家は色々と予想不可能な問題が飛び出て来る。 まあ色々あるので、それは追々書くとして。
良い事があった。 それと言うのも、この辺の天気に寄るのだが。 この辺りは海と山の影響で、少し場所が変わると、全然天候が違っているのが特徴。 オハイの辺りは盆地になっているから、夏は暑いし冬は寒い。 サマーランドは山側は昼乾燥して気温が高いし、夜は標高が高いから寒い。
そして今回居を構えたホープランチは、朝晩寒く、昼も樹が鬱蒼と日を遮って気温がほとんど上がらない上に、夕方から毎晩、霧が降りて来るのだ。 16−17時頃になると、まるで映画の特殊効果の人が上から霧を散布しているかのような濃霧が家を覆い始める。 もわ〜。 朝方までこの霧が居座って、昼前に引いて行く。
そしてなんと、ロス時代から皇帝が悩まされていた夜中と明け方の咳が、止まったのであります。 ええ、ぴたっとね。
そう、霧が運んで来たもの。 それは湿気です。 湿気が喉を潤してくれてるんじゃあーりませんか? どうなんでしょう。
臨月なんで、一晩に3回くらい目が醒めるから、一晩ぐっすりとはいかないものの、ちょっとドキドキしている。 いっつも夜中咳で起きていたから。 これからは、咳き知らずなのかしら。 夢のようだわ。
前の家は、乾燥しているのはわかっていたけど、天井が高いし部屋は広いし、加湿器が何の役にも立たなかったからね。
はードキドキする。
あと二週間で切腹しなければならないが、ここにきてようやく、クラスメイト達が僕が妊娠している事に気がついて来たようだ。 「あとどのくらい?」とか「男の子?女の子?」と聞いて来るようになった。 なんでそんなに気がつけないの。 それはね、皆が妊婦並みのお腹を持っているからよ。 あるおばあちゃんなんかは「あら、皆が妊婦みたいに見えて来たわ」とか言ってる始末。
よく自分が妊娠している事に、出産するまで気がつかなかった、なんてニュースがあるけど、ひょっとすると本当かも知れんぜよ。
さて、ぼーっとしている。 今日はボーッとし過ぎて、二回も道を間違えてしまった。 もう危ないので、出産まで運転を自粛しようかと思う。 怖いよね。
朝はカウンターにアイスクリームの箱を出してから、ご飯に納豆かけて食べ始めて、ジャバ夫さんに注意されてしまった。 アイス食べたいんじゃなかったの? いや、納豆が食べたかった? 自分がわからないわ。
モモそっくりだけど、でっかい猫が外に居た。 ホープランチは外猫がけっこう居るっぽい。 良いけど・・・車に轢かれないか、心配だぜよ。 けっこう交通量あるのに。
今日はイサムさんとブーマーを引き合わせてみたんだが。 イサムさんはベイリーさんが飛びかかって来て、大きな声で吠えて、強力なシッポでバシバシ叩いて来るから大嫌いだったのだ。 そのせいか、大きな犬が苦手らしく、ブーマーの前でも緊張の面持ちのまま。 全然慣れてくれなかった。 おのれベイリー。 時が解決してくれるのを待つしか無いな。 やれやれ。
家に帰って来たら、ナナをひしと抱きしめるイサムさん。 緊張してたのね。
さて、なんとイサムさん髪の毛を切る事が出来た。 近所に子ども専門美容室を発見し、予約して早速行ってみたのだ。 沢山のおもちゃや、ビデオゲーム、アニメ。 ファンシーな店内。 明るい雰囲気。 優しそうなお姉さんスタッフ。
しかし、そんな事は実は重要ではない。 子ども専用美容師さんの腕の見せ所は、子どもが泣こうがわめこうが逃げようが、地獄の果てまで追いかけて行って、とにかく髪を切るのだ。 これが専門じゃないと、普通の美容師さんは軽くイヤイヤされただけで諦めてしまう。 親が求めているのは、とにかく髪の毛を切ると言う目的を達成してもらう事のみ。 子どもが楽しんでいるかなんか、実はどうでもいい。
そんなわけで、プロに囲まれて、無事髪を切ることができたイサムさんでありました。 17ドルでした。 チン。
義弟夫婦が家を買い、ロッキーが旅立ち、イサムさんが学校に通い、そして我等夫婦が猫らを連れて出て行った後、寂し過ぎて一時も我慢できなかったのか。 義父が犬をもらって来た。 ゴールデンレトリバーがキッズフレンドリーで良い、という評判を聞いて、ゴールデンをもらいに行くと言っていたのだが。
今日見に行ってびっくらしました。 まず、子犬ではなく、かなりの年増。 とは言え15ヶ月で、養子になるにはちょっと行ってるけど、まだまだ子ども。 子どもなのに、ロッキーよりすでにでかい。 これから更に30ポンド程大きくなる予定だとか。 そして、どう見てもゴールデンレトリバーではないんですけど・・・。 なんか、中途半端な毛足の長さの白いでかい犬ですけど・・・。 フカフカしてない。
顔がでかくて、あれに似てる。 あの、ネバーエンディングストーリーに出て来た、空飛ぶ豚犬にそっくり。
もっとも驚いたのがですね、ものすごい訓練された犬なのです。 こんなに良くトレーニングされた犬、初めて見た。 吠えるとかなくて、声すら出さない。 6種類のサインが完全に理解できてて、カム(おいで)、シット(お座り)、レイダウン(伏せ)、ステイ(長時間の待て)、ウエイト(短時間の待て)、ロング(駄目)ができる。
ステイって言ったら、OKを出してあげないと、3時間以上でも待っちゃうらしい。 すごいな。
名前はブーマーというのですが。 訓練を受けた犬を見た事無い私、ちょっと戸惑っている。 なんかすごい大人っぽく見えるの。
ロッキーさんが死ぬ程嫌がってたブラッシングも好きだし、歯磨きも大人しく口を開けてやらせてくれる。 イサムさんより言う事がわかってるだなんて。
そして、気になるキッズとのフレンドリーっぷりだけれど、今日ユアンと一緒に居るのを見てたら、まあ何されても全く動じないっぷりがすごい。 顔を抱きしめられようが、口に手を入れられようが、登られようが、じっと耐えている。 耐えているのかどうかもわからない。 微動だにしない。 すごいなブーマー。 ちょっと不細工だけど。 だからこの年まで残ってしまったのだろうか。
そんなわけで家族が増えました。
後は、猫らと同居が始まるときが山かな。 ブーマーは元々猫と一緒に育てられたそうなので問題は無いと思うけど。 猫らがどんな反応をするのか。 まあ徐々にね。
イサムさんがお母さんに言葉を教えてくれるようになった。 電車の写真を指差して、「ちょれいん。ちょれいん」と。
さて、夜中に寝室の窓の外でガシャガシャガシャガシャ!!と音が。 それも毎晩深夜になるとガシャガシャ。 なんざましょ。 眠りが浅いので、起きてしまう。 何か野生動物かしら?と思っていたけど、どうやら隣の果樹園のスプリンクラーが夜中に作動して、ちょうど我等の寝室の窓に直撃していたのだ。 あらやだ、迷惑な。 と、ちょっと怒りながら朝方スプリンクラーの場所を確認して、ついでに腹が立ったのでリンゴの樹からいくつか美味しそうな赤い実を失敬してきた。 甘くて美味かったぜ。 ひひひ。
ほんで、隣の家にスプリンクラーの設定を変えてもらおうと思ったら、なんとその果樹園は自分ちだと言う事が判明。 自分ちの果物盗って、ニヤニヤしてたよ! スプリンクラーの設定をどうやって変えるかは、月曜日に大家さんに聞いてみなければわからない。
調べてみると、オレンジ、ライム、レモン、アボガドなどが植わっておりました。 これから、果樹らの面倒もみないといけないのかね。
自分の面倒を見るのも精一杯だという数年前から、やたらに色んな生き物の世話をするようになって、感無量と言うか。 多少面倒の見方が大雑把でも、たくましく育ってくれている君らで良かったよ・・。
朝から晩まで荷解きをしております。
古いが故に、色々問題が出て来るんだけど。 やっぱり水回りはネックだったわ。 これ、自分らでリモデルしちゃ、いかんのかねえ。 いかんだろうねえ。 2年くらいしか住まないだろうけど、大丈夫かな。
家の場所によって、築年数が違うので、ボロさにも差がある。 一番古い所は1950年築のロッジなんだけど。 木造。 シャワー浴びてたら、窓が外れた。 どういうことだ。 今は別のシャワールームを使っている。 子供部屋に隣接している方だが、こちらはせいぜい築20年と言った感じなので、それほどホーンテッドではないよ。 やっぱ古いけど。
すぐに虫が入って来るので、猫らが一日中蛾や羽虫を追いかけ回している。 どんどん横一直線に増築した家なので、廊下が長くて、猫らの夜の運動会は直線レース。 時々飛んで来るのを、白羽取りにしたりしている。
近所にモールがあるので、今まで山奥暮らしだった分、ありがたさが身にしみます。 人が居るって良いですね。 戸締まりに気をつけないといかんけど。
さて、木曜日には学校に行った。 朝9時ー夕方4時で、2コマ取っている。
朝はワークショップで1コマ完結式の授業が10回だから、途中お産で抜けても大丈夫だと思うんだ。 先生は今回でご一緒するのが3回目。 「もう産まれた?」とか聞いて来たけど、一目瞭然でしょうが。 まだ運んでますよ。
お昼はエナメルの授業だけど、出てみたら要するに七宝焼みたいな感じで、高校の時美術でやったのに限りなく近いから、間が抜けても大丈夫かな〜とのんびりかまえている。 先生がヨーロッパ系の人らしく、なまってて英語が聞き取れないという問題が・・・。 向こうもきっとそう思っているんだろうな。 ふふ。
そんなわけで引っ越し初日。 変な時間に寝てしまった。
イサムさんも新しい場所では眠りにくかろうと思い、寝かしつけに付き合って8時頃一緒に横になったら、9時頃本当に寝てしまったのだ。 起きたら3時・・・。 暗い・・・。 いつの間にか、イサムさんはイサムさんの部屋のベッドに移動されていた。 ありがとうジャバ夫さん。 しかし、新しい家で、照明がまだ入っていない部屋もあるし、不案内過ぎて何をどうして3時を過ごしたら良いのかわからず。 とりあえず、顔を洗ってパソコンを起動したりしてみた。 シャワーでも浴びようかと思ったら、シャンプーとかどこにあるのかわからなかったある・・・。 ごそごそ。
猫らは、ナナは「ここどこニャー!」とはりきって家中を冒険していたけれど、モモは腰が引けてしまって「ナナ待つニャー。ここ怖いニャー」という感じで床に低姿勢で貼り付いているという対照的な二匹。 しばらくして、モモもあちこち覗きに来たけど、目玉がまん丸。 怖いんかねえ。 ナナはいたって平気そうだけど。 トイレの場所は、二匹とも問題なく認識してくれたので、一安心。
今回の家は、築年数が古くて、実に普通の感じの家。 前の家はアホのように広かったのだけれど。 色々と新しい事を学びました。
まず、人はあまりに広い家には、普通快適に住めないと言う事がわかりました。 人はお城には住めないのだよ。 頑張って夜寝る前に電気消して歩いても、どっかしら見逃して着けっぱなしになるし。 ドアや窓をいちいちを開けてくれる、おつきの執事かなんか居ないと、それらの開閉に異常なエネルギーを使うし。 キッチンが遠過ぎて、飲み物を獲得するのにも一苦労。 皆面倒くさくなっちゃうのか、使用済みの食器が家のあちこちに点々と力つきて出しっぱなしになりがち。 それが気になる人は、私以外に居ないようなので、回収して歩く事になる。 宅配の荷物も、どの玄関に届くのかわかんないという・・・。 とにかく一日中家の中をウロウロウロウロ。
そして、物がすぐ無くなる。 義父なんぞ、一日の半分は自分の物を探して歩いているようなもの。 携帯だのパソコンだの雑誌だの本だの人だのリモコンだの(リモコンはイサムとユアンが共同作業で、家中に隠しまくるので見つからない。 あと、義父は義母の姿が一瞬でも見えないと不安になるので、一日中「どこに居る?」と探し歩いて、内線で放送かけまくっているのだ。 しかも用事がないので「ピピ!(内線の音)どこに居る?」「ピピ!二階」とかいう不毛なやり取りを、館内放送で何回も聞く羽目に。
イサムさんの姿も、すぐに見えなくなっちゃうし。
常駐のお手伝いさんが居て、尚も掃除し切れない部屋達。 「あ、今日ここの流し掃除できなかったんやな・・・ほんならどこ掃除しはったんやろ」とか思いながら使うプチストレス。 ゲストルームにまで手が回らないから、「週末この部屋使うから」とか言っておかないといけないとか。 なんかもう、色々手が行き届かない感が満載だった。
とにかく、人間が家の端から端まで移動するのにえらい事かかるので、毎日毎日バタバタ。 落ち着かんのよ。
は〜やれやれ、とソファで横になって目を閉じたら、「あ、奥さん居た居た」と見つけられて意味も無く声をかけられるとかね・・・。
ようやく物探しの毎日とおさらばできるのであります(希望)。
今回の家は面積も狭い、部屋数も少ないし、前の家の半分程度の規模。 設備が古いので、水回りと窓の立て付けがちょっと不安という感じかな。 また木に囲まれてるから、虫が山程入って来てるけど。 ナナがコツコツ退治してくれているようなので、いずれなんとかなるでしょう。
それと、引っ越して早々、庭の主に出会った。 白と黒の牛柄のでかい猫が、のっしのっしと庭を横切って行ったよ。 うちの猫らが「あ、あいつなんニャー」「なんニャー」と鳴くのに、一瞥もくれずに。
さて、これからずっと荷解きの日々です。
猫のオナラが頻繁かつ臭すぎるので(特にナナ)、お腹にガスが溜まらないような餌はねえだか?とお店で聞いたら「鶏肉由来の缶詰なら、お腹に優しいかも」と子猫用の鶏肉缶を勧められたのだが。
・・・一週間経ったけど、やっぱり臭い。 ナナ臭い。 うう・・・。 大人になったら、お腹が強くなってくれるかしら。
さて、ついに赤子が下がって来たのだ。 胃への圧迫感がなくなってきて、急に沢山食べれるようになった。 それとともに、骨もなんだか位置が変わったらしくて、脚があんまり痛くない。 股関節は相変わらず変な動きをしているけど、これならあたい、最後まで頑張れるんじゃない?ってくらいにはなってきた。
実は先週整体の予約をキャンセルしていたのだ。 理由は色々で、 1)痛い上に整体に行くと治療がまた痛い。 2)痛いわりに、症状はそれほど激的に改善されていない。 3)医療費が高額(一回110ドルで、保険が半額負担だけ) とまあ、他にも遠いだとか、そもそも運転するのにブレーキ踏み込むのも脚が痛いだとか、駐車場が無いとかなんとか。 面倒なので、一回止めてみたんですよ。 悪化したらまた行こうかと思って。
でも、「あのー、今日面倒なので、やっぱ行きませーん」と電話するのが嫌で、ジャバ夫さんに「奥さん具合が悪くて今日行けないって電話して」とお願いしたのであった。 そのまんま、整体師に告げたジャバ夫さん。
そしたら、一週間後の本日、わざわざ自宅電話に連絡が。 電話を受けたのは、経理のお姉さんだったのだが、内容はと言うと「かくかくしかじか、先週旦那さんから連絡が在ったのだけれど、奥さんは無事?」とのことでした。
まさかの妻殺害(もしくは監禁?)疑惑?
でもって、奥さんを電話に出せってことだったので、出ましたよ。 「えーと、先週は具合が悪くて行けなかったんですよー。でももう大丈夫なんですよー。でもって、調子も良くなって来たので、また痛くなったりしたら改めて予約入れます!んちゃ!」と、できるだけ元気で弾むような声色で言ってみた。
う、まあ無事を確認してくれる人が居るのは、安心かもしれないよね。 ジャバ夫さんが、何らかの犯罪に関与している疑いを持たれたのかどうか、これだけではわからないけれど。 ただの営業電話だったのだろうか?
何だったんだろうねえ・・。
週末にロスのパーティに行くとか言ってたジャバ夫さん。 「あ、もしかして赤ちゃん産まれたら困るね」とキャンセルしてた。 今妻の妊娠に気がついたかのような振る舞い。 まあ直前に気がついたから良しとしよう。
さて、引っ越しのパッキングも着々とノロノロ進んでいるような進んでいないような感じだけれど、木曜日に移動完了させるとジャバ夫さんと誓ったので、頑張る。 移動完了が木曜日だから、その後週末にかけて荷解きをしようかと。 やれやれ。
なんせ生活しているので、どのタイミングでどの荷物を封していいのかさっぱりだよ。 しかも木曜日は私の学校の新学期。 一日目の授業は、出席しないと登録抹消されてしまうので、抜けるわけにいかない。 あう。
そして、いつも通り中々電気が通って来ない新居。 イサムさん妊娠中にマリーナデルレイに引っ越した時は、冬だったし寒くて暗くてまいったけど、今回は気温の問題は無いわね。 でも、なぜいつも臨月に引っ越しよ。 タイミングが悪いのは色々仕方が無いんだけど。 自分でやりたい所が色々あるのよ。 でも、皆「手を出すな!休んどけ!」って感じで来るじゃんか。 しかも、しっかり動けるわけでもないし。 動かないのも辛いものよ。
などとブチブチ言いながら、あとちょっとで我等夫婦の方は引っ越し完了です。 義父母の方は、たぶん10月終わりのギリギリまでノロノロ引っ越ししてると思いますので、住所はしばらく変わりません。
そういえば、こないだ私のファーストネームをイニシャルだと思ってる人から手紙が来た。 G.I.ジョーみたいな感じになってた。
2011年09月12日(月) |
後期というか臨月というか |
もうイサムが産まれた週数を越してると思うんでがすが。 腹は未だかつて無い大きさになっているわけですね。 げぼ。
何がげぼって、なんかアバラが開いて来てるんですよ、奥さん。 下から胃と肺がぎゅうぎゅう押されてるし。 気分はまさに「げぼ」。
しかも、鏡で見ると、お腹に青い血管が一杯浮かんでて、怖い怖い。 皮が薄くなっているせいか、皮下の構造が手に取るようにわかります。 そして、膝には血管に沿って謎の内出血。 何かしら。 私が重すぎるのかしら。
指先のむくみも激しくなってきて、結婚指輪と婚約指輪を同時にするアメリカ式はもう無理。 どっちか一個で。
妊娠後期に問題となる症状のオンパレードで、実に興味深いですね。 脚の外れてるのは、だいぶん治りました。 さっさか歩く事は出来ないけど、頑張って屈伸も可能に。 しゃがめないと、日常生活に支障をきたすね。 猫の餌やりとか、本当基本的な事が出来なかったので、時間がかかっても屈伸が出来る事は大事だ。 しゃがめないと、イサムさんのオムツを替える事も無理。
そういえばイサムさんの時に悩まされていた、寝起きに足がつる現象。 あれは回避している。 寝起きにのび〜っとすると足がつるので、うっかりのびっとしてしまった時には、素早く膝を立てて、ぐっと足首をスネの方向に折り曲げる。 これで今の所回避率100%なので、足のつる人にお勧めです。 コツは、一瞬でも躊躇しない事。 素早さが鍵。
そして、イサムさんの甘え度が上がっているのか、寝かしつけにやたら時間がかかるようになってきてしまったよ。 主にジャバ夫さんが頑張っているんだけど。 何故なら、ジャバ夫さんは子どもが早く寝ないと、脳みそが小さくなると思っているから。 睡眠は脳の発達に重要な事には、私も全面的に同意していますよ。 特に小さな子は、8時とかには寝ていた方が良いですね。 できることならば。 できない時もあるさ。
10時回るとジャバ夫さんの「寝かさないと〜」という焦りが空気を伝わって来るので、そうなるとイサムさんも焦るので、増々リラックスして眠るという体勢に入れなくなってしまう。 なんとも難しい問題ですね。
昼寝をしなくなったら、夜早く寝るようになるらしいので、4歳くらいには改善するそうですが。 でも幼児期に十分に昼寝しないと、それはそれで学力が低下する、なーんて報告もあるので、何がベストなのかは難しい所。 昼寝を一時間程度でちゃっと切り上げさせる方法もあるかも知れないけど。 どっかの大学の研究では、三時間以上昼寝させると学力向上とか言ってて、全く何を信じていいのやら。
というわけで、母は主に「イサムの好きなように寝たら良いさ」と投げている。 風呂に入れたり歯を磨いたり、絵本を読んだり、毛布をクルクル巻いたり、背中をぽんぽんしたり一通り寝かしつけに必要な事はしますよ。 けど、それで寝なかったらって無理に寝かせはしないさ。 だって、寝ないんだもの。 ははは。 あと、母はイサムさんが寝なくても寝るよ。 腹を蹴られようが顔を踏まれようが、ドアをバタンバタンされようが、寝る時は寝るよ。 だって眠いんだもの。 あと、どうせ妊婦は一晩通しで寝れないんだもの。 4−5回は起きてしまうのだもの。 細切れの睡眠を足して、頑張って寝ているのだからね。
あと、最後の望みは、また今週も始まるプリスクールで、イサムさんが疲れ果て切るまで遊んで帰って来て、バタンキューと寝てくれる事かな。 体力を削るような遊びを期待しています。 お絵描きとかじゃなくて!
初めての学校は、わざと木曜日始まりになっていて、すぐに土日休んで両親が様子を見れるように工夫されているわけですね。
まあイサムさんの場合、様子を見るまでもなく。 初日迎えに行ったら、楽しそうにキャッキャ遊んでおったので、特に問題はなさそう。 お母さんを見つけても「まみー」と指差し確認しただけで、駆け寄って来るとかそいう感動のイベントは無かった。 安心っちゃ安心だけど、ちょっと寂しいよ、マミーは。
金曜の今朝も、普通に門をくぐって登校しました。 他の子のように、去って行く親にすがって泣き崩れるとか、そういう事は無く。 先生に「イサム、グッドモーニン。おいでおいで」と呼ばれて、ニコニコしながら教室に入って行きましたとさ。 マミーは校長室で授業料を支払って帰ったよ。
校長先生も「イサムはなんというか、ハワイ的ね」とわけのわからない感想を述べていました。 ケセラセラ〜なるようになる〜でしょ〜。あろは〜。 なんだってさ。 先生にかまって欲しいとか要求する事も無く、何かおもちゃに執着して泣くわけでもないらしい。 おおむね勝手に一人で遊んでますってさ。 そうですか。 うーん、家でもだいたいそんな感じかな。
ちょっとだけ心配なのは、あんまりランチボックスの中身が減ってないこと。 家でも元々食が細いけど、マミーが粘り強く食べ物を口に入れてあげて、ようやく普通よりちょっと少ない量をじっくり食べているくらいだから。 もちろん、一人で5人くらい見てる先生が、そんな根気よく食べさせてくれるわけはない。 食べなかったところで、放っておかれてるんだろうなと思う。 ますます痩せてしまうよ。
そして、反比例するかのように、ユアンが増々肥えてゆきます。 最近ユアンがマシュマロマンみたいに見えて来たよ。 着替えに貸してあげたイサムさんのTシャツがパツンパツン。 政権交替は近い。
朝6:30にジャバ夫さんと起き出し、ランチボックスの準備やら、持ち物の名前の確認やら済ませて、早々8:00には校門(という程の建物ではありませぬが)に着いている夫婦。 どんだけ用意周到だよ、っていう。 イサムさんもちょっと眠そう。
車から降ろしても、両腕でしっかりと安心毛布を抱きしめてるイサムさん。 そのまま門をくぐって行きました。 oh!かわいい。
そっと見守っていたら、先生を見つけて毛布を地面に投げ捨てて教室に入って行った。 後からこっそり毛布を回収する母。 君にとってこの毛布はなんなんだ。 大事なのかそうでもないのか。
17時にお迎えに行くのだけれど、ドキドキ。 ちゃんとお昼食べたかしら。 ちゃんとオムツ替えてもらえたかしら。 ちゃんとお昼寝の時間にお昼寝できたのかしら。 他の子と遊べたかしら。 ドキドキ。
あ、今年もやっぱり一度は電話を無くさずには居れないようです。 ジャバ夫さん、また電話を無くした。 ・・・。
そういえば最近、夜中にイサムさんは寝室を脱走しがちなのだが。 朝猫の餌場で寝てる事があって、その度に猫らが両側からイサムさんを温めるようにして挟んで寝てくれているのだ。 ちょっと可愛い。 でもなんで餌場で寝てるのかは不明。
では本日のイサム語
ベーコン=あーこん 美味しいもの=あーこん
イサムさん明日から学校です。 プリスクールですよ。 お・と・なー。
学校は、2−3歳のグループと4−5歳のグループにザックリ別れていて、4歳以下でも言葉や生活態度がしっかりしていれば、上の組に進級できるんだとか。 イサムさんは2−3歳グループでスタート。 しかもトイレトレーニングが出来てないし、自分でご飯食べられないし、おしゃべりもできないので、始めの始めのレベルから始めます。 同じ月齢で上のクラスに居る子もいるらしいけど。 まあイサムさんのペースで楽しくやってください。
お母さんはなんもしてあげないけど、怪我に気をつけて、達者にな。 朝8時30分〜夕方17時まで。 月曜から金曜日。 他のどの子よりみっちりだよ。 そのうち牢名主みたいになって、10枚布団でキセルでも吹かすんじゃないかと思ってさ。
上のクラスに行くと、地理とか算数の授業とかあるらしい。 うーむ。 自分が幼稚園の時に、そんなことしたかいな? どうかな、覚えてないだけかな。 英会話の授業はあったような気がするけど。
これから、イサムさんの持ち物全部に名前を書かないといけないのだ。 子どもの持ち物に名前書く。 どこのお母さんも一度は通る道ね。 頑張る。
さて、最新のイサム語の時間です。
エアプレイン=あーぷん オープン=おぷん シャワー=あわー バス=ばす トラック=ちょらっきー トレイン=ちょれん、ちゅっちゅー グレープ=がむ
おまけ、最新のユアン語。
キャット=カッ?
ついに引っ越し先と契約できたので、あと一週間くらいでお引っ越し作業に入れそう。 新しい近所はホープランチと言う所で、今よりは海と街に近く、ご近所組になんとジェームズキャメロンが居るのだ。(だからって良い事は何もないが もう、早くしてくれないと産んじゃうってばよ。
さて、アメリカでは今週末労働者の日で連休。 月曜日が休日だけれど、皆金曜日も有給で休んだりするから、週末はリゾート地であるサンタバーバラは混み混みで、観光客で賑わっております。 労働者でなければ、観光客でもない皇帝にはあんまり関係ないのだが、それでもお休み気分は高まるわけですね。
ほんで、ジャバ夫さんが元愛車を売る前に、ドライブをしたいというので行って来た。 お引っ越しの前に、近所で気になっていた場所に行ってみる事に。
気になってたのは、同じ山の上にあるなんかのお寺。 お寺さんがあるなーとは思っていたのだが。 青銅の鐘とかぶら下がってて、木造の境内で、ご自由にお入りください、みたいな。 行ってみたら、どうやらインド仏教のなんたらで、ヨガやアーユルベーダなどを紹介しているパンフレットが・・・。 あんま日本と関係なかったので、すごすご出て来た。
もう一個気になってたのが、麓の方にあるでっかい敷地の会社。 どうやらソフトウエアの会社らしい。 敷地の使い方が勿体なく、最も海が綺麗に見えるポイントが駐車場になっているという・・・。 そして、プログラマには景色は無用とばかりに、このロケーションにして窓があんま無い。 昨年の年商は150億という超優良会社だそう。 駐車場には高級車が並んでいた。 敷地内は建物以外は勝手に入れたので、グルグル景色を観ながらお散歩を楽しんで帰って来た。
そして、ドライブを終えたジャバ夫さんは「やっぱこの車売りたくない・・・キープしちゃ駄目?」と言出す始末。 引っ越し先で置く場所を確保できるなら良いけど・・・。 でも邪魔だよね。 うーん。
山の上には、流しの車洗い業者がやって来る。 洗車道具をバンに積み込んで定期的にやって来るのだが、これがわざわざ街まで洗車屋に行くよりも安いのだ。 安く上がるには理由があるのだが、第一に場所代がかからない、次に水道代がかからない(客の家の水道を使うから)、ということに尽きる。 車外のみならず、車内の清掃までしてくれるので、来た時にはお願いしている。
ところが車社会なもんで、外出する時は必ず車を使うため、抜き打ちで来ると家に車がほとんど無かったりする。 なので、最近なじみの業者さんは、前日とかに電話をくれるのだ。 「明日午後行きまーす」みたいな簡単な連絡。 そうすると、あーどれそれの車は汚さが限界だから洗ってもらいたいな、じゃあ午後の歯医者には別の車で行こう、とか決められるでしょ。
しかしですね、この業者さん、予告通りに来なかったりする。 午後来るっつったのに、朝一番に来たり。 それで結局、洗ってもらう車が出てたり、無かったりして帰ってもらったり。 なんでそんなんなのか、さっぱりわからないんですけど。
さて、最新のイサム語。
ポコヨ=およー ライオン=ないー クマ=ま ヤギ=あぎ レディ、セット、ゴー!=いーあっとごー!
以上が追加されましたので、次回イサムさんに会うまでに、皆様覚えておいて下さい。 あと、英語発音でバブル(泡、シャボン玉)は完璧に言えてます。 ばぼー。
ゴロゴロ。 整体にも足しげく通っているのだが、基本的には「赤ちゃんは元気だし、後一ヶ月だから頑張れ」という姿勢らしい。 そうだよね・・・。 ばた。
切腹後二日で退院と言う事で、硬膜外麻酔はどうすんだとか、痛み止めはどうなってるんだとか、ご心配をおかけしておりますが、なんとチューブをブっ刺したまま退院させられるんだとかで。 数日後、その針を抜きに、また病院に行かねばならないとか。 やれやれ。 患者元気で留守が良い。
そして、母乳信者になっている義妹からは、今回の母乳育児を成功させる為にというアドバイスを沢山聞かされるのだが。 まあ出来たらやるけど、出来なかったらやらないや、というスタンスなので、どちらでもいいのさ。 挑戦するのは、イサムさんの時で疲れ果てたからもう十分。 しかし、自分の事以上に盛り上がっている義妹。 なにやらトーランスから、日本語の母乳育児の本を取り寄せてくれそうになったり、日本人の母乳アドバイザーと連絡を取ろうとしたりしてくれてるので、止めるのが大変。 さすが教師はまじめだ。
しかし思うに、すぐに授乳に成功した人より、やろうとして出来なかった人の方が、よっぽど色んな方法を試したりして、知識的には豊富だと思うんだ。 だから皇帝も、あらゆる先人達の工夫を研究し尽くしたので、また本を読まなくても情報量だけはあるのであります。 まあその辺は心配ご無用。
引っ越しもしないといけないし、出産準備も、育児準備もしないといけない。 色々差し迫ってて、落ち着かない事でございます。 ウロウロ。
昨日イサムさんが、しみじみと母の腹を撫でながら「ベイビー、ベイビー」と言ったので、ああ、ついに腹の中に赤ちゃんがいる事が理解できたのかしら。 と期待していたのだが。 今朝はお腹をまたさすりながら「ドラム、ドラム」と言っていた。 太鼓。
さて、10月5日に手術する事になった。 が、退院の予定が7日である。 早いな。 前回術後3日間は眠ったまま過ごしていた気がする。 はてさて、それで大丈夫なんかね。
皇帝
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