皇帝の日記
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「メメント」という映画を見た。 事故により、10分毎に記憶をなくす男が、妻を殺した犯人に復習を誓う話なのだが。
すぐに忘れてしまうので、一貫して犯人を追うことができない。 なので、常にメモを取りながら、長い時間掛けて、犯人を探し出そうとするのだ。 その、メモを見ては、何のメモだか考え込み、そのメモのためのメモを見て、時に目的を見失いながら、とにかく日々生き抜き、雑務をこなす姿。 自分の記憶があいまいなために、周囲に容易に騙されながら、騙されてことすら忘れてゆく。 最終的に、目標を遂げられたのかどうだか、それさえも不明。
そう、それは皇帝の仕事の仕方に良く似ている。
よくできた映画なので、是非。
こんにちは。 20日付けで、輸出入全部担当することになっていた。 遅かれ早かれ、なんらかの無理が出るだろうな、と思ったが、予想より早めに無理が来た。 船の出荷準備が、飛行機の通関と重なって、船予約ができなかったのだ。 で、飛行機で材料を出荷することに。
もちろん金額的にかなりオーバーしたのだが、何せ私しか見ていないので、お咎めなし。 というか、誰もそのことに気がついていない。 ばーかばーか。
やはり辞めよう。 この会社。
実際会社がつぶれる時って、どうやってつぶれるのでしょうね。 朝礼とかで発表されるのだろうか。
まあ来月も5,6人辞めますが。 いつまでもつのかなあ、と、最後を見たい気持ちになってきた。
デザイナーの一人が、宗教にはまった。
それで、会社の壁にお札を貼りまくって、翌日に退職した。 怖くて誰も剥がせずにいたのだが、勇敢な若者が、それをある日剥がしたら、具合が悪くなった。
残りのお札は、怖いのでまだ貼りっぱなしです。
なんだこの会社。 ネタか。
こないだソウルに遊びに行ったとき。
ソウルの地下鉄というのは、便利なのだが、基本的に大江戸線に匹敵するくらい、深さがかなりある。 スーツケースを抱えたまま、階段で(エスカレーターは、何故か中途半端な距離しかない)上り下りするのは、かなり大変。
それで、帰国時に、市内から空港まで地下鉄を利用する際、エレベーターを探したのだが、なんとホームに直結のエレベーターの入り口が、改札の外にあるのだ。
改札を通らずに、ホームに出てしまう。 しかも、基本的にあまり駅員がいないので、どうしたら良いのか、聞くこともできない。 怖いので、父がスーツケースを抱えて、改札内の階段を利用。 空港の駅に到着。 エレベーターが目の前にあったので、そのまま乗り込んで、上昇すると、なんと改札の外側に出てきてしまった。
つまり、行きも帰りもエレベーターを利用したならば、切符の出番がないのだ。
・・・あれ?
JETR○のネット教育を受けている。
この講義では、架空の新入社員「田中君」が、先輩に貿易の手順を教えてもらいながら、仕事をマスターしていく過程を追うのである(設定は四月)。 田中君も先輩も、ミスター○ーナッツのキャラクターのように、ピュアな目をしたアニメである。 簡単な動画で、時々口と手が動きます。
田中君は、新入社員とは思えないほど、流暢に契約書を英語で書いたりして、受講者を驚かせる。 たとえ母国語だとしても、新入社員が4月にそんなビジネスレターを書くだろうか、というくらい立派な英文のカウンターオファーを出してきたりするのだ。 もしかしたら、田中君は中途採用かもしれない。
先輩は、貿易のノウハウを教えてくれるだけでなく、何日かにいっぺんくらい、「よし、田中君、飲みに行こうか」とか「今日はこの辺で良いぞ!」とか、激励してくれる。
劇仕立てなので、「三日後」とかいうナレーションが入ったりして、一分一秒も無駄にしたくないビジネスマンを、イラ出させるのだ。
4万円近くしますが、機会のある方は、是非。
さすがに、金曜日は胃痙攣だったので会社を休んでいた。
本日久々の出勤をしたら、やたらいろんな人がお見舞いに来てくれた。 普段見かけない、営業部長まで。 「お前、ちょっと見ないうちに痩せたな・・・・。俺の下だったら、こんなに苦労させないのに・・・。良質のたんぱく質を摂れよ・・・。」 別に、痩せたのは胃炎だったからです。 あと、胃炎なのでたんぱく質はあんま摂れません。
経理から、やたら高級なチョコレートとかもらった。 社長室で、ウィダインゼリーをもらった。
どれも胃炎では食べられないものばかり。
とりあえず、貿易課が絶滅危惧種だということだけが、わかっていただけたようである。
気管支炎の薬を飲み続けていたら、胃炎になった。 たった一人の輸入担当者が休んだら、どんなことになるのか、会社もほんのりわかったのではないかと、期待している。
さて、この5年間、使い続けているのに、まったく減らないクリームがある。 角質を取ってくれたりする保湿クリームで、寝る前に、足の踵に塗っているのだが、一向に減らない。
チューブに入っているので、一体中の容量が、どんな感じなのかは見ることができないのだが、チューブは常にパンパンの状態。
もしや、チューブの中に雑菌がはびこって、容量が増えているのでは。 ペットボトルのウーロン茶が、時々爆発するのと、同じ原因なのでは。
捨てよう。
こんにちは。 貿易課の大量テロ退社により、輸入部門責任者となった皇帝です(バカジャナイデスカ) 責任者などという優雅な名前とは裏腹に、なんせ一人なので、輸入のすべての業務を自分でやるのだ。(通関は乙仲さん)
自分でやったことの責任を、自分が取る。 もっとも正しい人間の姿が、ここにある。
社外の貿易業務講座を受けてたら、 「通常、これから説明する業務を、一人の人間が行うことは、ありえません」 と、前ふりから始まった。
ありえないことがある。 それもまた人生。
ところで、Google earthという無料配信ソフトをご存知だろうか。 世界中を、衛星写真で見れてしまう、地球鷲掴みおもちゃである。 それを使って、ロスで商品を買い付けたメーカーの住所を検索してみたら、野球場のど真ん中だった。
そして、銀行アカウントを聞いたら、教えてくれなかった。 本当に存在するのだろうか、この会社。
子猫が来た。 知り合いに猫の子ができたのだが、一週間ほど留守にするというので、一匹預かったのだ。 そんで、福とお見合いさせてみた。 あわよくば、そのまま養女にもらおうかと思っていたのだが。
自分の六分の一くらいの大きさの子猫に、びびりまくる福。
アメショーっぽいミックスで、相当かわいいけれど、飼うのは断念。 飼い主に変換決定。ふう。
しかし、猫ってなんで教えてもいないのに、猫砂トイレで勝手にちっちするのでしょう。 不思議。
韓国旅行は、ソウルだった。 マイルがたまっていたので、原油高で10月から何とか料が値上がる直前に行ってきたのだ。
アメリカ留学中の同級生などに再会する時間が取れたのが、良かった。
ところで、皇帝は彼女らと再会するたびに、風邪を引いている。 「島の子は弱いのう」とか言われている。
年間風邪日率を考えると、大体風邪引いている。 島唄。
風邪をひくと、必ず気管支炎になるのは何故なのか。
こないだから異動したフロアで、皆から嫌われてる経理が 「ちょっと皇帝さん、風邪引いて会社来ないでくれる?うつるじゃない」 と言っていた。 何故嫌われているのか、なんとなくわかった。
皇帝
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