凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2009年06月01日(月)

水にひたしていたもち米をざるにあげようとしたら、どういうわけか金ざるが見当たらなかった。
昨日素麺をあげた時に使った竹ざるが手元にあったので、仕方ない、とそれに米をうつして水を切った。
その作業をしていたら、突然泣きたくなった。

なんだろう。この、竹ざるに乗った米粒。
これは見た事がある。いつ?

おそらく、子供の頃、家で餅つきをする時の記憶なのでは。
うちに大きな竹ざるがあった。
それにバケツで洗ったもち米を山ほどあげて水切りをしていたような。
わからない。
家で餅つきしていたのなんか私が小学校低学年くらいまでだったと思うし。
でも、竹ざるの上の米粒、という状況は多分、餅つきなんだろう。
何故、餅つきを思い出して泣きたくなるのか?
そもそも、餅つきを思い出したから泣きたくなったのか?

私は三歳の時の餅つきで大火傷をおった。
その時の、火傷の記憶なんだろうか?
だとしたら、泣きたくなるというより、言いようのない恐怖感にかられるんじゃないかと思うんだけど。

なんだろう。
なぜ、私は「竹ざるの上の米粒」を見て、たまらなく泣きたくなるんだろう。
私の中の、記憶に残らない子供の頃に心に刻み込まれたその時の感情。
誰にもわからない。私にもわからない。
ただ、もう竹ざるで米の水切りはしないでおこう、とだけ思う自分がいるのはわかる。


子供の頃、私は何を思って何を感じて生きていたというんだろう。


私の子ども達には、「なぜかわからないけれど、見ていたら幸せな気分になる」という思いに満ちた人に育って欲しいけれど。
私は今のところそれを実践できているんだろうか。





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