皇帝の日記
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そんなわけで、卒業。 成人式の時買ってもらった着物に、袴をレンタルして、写真を撮ったりした。 髪の毛は、自分の会社のアクセサリー部門で買ってきた、和装小物で。
同級生は全くいないが、院に行った人とかが丁度卒業時期が一致するので、たまたま会えたりした。 六年間唯一お世話になり続けていた、中国語の先生などに挨拶しに行ったり。 それなりに忙しく過ごすことができた。
いつの間にか、学部に変なイメージキャラクターとかができていて、その着ぐるみが会場をうろうろしていた。
普段ちっとも学生が来ない学校だが、愛校心だけ妙に熱いので、校歌を全員腕を振りながら熱唱した。 校歌、覚えてない。 口ぱくの皇帝。 さびの部分だけ元気になる。
学位記(卒業証書)がちゃんと発行されてて、安心した。 だが皇帝の一個前に並んでた人、学位記が発行されてなかったのだが・・・。 あの人、卒業できないんだろうか。 他人事ながら、ちょっと心配。
学生生活は、というか、途中から学生なのかなんなのかわからなくなるような奔放な生活は、できる範囲内最高に満喫したと思っている。 移動距離だけ考えても、まっすぐに伸ばしたら、地球を七周り半位できるかもしれないのだ。 旅することで、色々学んだ。 皇帝はもともとあんまり頭の柔らかいほうでは無いとが、それでもちょっとは臨機応変に動けるようになったんじゃないかと思う。 柔軟な姿勢は、楽しく生きるうえで、非常に重要。 プラス、何か考え出せる力が備わればなあ、と思いながら、社会人になります。
オフ知り合いの皆様、長らくご心配をおかけしましたが、無事に会社人になるですよ。 誰だ、絶対会社勤めできないと予言してたのはー。 これからも、4649〜。
ところで明日は5:00起きで出社だ。 本当に社会人の生活に対応できるのか、どうなんだろうか。
卒業式なのだ。 袴をレンタルして、写真を取るのだ。 念願の卒業だ。 わー。
と、無理にテンションを上げてみる。 実は知り合いがほとんどいないので、ちょっと心細い卒業式。 雨が降らないように祈りつつ。
仕事が休めてラッキー。
目が痒いような。
スペイン篇、2個更新。
仕事で浅草付近に行った。 人形焼を買ったり、旅行を満喫したが、ここに配属されたら毎日旅行しなきゃならないのだ。 だって、横浜からだと本当にちょっとした旅行くらいあるでしょう。 せんべい屋とかあった。 明日買おう。
研修期間中なので、工場や職人さんの仕事場に行って、全工程を勉強中。 こないだ革職人のところで、作業させてもらったら、すごくうまく仕上がった。 就職先を間違えているかもしれない。 後継者不足の職人に弟子入りするのが、私の使命だったのではないか。
天命を聞く。
東京中を、仕事でうろうろした。 そしたら、変な看板がけっこう目に付いた。 「ゴミのふるさとゴミ箱」とか。 「人の悪口は一生の傷」とか。 意味はわかるが、素直に首を縦にふりかねる。
あと、「ふくの幸中」さんとおっしゃる人が選挙運動をしていた。 すごく幸せな人を想像した。
ちょっと太った感じの。
ヨーロッパ篇、地道に増やしてます。 地道に、つまりあんまりスピーディではないわけです。
無いようにも感じる。 学校行ってる時から一人時差だったものだから、朝起きるために、物凄い気合をいれて夜寝なければならない。 しかも、夜中に目が覚める。
うーん。
頑張って眠る。 愉快なようで、けして愉快ではない。 夢野久作のドグラマグラを読めば、3秒で眠れるが。
ヨーロッパを早く書きたい、と思いながら、努力して眠ります。 お休みなさい。
2005年03月09日(水) |
ヨーロッパ編はさておき |
ヨーロッパ編は、日付を遡ってUPしていきますので、それとは別に、現在の日記も同時に書いてみたりする。 時々後ろの方を見ると、ヨーロッパも更新されている仕組み。
さて、実は昨日から会社が始まっている。 気の早いことだが、それが方針ならば甘んじで受けよう。 お金ももらえるし。 というか、会社のために帰国したのだ。
前、職業記入欄に「会社人」と書いている人がいた。 たぶん「社会人」と書きたかったんだろうと思うが、それ以来面白いなーと思って使っている。 「会社人」 どれだけ仕事が好きなんだ、と思わせるネーミング。
よしんば「社会人」であったとしても、それは職業名ではないし。
本日は自由行動の日。 パリの街を堪能だー。 だがテンションはそれほど上がらない。 なぜなら、すでにフランスに三日間居たわけだが、 一日目は人糞の山盛り。 二日目はエレベーターで横入りされた上に蹴りだされ。 三日目はタクシー代をぼられたのだ。 四日目も、何かあるはずだ。 なければならない。 びくびく。
まず、お決まりのルーブル美術館へ。 全美術館、制覇に向けて。 ルーブルすばらしい。 モナリザに向かって、モラルのないフランス人が、がんがんフラッシュたいてるが、モラルのない監視員は黙認。 なんだかなんだかな。 見たかった絵は、今上野にあると言われてしまった。 うーん。 まあ、ラファエロとか、ルネッサンスの作品だけでなく、オリエントから略奪した数々の芸術品や、ハンムラビ法典なんかもある。 エジプトの書記官の像を見たかったので、見た。 すてきだ。 ニケも見た。 すばらしいね。
さて、地下鉄を駆使し、近代美術館へ。 マティスとかある。 いいね。 フランス美術館最高だ。 近代美術は、理解しがたい作品も有るが、皇帝は描こうとしている対象物が、何であるかわかる程度の近代ぶりは好きだ。 点とか線の絵は嫌いだ。 針金とか。
で、近代美術館付近でお買い物をして、ぶらぶらして、シャンゼリゼへ地下鉄で行く。 ずっと雪だ。 ちょっと積もっている。
夕方、シャンゼリゼでお買い物。 ナフナフでセーターを購入。 まあなんとなくお洒落。 と、うきうきしていると、12,3歳の子供たちが、わらわらと10人前後集まってきた。 両手に、抱えきれないほどの雪玉を持っている。 で、あれよあれよという間に、がんがん投げてきた。 めちゃんこ痛い! マジ死ぬと思ったが、見ている人々、誰も助けたりしない。 シャンゼリゼですぜ? 大通りなのに。 ぎょえー、と思って、とりあえず傘で雪玉を避けたり、子供を小突いたりしていたが、仕舞に顔面を拳固で殴られた。
ブチ。
皇帝切れる。 一通り、子供たちの襲撃がやんだ頃、目の前の公衆電話から、警察に電話。 そうしている間に、別の日本人女の子二人組みも襲われた。 明らかに日本人を狙っている。 警察に、一通り報告して、すぐにパトカーを出して欲しい、というと 「英語わからないから、ごめんけど」 と英語で言われる。 ムッキー! あげく 「あなた今、シャンゼリゼにいるんでしょ?だったらシャンゼリゼの交番に行ったら?」 と、英語で言ってから、フランス語でベラベラベラっと住所を述べた。 殺すぞコラ。 と怒りに満ちる皇帝。 仕方なく受話器を置くと、襲われた女の子たちは、傘を折られた模様。 皇帝の傘も、ふと見れば折れている。
では、と、目の前のメルセデスベンツの支店に飛び込んで、助けを呼ぶが、こちらもかかわりたくないというオーラをびんびん出している。 くっそー。
むっきー!!!!!!!!!
と怒り覚めやらぬ状態で、ホテルに撤収。 部屋に帰ってから、買ってきたナフナフのセーターを見たら、なんと万引き防止タグがついたまま! なにー!!!!? そういえば、なんとなくレジの兄ちゃん、金払うときにやりとしやがった。 マジかよーよーよーよー。 日本にナフナフ支店ねえよー。 つうか、これ無理にとると、インク飛び出るタイプだよー。 きー。 (そして、いまだに着れないセーター持ってます)
他にも、ルイビトンで靴を買ったら、右と右が入っていただとか、そもそも箱の中が空だっただとか、日本人買い物客に対するフランス人の惨い仕打ちは、筆舌に尽くしがたい。 もう二度とフランス市場に金は落とすまい。 フランスブランドもできるだけ買わない。
フランスの美術館を、全部日本が買い取って、それからパリを破壊したいと思った。 神様、初めて国を憎いと思いました。
寝る前に、ツアーの子達とゲームをして、朝方眠った。 これで飛行機の中で爆睡できる。
2005年03月03日(木) |
ドイツ・マンハイム→フランス・パリ |
最初に言っておきましょう。 これまでの、楽しげな皇帝の旅が一転して、このパリ篇(二日間)で、暗雲立ち込める悲劇になるのです。 パリが好きだとか、フランスが好きだとか言う人は、悪いことは言わないから、この二日間は回避したほうが良いでしょう。 あと、楽しげな皇帝が好きだという人も、回避の方向で。
そう、天国のようなドイツを、離れなければならない時がきた。 風邪も大分悪化しているが、ともかく、ドイツマンハイム発、パリ行きの長距離電車に乗る。 ハリーポッターのような、ヨーロッパの国際列車。 乗り込んでから、ずっと風邪のため眠りこける。 ぐーぐー。
パリに着くと、なんとマイナス2度! 暖かい!!!(どっから来たんだ) 顔が痛くない気温に感動しながら、吹雪のパリをバスから観光。 トロカデロ広場や、ノートルダム寺院、コンコルド広場、凱旋門、シャンゼリゼを外側からながめ、オペラ座近くの三越さんに下ろされる。 とりあえず、パリ駅でぶっ壊れたスーツケースの替えを買って、(そしてあとで保険金を請求したら、断られたりした。そして、交渉したら払ってくれた)オペラ座を見に行く。 しかし、オペラ座内はリハーサル中で、観ることはできなかった。 贅を凝らしまくったオペラ座の、天井画はシャガール。 とりあえず、家族に葉書でもだそうかと、ポストカードを買ったら、なんと2ユーロ!(300円弱)ひーえー。 さすがフランス。 ユーロ一の物価。 うううう。 ついでにデパートに行って、なんとなく買い物して、さらに物価の高さを確認。 スペインでもっと買い物しておけばよかった・・・。 ひえー。
ホテルに戻されてから、さて、意気揚々とオルセー美術館に。 閉館時間が遅いのがよい。 フランスでよいのは、美術館だけ。 オルセーの印象派中心のコレクション。 今話題の、ゴッホだって豊富だ。 すーばーらーしー。 それにしても広いし、やたら作品が多い。 チャラチャラしたフランスの男が、一緒に写真を撮ろう撮ろうと言うので、ものすごい変な顔をして、カメラに収まっておいた。 失敬なやつだ。
閉館まで堪能したら、キャバレーへゴー。 パリのキャバレーです。 奥さん。 ムーランルージュみたいな、洗練されたの。 もちろんお値段も超ソティフィスケイト。 学生特別料金が存在する、クライジーホースを選択。 行ってみると、ヌードのお姉さんたちが、歌って踊って、大変なことになっている。 もちろん学生、立見席を頼んだのだが、すいていたので、ウエイターのおじさんがこっそり席に通してくれた。 女の子二人組みだからだろうか。 後ろで、日本人の男の子たちが、立ち見していた。 ワンドリンクで、かなり楽しめる。 観客席の男女も、一筋縄ではいかなそうなカップルが多く、人間模様も気になるところ。 胸は皆様控えめだが、やはり注目は尻の美しさ。 ヨーロッパ人、尻にこだわる。
で、会場を出ると、タクシーが客引きしている。 なんかあやしーのだ。 いかにも、ぼります、という顔をしている。 ハルちゃんも皇帝も、中国帰り。 もちろんボリタクシーには敏感。 次々に提示される値段に、いちいち怒り爆発させて、正規金額に一番近そうなのに乗る。 それにしても、ボリ屋が堂々としているのに、ムカー!
あ、夜飯は美味かったです。
2005年03月02日(水) |
ドイツ・ロマンチック街道2 |
午前中は、ローテンベルクを探索。 小さな町だが、観光で食べているので、クリスマスグッズ専門店やら、おもちゃ屋やら、人形博物館やらがある。 日本人に人気の観光スポットなので、日本語の表示もけっこう見られる。
街の城壁を外側から観察したりした。 うーん雪しか見えない。
名物の、なんか甘い小麦粉の塊(赤子の頭大)のお菓子を食べた。 苦しかった。 お昼は、美味しい美味しいドイツの「皇帝パン」を、ホテルの朝食から失敬し、美味しいウインナーをはさんだのを食べる。 只でとっておいて文句は言いたくないけど、イタリアのパンは本当に紙だった・・・。
12時に、街の中心の教会で、からくり時計が動くというから、見に行く。 沢山の日本人が沸いて出てきて、からくり時計を見守る。 すると、小さな窓が開いて、人形が顔を出した。 それだけ。 うわー。
その後、ハイデルベルクへバスでえんやこら行く。 ハイデルベルクは、得にすることが無く、買い物。 スーパーで夕食を買う。 風邪が大分ひどい。
早めにノン・アルコールで寝る。
2005年03月01日(火) |
ドイツ・ロマンチック街道1 |
そのようなわけで、ドイツ。 ドイツはすばらしい。 今回の旅で、ドイツ大好きになった皇帝。 だがドイツは寒い。 シベリア寒気団の影響で、更に寒い。 ホテルの窓に、腕くらいのツララができるほど寒い。 ビールを窓の外に出しておくだけで、キンキンに冷えてくれるのでありがたいが。
バスでドイツ、ロマンチック街道を行く。 をー観光っぽい!!
ミュンヘンからフュッセンへ。 かのウォルトがほれ込み、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにまでなった、ノイシュバンタイン城を見学。 できるのだが、そこまで山を登らなければならない。 大したこと無い山なのだが、雪山なので苦労する。 城も雪に覆われ、自慢の白壁がより白く、青い屋根が栄えております。 ある意味ではうつくしー。
中に入ると、日本語音声ガイドが、スピーカーから流れてくるではないか。 ますますアトラクションっぽい。 おそらく、母か父のどちらかが日本語話者と思われる人がテープを作ったのだろう。 発音は完璧に近いが、単語を良く間違える音声ガイドだった。 洗面器を「せめんき」 洗面台を「せめんだい」 城の紋章を「ワッペン」 とおっしゃいました。 はい。
ドイツ誇る色鉛筆をなんとなく買って、バスに帰る。 ローテンベルクに到着。 おもちゃのようなかわいらしいお店や、家が並んだ、城壁に囲まれた小さな町。 御伽噺のようよ。 雪に埋もれてるし。 夕方で、もう店は閉まってきていたが、テディベア屋さんが開いていたので、入る。 熊を二つ、親戚の子に買う。 かわいいが、ベア高いのだ。 安いおもちゃもあるが、本格的なベアは、5,6万平気でする。 こんな小さな町で、そんな高級なベア・・。
ちょっと歩くと、すぐに街の終わりまで歩いてしまう。 中心の教会までハルちゃんと歩いていって、ホテルに引き返してくる。 ホテルの一回で、ツアーの子達と宴会の予定だからだ。 大分人数も減ってきたし、顔と名前も一致してきたので、ウインナーとワインを囲んで談笑。
白ワインの、フランケンワインが、うまいのだ! ウインナー最高。 ビール死ぬほど美味。 しかもイタリアと違ってテーブルチャージ料とられないし。 くー。 ドイツ最高。
食い物に釣られる女と言うが良いさ。 食は幸せの基本だからさ。
あと、ドイツのパンはうまし。 外カリカリ、中は風味抜群。 あー幸せ。
皇帝
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