凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2009年10月23日(金)

夫は日付が変わってからでないと帰ってこない。
連日終電らしい。
とりあえず、一時くらいまでは私もダラダラ起きてたりするけれど、それ以降になるともう無理なので寝る。
別に起きて待ってて、なんて言われてもいないし、仕事で遅いんだかそれ以外で遅いんだかわからないし。
食事もそれなりに用意して置いておくけれど、翌朝そのまま冷蔵庫に入ってたりするし。
まぁ当然か。食べるより寝たいだろうしね。
ってか、夜中だし、食べないほうが健康上はいいんだろうしね。
でもだからといって食事を用意しないでおくのもあんまりかなと思うので、食べたかったらどうぞ、的な軽いものをレンジでチンするだけの状態にしておいている。
食事、必要ないんだったらそう一言言えばいいのに。

でも今の会社に再就職してから連日この帰宅時間って。
休日も呼び出しがあれば仕事だし。
いかに前の会社が楽だったか。
なんて、思うのは本人であって、私ではない。
思っても、独断で離職して、再就職した夫には、今の会社への不満なんか私に言えるわけない。

私に言える事は、過労死だけはしないでくれって事かな。
そう言っても「俺が死ぬと保険でローンが全部払い終われるよ」と言われただけだったけど。


2009年10月22日(木)

今日のワイドショーは南田洋子さんの話題一色。

私はこの夫婦の介護番組を見てはいないのだけれど、あちこちで見る断片的な情報で、あんなに知的で聡明だった女優さんが、こんな風になったのか、と老いる事の大変さをしみじみ感じた。
老いってすべての人に残酷なほど平等に訪れるものなんだなぁと。

でも、この介護する夫側の一方的な世間への現状アピールを、彼女はどう感じてたんだろう?
あんなに綺麗な女優さんが、こんなになった、というのを、彼女は世間の目にさらしたかったんだろうか?
綺麗なままの姿で記憶にとどめておいて欲しかったんじゃ。

この旦那さんがどうも私は苦手なタイプ。
感情的に自分に酔って話すのが、役者さんが役になりきってる印象を受けて、なんだか空々しい。

でも、奥さんは、こんな男性だと、理解してたんだなぁと。
旦那さんが、奥さんの、まさしく老醜を晒す、のも、カメラの前だとかつての奥さんが戻ってくるかも、という期待もあったのかな。
こういう人達は、世間に見られることによって自分を保てるのかも。
そう考えると、あの介護アピールも、わからないでもないかも。

いずれにせよ。
この年齢まで、最後まで、夫婦であり続けたのは偉いよなぁと。
仮面おしどり夫婦とか、色んな事もあったらしいけど、結局人生トータルでみたら、最後のこの介護で、夫は妻へすべての罪滅ぼしをしたし、妻は、いままでかけられた苦労や迷惑を、全部夫へ返して先に行ったわけだし。

結婚生活って今辛い事や苦しい事、楽しい事が、10年後も同じか、20年後も同じか、というと、どんどん違ってくるわけで。
私は現在子育て専業主婦状態で鬱々とした日々なわけだけど、これが五年後には血圧で倒れて半身麻痺で杖突いて歩いているかもしれないし、その前に夫が過労死するかもしれないし。
10年後には二十歳のアイが結婚してたりする事もあるかもしれないし。
予測なんてつくはずない。
だから、こうやって鬱々とここに愚痴をぶちまけながらも、少しづつ変わっていくであろう家族と夫婦の形を継続させているわけで。

これを、耐え切れない、と別れるも人生。
私は人生は最後に帳尻あわせがちゃんとあると思っているので、とりあえず、子どもが成人するまではこの仮面夫婦状態を継続させるつもり。

いずれにせよ、最後まで添い遂げたご夫婦は素晴らしいと思う。
ご冥福をお祈りします。



2009年10月21日(水)

ショッピングモールでバーゲンをやっていたので、週末、一家で行った。

夫はパソコン以外のものすべてに無頓着で、衣類なんぞもまったくこだわりがない。
ほおっておくと穴のあいた肌着だの、袖の擦り切れたシャツだのを平気で着て出社する。
かといって、私が買っても、夫の気に入るものは選べないので、着ないまま。
身なりにこだわらないくせに、人が選ぶものには注文が細かい。
だったら自分で買いに行けばいいが、夫が自分で買い物に行くのはPCショップとコンビに以外ないので、結局私が無理やりお店に連れて行って、夫が自分で気に入るものを選ばせる、という形になる。

以前、あまりにあんまりな服、金ボタンのダブルの紺の背広に、ユニクロのオフホワイトの綿パンという格好で出勤していたので、それはあんまりだろう、せめて格安紳士服店の吊るしのでもいいから、普通のスーツを着ようよ、と紳士服店に連れて行って、無難な背広を選ばせたら、店員さんに「別に要らないんだけど、女房がこれを買えっていうものだから」と、憮然とした様子で自分の意思で買い物するんじゃない事をアピールしていた。

なんかもうその一言で、この人の為に良かれと思ってやってるのに、こんなに嫌がられるんだったらもうほおっておいて、好きにさせておこうと思った。

夫と夫婦としての年を重ねるごとに、夫に対してひとつ、またひとつ、と糸が切れていく感じ。


ショッピングセンターでの服も、特に夫が気に入るものがなく、何より夫が着れるサイズがSALE品には存在しなかった。
そっか、SALE品ってL以上のサイズは少ないか皆無なんだ。
結局夫はユニクロでシャツと肌着を買っただけ。



そのぶん、アイの服をあれこれ選んだ。
去年の服はサイズが140でもう袖や丈がつんつるてん。
サイズ150を買い揃えないといけない。
でも子供服でサイズ150って数が少ない。
家で、試しに私の小さ目デザインのカットソーを着せてみたら、サイズ的には大丈夫だった。
じゃぁこれは、これは、と次々に着せてみたら、やっぱり胸元があまる事が判明(笑
そっかー子供服の150と大人服のMの違いは胸のサイズなのねーと納得。
袖や着丈はぴったりなのに、胸元はぶかぶか。可愛くて笑えた。

Right-onでアイの気に入ったチュニックパーカーがあったので購入。
なかなか可愛い。
スリムなママさんならもう充分服を共有できる年齢なんだなぁ。
でも私はちょいデブだし歳だし、子供服はいくらなんでも無理だよなぁ。
そう思いつつも、自分の服を見るとき「これ、アイも着れるかも」とちょっと考えるようになってきて、ちょっと楽しい。
これから服選びはこの楽しみがついてくるわけか。

アイの服を選ぶと、自分の服の購入意欲がもう満たされた気分になって、結局私は何も買わなかった。
女の子の親ってそんなもんなのかも。


2009年10月18日(日)

パソコンの調子がずっと悪くてネットが出来なかったのですが、やっと夫が重い腰を上げて、掃除したりなんだりチェックしてくれたら、あっさり直りました。
再インストールする事になる、と言ってたのはなんだったんだ、みたいな。

この程度の事なら自分でされる女性もたくさんいらっしゃるでしょうけど、うちはパソコン関係だけが唯一夫が活躍できる場所、というか、唯一夫が自信をもってやれる居場所なので、私は一切関知しないようにしています。
パソコン関係でまで夫の手が必要じゃなくなったら、あとはどこで夫を頼ればいいのか、という話になるので。
いや、もちろん、経済面で夫がいないと家庭は成り立たないわけではあるのですが。
「お母さんはわからないからお父さんに聞きなさい」と子ども達に対して夫を立てる場所が無くなるのです。
それでなくても家庭内の決定権はすべて私にあるといっても過言ではない状態なので。

別に、私が仕切らないと気がすまないわけではなくて、夫が何も仕切らない、決めない、考えないだけで、仕方なく私が動くしかないわけなのです。
休日の過ごし方から子ども達の行事だのなんだのから。
夫は何も自分で決められないので、すべて私に「どうする?どうしたらいい?どうなってるの?」と聞いてきます。

些細な事。たとえば「近所に新しくできたラーメン屋に食べに行って見ない?」なんて事すら、夫から提案されるという事はありません。
「今日、●●したいから、午後からあそこ行かない?」とか、そんな普通の言葉は夫からまったく出てきません。
夫の世界は、彼の中でのみ広がって、完結しているので、その世界から他人に対して何かを発するという事は断固有り得ない事なのです。

自然、私も、自分の世界で、自分の価値観で、動いていくしかないわけですが、私の世界は子ども達が中心なので、子どもの世界を私が一人で動かしていかなければいけない。
夫婦って他人が互いに刺激し会って影響しあって育っていく感じなんじゃないかと思うのですが、夫の世界は外界とまったく接しないで、他人と交わる事を必要としない彼一人の自己満足の世界なので。

夫と結婚して、こんなに孤独な気分で過ごす事になるとは、夢にも思いませんでした。
相手から何も発してもらえない。
すべて自分が動かしていい。
そういうと、気楽で良いような気もしますが、すべての判断と責任を押し付けられていて、後でダメだったとき「やっぱりなぁそうじゃないかと思ったんだ」とそれみたことかみたいに言われるのがまた辛い。
どうしてそう思ったのなら、その時そう言わないのか。
よしんば言ったとしても、夫は「こうだと思うけど…」とつぶやくだけで、結局私の言うとおりに動くのです。
「こうだと思うからこうしよう」と決めて引っ張って行く勇気が夫には無いのです。

でも仕方ない。
こんな夫と結婚した自分が、人を見る目がなかった馬鹿だったんだ、と自分に言い聞かせて、今日もなんとかやり過ごしています。

だから、パソコンは、私は一切、インストールすらも自分ではやらないようにしているのです。
唯一、夫に責任を押し付けられる場所だから。





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