皇帝の日記
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写真の予約をした。 写真と言うのは、中国人が好んでとるアイドル写真のようなもので、もう一人の日本人留学生とともに申し込みに行った。 一度やってみたかったのだ。 試験の後にとりにいく。 今パックをして肌を整えている。
試験の準備より入念だ。
ヒアリングの試験で97点を取った。 めったにないことなので記念に書き留めておこう。
こないだ銀行に行ってみたら、奨学金がまだ振り込まれていなかった。 なんとなくせっかく銀行に来たからと、日本のマスターカードを入れてみたら、なんと中国円の現金が出てきた。 まさか出てくるとは思わなかったので、500元もだしてしまいました。 すいません。 これで中国の国家認定試験を5月12日に受けます。 いいですか? おどおど。
受かりました。漢字文化万歳。 というか、漢字圏外だったら絶対に受からなかったと思われる。
雨の日に市場に買い物に行ったら、鶉(うずら)を売ってるおばちゃんが手を滑らせて鶉を満載した籠をひっくり返してしまった。 鶉達は三々五々に散ってゆき、慌てて追いかけるおばさん。 傘を使って追い込みに協力する通りすがりの人たち。 雨の日の一幕。
しかしそのとき買ったレタス、皮をむくほどにだんだんキャベツになってゆき、最後にはすっかりキャベツになってしまった。 キャベツだったのかな。 でもレタス買ったんだけど。
中国には学校統一練習簿と言うものがある。学生向けの安い練習帳であるが、これが安すぎてぺらぺらのなんともいえない紙で出来ているのだが、そのせいで大変軽く、持ち運びに便利なので、皇帝は宿題用にそのノートを愛用しているのだ。
ところで皇帝の使っているのは「上海市学校統一練習簿」と言う奴だが、この背表紙に書いてある言葉、日本語に訳してみると、
「二つのしなければならないこと」 1、本を読んだり書いたりするときは姿勢を正しくし、眼と本の距離を一尺保持する 2、連続して一時間本を読んだら少し休むか、遠くの方を少々見つめる
「二つのしてはいけないこと」 1、暗い場所や直射日光の下で本を読んだり字を書いてはいけない 2、寝ながら、もしくは移動中の車で本を読んではいけない
「四つの勤め」 1、よく手を洗い、爪を切る 2、よく髪を洗う 3、よく服を洗う 4、よく歯を磨く
「四つの禁止」 1、生水を飲まない 2、不潔なものを食べない 3、地面にタンを吐かない 4、果物の皮や紙くずをその辺に捨てない
今日コンビニで他のノートを見てみたが、大抵の物に同じことがかかれている。 日本語訳ではうまく出来ないが、きちんと韻がふまれている、是非守っていただきたい素晴らしい標語だと思う。 お店のおばちゃんの話だと、物心ついた時からずっとこの標語に触れてきたというのだ。 国家を挙げて普及させようとしているのが伝わってくる気迫だ。
でも誰も守っていない。
中国では女の子の後頭部は平らな方が美しいとされているらしい。 母親は女の子が生まれると、特別の枕を作って、努めて頭の後ろを平たくするそうな。
日本でいうと絶壁頭である。
さて、知る人ぞ知る、皇帝の後頭部は見事な平らである。 不細工な人が何とか島の原住民にモテまくりだったとか、そんな気分だ。
めざせ後頭部美人。
ピザ帽子に行ったのだが、ウエイトレスにジュースをかけられ、洗ってくるから、とピザ帽子のユニフォームを着せられて待つこと二十分。 おそらく洗った後に急いでアイロンで乾かそうとしたのでしょう。
焦げました。
言い争うこと更に一時間強、ついに日本円で二千五百円ほどバックさせていただきました。 ええ。 もう中国初心者ではないですから。 負けません。
しかしこのGAPのジーンズ、お気に入りで、しかもアメリカで買ったので裾治しに10ドルもかかったシロモノ。 二千五百円ではないんですが・・・。
とりあえずこのお金でコンバースの靴を買おうと画策中。
少しの間旅話をしていて今現在何が起こっているか書かなかったが、その間にさまざまなことがあった。 何からお話してよいことやら・・・。
犬の飼い主達がウサギを買ってきた。 犬がいるのにまずいのでは・・・と思ったいたら、案の定次の日にはもりもり食われていた。 獣は所詮獣だと思った。
皇帝愛車(愛してない)の自転車タイヤ、ジリジリと空気が抜けては足しに行き、ゆっくりと点を取られていくピッチャーの様に替え時を逃しつづけていたが、ついに先日80キロほどあるアメリカ人に乗られ、完膚なきまでにパンクしたので総取り替えとなった。 200元で買った自転車に20元の修理代。
籠も取れそうだ。
西安ではやはり兵馬桶に行ったことを挙げなければならないだろうか。
あれは嘘ですよ。
絶対に。 なんか中国政府が観光地開発のために作ったに決まってる。 「全部発掘するまでにあと百年くらいかかる」 とかいうのも絶対嘘。 「全部作るまでにあと百年くらいかかる」 ってことだぜ。絶対。
だって売ってるもん。 外で。 実物と寸分たがわないものが。
しかも首とかにモップさされてる。 物置同様。
工場とか有るし。
発掘している人なんかゴミ捨ての人も合わせて五人しかいないし。
延安ではうっかり革命歌のVCDを買ってしまった。 しかも二枚組。
風邪ひいてるので寝ます。 旅行行った人は半分くらい風邪ひいてます。
延安の目抜き通りは駄菓子屋のような店がそこはかとなく並びける両端に、山肌がググッと迫った感じの短い舗装もそこそこの小さな道。
革命軍根拠地も洞穴の中。
土産物屋は全て革命軍歌のCD、DVD、VCD。 その他は干しぶどう、干しプルーン、干し杏。 さらに毛沢東バッチ、本、演説テープ、置物、写真集。 ついでに赤い旗。
解放軍の衣装を着て写真の取れるコーナーもあったのでバッチリ取った。 あー。 赤い街だった。
続く
西安に行って来た。 それはともかくバスに乗って延安に連行された。
バスで七時間である。
しかも舗装もそこそこの超危険イロハ坂(柵無し)。 なんだかお尻が痛いんですけど尻尾の骨にひびが入ったかも知れない。 病院に行こう。
西安のことはまた今度書くとして、延安はあなた・・・田舎でした。
三ツ星ホテルは存在はするが高級官僚向けで一般人は泊まれず、二つ星のホテルは改装中。なんだか不思議なホテルに泊まりました。
延安は伝統的に山に穴を掘って洞穴に暮らすので、一般の人々は今でも穴の中に住んでいる。 すんでる人に聞いたら、夏は涼しく冬は暖かいのだそうな。
延安の総外国人人口は一人か二人。
中国の田舎ってもう・・・田舎。
噂では愛国心あふれる先生達のたっての希望によりこの延安行きが決定したのだそうな。 延安は革命軍の根拠地だった。 何もないから根拠地になったんだな。
続きます。
自分誕生。
お父上電話で曰く、 「誕生日だから特別にカードで五百元まで使っていいぞう。 お父さんへのお土産に」
そんでは西安に行って来ます。
ことになったので行って来ます。 学校の集団旅行なんで、エントリーしないともったいないのでした。
西安は黄砂が吹き荒れているそうなので、サングラスを買いに近所の眼鏡屋に行った。気に入ったメガネの幅が狭かったので広げてもらっていると、ミシミシという音のすぐ後に続けて、バシッといってメガネが折れました。 ああ、折れたとも。 そいで、新品入荷が明日になるので、もう一度行かなければならない。
近所の安い床屋でストレートパーマをかけたら、下のほうが痛んだので少し切った。 その位ですんだと言わなければなるまい。 なぜなら、同じく近所で安く上げた日本人二人が、そろいもそろってチリチリぐしゃぐしゃ頭にされて帰ってきたのだから。 恐るべき中国。 次回はやはり高くても伊勢丹に行くか。
蕁麻疹は波が去った。
出てる出てる。痒い痒い。 でも何が原因かわからない。 ナンデショウ。
出る直前に口にしたものは牛乳。
痒いので寝ますが・・・。
皇帝
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