皇帝の日記
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プチ忙しさに、ちょっと一週間ジムに通えなかったので、ついに入隊してしまった。 おうちでできる7日間。 ビリー隊長と腹筋を作る。 輸入版だから安かった。
常に蟹股の中腰が基本姿勢なので、腹筋よりも太ももが筋肉痛。 あと、これはちゃんとビリーと同じ動きができれば7日間でも効果が十分得られそう。 でも常人には不可能な動きが多すぎる。
このビデオで肉離れや骨折をしてしまうユーザーは、実は運動神経が良い(良かった)人なんだと思う。 だって、ビリーと同じポーズとろうと思わないもん、皇帝。
「このくらいできる!(できた!)」 という見込みから、ビリーと同じように動いてしまうのでしょう。 皇帝ははじめから「無理です隊長」と言いながら、適当に手抜きのポーズ。 腕立て伏せとか、本当に無理。 膝付いちゃう。
そんな手抜き入隊で、一体何が改善されるのか。 乞うご期待。
なんとなくバタバタしてるので、色々動きが鈍いかもしれませんが、メールのお返事は順次。
そういえば歯医者に行った話だが、懸案の左下奥の歯の下、歯茎のところをレントゲンで見たら、セメントの塊(歯医者さん談)が埋まっているとのこと。 6年前から順に、2年ごとのレントゲンを見てみると、わずかだが確実に成長しているのが見て取れる。 これが歯とかを圧迫して、なんだか形容しがたい圧迫感と不安定感を引き出しているのですね。 ふーむ?
でも歯の下だから、手術しないと取れないし、歯の根っこにくっついてるから、トンカチでとんとんしなければならない。 大変そうなので、騙し騙し放っておくことにした。
しかしなんだセメントを作っているのか、僕の歯茎は。 資源不足の昨今、人間の進化も次のステージに。
運動らしい運動を生まれてこの方したことのない皇帝。 その筋力は、波間を漂うワカメ並。 その皇帝が、生まれて初めて筋力トレーニングをしているのだ。
人類にとって小さな一歩でも、個人的に大きな一歩です。
まだ4回しかジムに通っていないのに、もう効果が現れ始めている。 どんだけすごいかというと、電車の座席に座って、脚を閉じていられるのだ! すごい。
全然すごくない? じゃあ、えーとえーと、ポテトチップスの袋を、ばーんってならないで開けられるのだ! すごい。
菊名で乗り換えのとき、切符を失くしがちだ。 何故なら、私鉄とJRの間に、一旦切符を入れて、また受け取る式の改札があるからだ。 あそこで切符を入れて、そのまま受け取らないで通過してしまうことが、本当にもう、きっと一般の方には信じられないくらい頻繁に、皇帝にはあるのだ。(ばーかばーか)
そして、切符を失くしたことに、最寄り駅の改札で気がつくのだ。 最寄り駅の駅員は、殺人的に人が悪いので、激しく叱責され、もう一回お金を払わなければならない。 「失くしたあ?」(イライラしている上司の口調で)
皆さん、切符を失くす人は確かに悪いのです。 切符を確認することが、駅員さんの大事な仕事のひとつです。 反省しています。 でもあんまりひどく感じ悪く怒られると、反省する気持ちが、2.5秒立ち止まります。
んで、昨日、渋谷駅改札を出る際に、やっぱり菊名で切符を失くしたことに気がついてしまった。 ぐはあ。 こんちくしょう、怒るなら怒りやがれ。 失くしちゃいけないけど、もう失くしちゃったんだもんね! と、ぶりぶりしながら駅員さんのとこに行ったら 「あ、今度から気をつけてくださいね」(やさしい口調) 「どうぞ、お通りください」(丁寧な口調) と言われた。
すいませんでした。 こんなに素直に悪いことをしたと、猛烈に思ったことはない。
その帰り、菊名で「切符を失くしちゃいけない」と緊張するあまり、切符を改札から受け取るタイミングが、一瞬間が空いてしまった。 そしたらなんと、改札機が切符を飲み込んでしまったのだ。(のろま) 切符返して!! と泣けど叫べど返ってこない。(当然)
駅員さん、すいません。 切符取られちゃいました・・・。 とおずおず申告したら、菊名の駅員さん、いまだかつて無いスムーズな対応で、改札マシーンを開けて、切符を一緒に探してくれた。
すいませんすいません。 ぼくわえきいんさんのしごとのじゃまおしました。
ジャイアンにやさしくされた。
我が家に唯一残った子供であるところの、猫の福が、わがままになっている。 両親が甘やかしているのだ。 泣き喚いたり、走り回ったり、水をこぼしたり、やりたい放題だ。
だが福は皇帝を恐れているので(別にいじめた記憶は無いが)、帰国後はややおとなしい。 これからもっとおとなしくなるはずだ。
なぜなら、福はジャバさんが本当に苦手だから。 来週ジャバさんが来たら、福の天下は終わる。 カーテンの陰に隠れて出てこないだろう。
でもきっとジャバさんがでかい声で話して、どたどた歩いて、お茶をこぼしたりすることだろう。
福と同じレベルかー。
やはり無理しないと心配なので、今日は乗っているだけで痩せるという噂の、10分/500円脂肪燃焼マシーンを利用してみた。
ガクガクする板の上に乗って、揺すられるという仕組み。 揺れてるうちに、脂肪が分解されるのだ!(本気か?) 効果の程は不明だが、乗っているうちに4分くらいでわき腹がものすごく痛くなってしまった。 無理しちゃいかんので、途中で椅子に座って、脚だけブルブルしてみる。
無理しようとしていたのに、無理は禁物。 いや、よく頑張ったよ、自分。
ゲルマニウム温浴の回数券も購入したので、これからしばらく、 脂肪分解→ジムで運動→ゲルマニウム というメニューで痩せてみよう。
お金をかけて痩せてみよう強化月間。 果たしてどう出るのか。
お金を払って水を買うなんてどうかしている。 バカみたいだ。 と、小学生のときは思っていたが、すっかり普通の事として定着し、夏の暑い盛りには、毎日のように水分補給と称して水を買うようになってしまった。
水の次は空気だ。 今日は酸素バーというのに行って、酸素を買った。 これはやってみて尚、アホみたいだと思っている。 鼻のチューブが滑稽だからだろうか。 それとも、酸素がけして美味しいものではないからだろうか。
ついでに、何でお金出して運動しなきゃならんのだ、と公言していたのに、ついにジムに通うことにした。 とりあえず二ヶ月位通う。 「無理をしない運動」というのが売りのジムだったのだが、本当に無理しないで痩せるのだろうか。 無理したほうが良いのではないか。
多くの方が、7日間入隊して無理した結果、重軽傷を負っているようなので、無理は禁物かもしれない。 でも心配だ。 無理せずにこの腹は引っ込むのか。
二ヵ月後乞うご期待。
ただいま・・・。
帰ってきたら、実家のインターネットの接続が改善されていたので、もっと動画サイトとか見やすくなりました。
ゆえあって、今回はビジネスクラスで戻ってきたけれど、最も良い利点は、飛行機からものすごく早く降りれる。 そして、入国審査に一番乗りできる。 更に、荷物が一番先に出てくる。 という点で、帰国後の手続きが実にスムーズなのだ。
乗り込むときも、LAXの荷物手続きがプライオリティでやってもらえるので、面倒なセキュリティーチェックが、素早く済む。
座席広い。 皇帝が二人乗れるくらい広い。 椅子をフラットにして寝て、起きたらものすごく小さく丸まって眠っていた。 使ったスペースはエコノミー分。
ならないというのに、全く準備してない。 パソコンも荷物に入れてないよ、ほら。と更新。
昨日意義がどうとか書いたが、「意義」という単語を中国語で習ったとき、発音が「イーイー」(4声4声)で、発音練習する教室の皆は、ショッカーみたいだった。 帰国したらすぐ、そんな上海留学の、プチ同窓会がある。 皆さん色んな事情があるので、まとまった同窓会というのはあんまなくて、小規模なグループごとに、集まったり集まらなかったりしているのだ。 今回は、現在関東附近に居て、授業が中ほどのクラスで、比較的良く出席していた人達という感じの集まり。
帰国直後の日程なので、間違えなく時差ぼけだ。 ぐう。
子供の頃、歯医者になりたかった。 何故なら虫歯が沢山あったからだ。
別に特に歯磨きを怠ったとか、親が監督していなかったというわけではなく、歯が根本的に弱かったのだ。 今でも弱い。 上の六歳臼歯など、生えた時から微妙に色が白濁し、歯の表面にあるはずのなんかの層が無いらしいのだ。 なんてやる気の無い歯だ。 だったら生えてこなくてもいい。 参加することに意義がある、みたいな歯はいらない。
ながらくこんな有様なので、シーラントをかけたり、フッ素を塗ったり、様々な手段で歯を守ってきたのだが、 去年は、何もしていないのに、突然前歯の裏に亀裂が入り、瞬く間にそこから虫歯になった。
毎日歯磨き粉無しでせっせと数十分も磨きこんで、デンタルフロスをして、歯茎のために歯間ブラシをかけ、仕上げにサッと歯磨き粉有りで磨き・・・。 歯磨きしながら30分番組を見終わる程気をつけていたというのに、割れるとはどういうことだ。 根性無しにも程がある。
何故今怒りが爆発しているかというと、左下奥歯がなんだか不安定なのだ。 歯茎が一時腫れていたので、きっと目に見えないところがどうにかなっているのだろう。 国際電話で、帰国後歯医者に予約を入れた。
ただのビタミン不足で歯茎が腫れているだけだと良いなあ・・・。
帰国の準備を全くしていないのんびり屋の皇帝。
今月頭から、サンタバーバラのロブスターが解禁になっているので、食べに行った。 素材自体はOKだが、こちらの海老はいつも焼きすぎだ。 なんだか身が固い。
結婚式の準備もしていかなければならないので、式を挙げるときに、神父のような役をやる人の面接をしてきた。 無宗教式をするので、なんかの役人なのだが、別にひょうきんな声をしていなければ、なんでもいい。 というか、こんなことまで選ばなければならないのか。 日本みたいに松竹梅のセット価格に全部入っていればいいのに。
ついでに、レセプションの料理のメニューの書体も決めてきた。 だからどうでもいーっつーのに。 後、皆様が座る椅子の色も決めた。 本当に三ヶ月留守にして、ちゃんと終わるんだろうか。
それから、存在自体は薄々感じていた、LAとサンタバーバラの間にある、プレミア・アウトレットに寄ってみた。 日本の御殿場のアウトレット(チェーン店)で、割引クーポンをもらったので、それを使って買い物〜と張り切ったが、疲れていたので、一軒で帰る。 ジャバさんのブーツが、10パーセント引きで買えただけだ。
先週末またオペラを見に行っていたのだが、演目は「イェヌーファ」英語でジェニファー。 チェコのお話。 マイナーな感じのする演目だと思ったけど、結構色んなところで上演されているようなので、オペラ好きには有名な話なんじゃろうか。
村社会で、思いっきり抑圧された女性が主人公なので、まだそういう記憶の残る日本では歓迎されないだろうなーという気がする。 特に、前半彼女の顔をナイフで切りつけた男が、後半「私は彼女を傷つけたことは一度もない!」とか断言しちゃう。 たぶん、作者も矛盾に気がつかないくらいに、彼女自身の気持ちなんてどうでも良いんだろうなーという雰囲気。 まああんまり受けないだろーなー・・・。 上海電子台とかで昼間に放送しているドラマっぽかったっす。
オペラの女性は、古典だから何らかの形で抑圧されているわけなんだけれど、椿姫の方がよっぽど根性が座っていて、私は好きです。
これから年末に向け、「ドン・ジョバンニ」とか「ラ・ボエーム」とか上演が始まる。 でも帰るので見れない。
そろそろ時間も経つし、後遺症もなかったようなので、書いても心配されないと思う。 別の意味で心配されるかもしれないが。
実はジャバさん、こないだ日本に挨拶に来た時、京都でERに行ったのだ。 夜中にホテルの風呂場で滑って転んで頭を打って、ホテルの支配人が来て、車椅子に乗せられ、救急病院に行き、CT撮ったりした。 結果は異常なし。 さすが丈夫なケルティック。
先生に「特に問題はないですね」と言われ、 「え、じゃあ何が問題なんですか?」と聞き返す皇帝。
後日痣のある場所と、お風呂のインテリアを考察した結果、ほぼ垂直に近い角度で頭をタイルに強打していることがわかり、180くらいのジャバさんですから、170cmくらいの勢いで落下しているはずなんですねー・・・。 よく骨が割れなかった。 格闘技とかやったら良いんではないか。
たぶんその後ホテルの従業員会議とかで、議題になっていたと思う。 それで、対応の反省点とか出されていると思う。 反省点はあれだ。 ホテルの用意した車椅子に、ジャバさんが納まりきらなかったところだ。 あと、風呂場にひくタイルは、目地の細かいものにしましょうね。 掃除大変かもしれないけど。
あと一週間で帰国しやす。
近所の人の生態も、段々わかってきた。 片方の隣はハイウエイなので、今回は隣接している3軒の有様を観察してみた。
裏の家は植木屋さんを営んでいる。 二階のベランダから覗いていると、色んな木が育っているので面白い。 特にサボテン類が充実しており、カリフォルニアが砂漠であることを思い出させてくれる。 朝、5,6人の従業員さんがトラクターで植木を担いで出かけて、夕方ワラワラと帰ってくる。
隣の家はソーシャル何たらのボランティアをしており、よく老人や子供が集会を開いたり、お遊戯会をしている。 子供が多いせいか、ハロウィンに気合を入れていて、先月頭からすでに、オレンジのランタンに囲まれていた。 うちの前は袋小路で、車が来ないため、よくこの家の人たちは道にあふれ出して立ち話をしている。
向かいの家は、廃墟かと思っていたが、いつも家の前に駐車している廃車寸前のオープンカーが動いているところを目撃し、どうやらおじいさんが一人住んでいることがわかった。 しかし窓はボロボロだし、夜中にちょっとだけつく明かりは、蝋燭程度で、一体何をしている人なのか謎。 一年中ハロウィン仕様。
今まで居なかった新キャラ(キャラ?)ルームメイトのアジア人の実態が、段々明らかになってきた。
まずこの家でまじめにフルタイムで働いているのは彼だけで、朝誰よりも早く家を出て、夜誰よりも遅く帰ってくる。 朝はコーンフレークなどでスタイリッシュに済ませ、夜はうどんを茹でるかファーストフードという、栄養バランスは全く考えていない、実に男らしい食生活だ。
多くは語らないが、持ち物や愛用のコーヒーカップのプリントから、実はUCLAのエリート出身だということがわかる。 ちなみに、お勤め先は金融関係のインベストメント何とかの何とかで、難しすぎてよくわからない。 労働から得る収入はこの家一という噂だが、学生ローンと車のローンで首が回らない(と本人は言うが、そうでもないという噂も見逃せない)。
この家で最も若く、皇帝より4歳も年下だが、同時に最も老成している。 物静かなので、やかましいルームメイト達の聞き役。 舅の次くらいに筋力自慢なので、すすんで冷たいプールに飛び込んだりする。 モデルの次くらいに、食品を腐らせる。 ジャバさんの次くらいにゲームが得意。 余暇は趣味のギターをかき鳴らし、物静かなのにうるさい。
中国系なので、中国語ができるらしい。 あと、日本のアニメが好きなので、一般に使われない日本語をよく口走っている(「なにい!!」「ば、ばかな!」等)
ハンサムなのに、本人はどうでも良いと思っているようで、こないだ丸坊主にしてしまい、職場の女性に不評だったらしい。
舅の彼女はプロの料理人だ。 だから、台所用品のメンテナンスはお手の物。 しょっちゅう包丁とまな板を研いでいる。
でもガス台には興味がないらしく、荒れ放題に荒れていた。 皇帝は使った後拭くのだが、他の人が全く無関心なので、ガス台周りは無法地帯となっていたのだ。
たまりかねたので、「ガス台気になるんすけどー」とぼそっと言ったら、彼女はなんと、業務用っぽいたわしマシーンみたいのをどっかから持ってきた。 たわしのお化けみたいなのが、ガー!と回る。 それに、思いっきりケミカルっぽい薬をつけて、ガー!ガー!とガス台を擦り、見事にガス台の焦げ付きを落としてしまった。 ある意味プロの技だ。
でも家だからさ。 こまめに拭いてくれればそれで良いのです・・・。
前にこの家に住んでいた人が、金魚を捨てていった。 小さい冷蔵庫の上に、丸い金魚鉢とともに、体長7センチほどの尾の長い赤い金魚を、置いていってしまったのだ。 定期的に面倒を見ている人が居なかったので、皇帝が朝晩に餌をやっていた。(舅が、時々まとめて餌を投入していたらしい) するとどうでしょう。 皇帝が朝起きてくると、なんと金魚が寄ってくるではありませんか。 愛い奴よのう。
と思っていたが、ジャバさんに 「金魚鉢からだと、皇帝しか見えないんだよ」 と言われた。 そうか、皆背が高くて、金魚目に入らないもんね・・・。
キャンプとかバーベキューとか暖炉とか。 アメリカ人は何故に火を炊くイベントにファンタジーを持っているのでしょうか。
そんなわけで、辛く苦しいキャンプを、自ら買ってでもしてきたジャバさん。 色素が足りないので、顔が火傷状態のジャバさん。 メラニンの活躍によって、また一段と黒くなった皇帝。 楽しかったけど、毎食焼いた肉ばかりで、胃が疲れている。 もったり。
10月の第三週には日本に帰る予定。 でもって、兄貴の結婚を見届けるために、ジャバさんも最終週にはいる。 10月の最終といえば、実はハロウィンだ。 ハロウィンの準備に、どの家も3ヶ月前からテンパっているほど、大事なお祭らしい。 お盆ですね。 西洋お盆。
皇帝
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