凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年08月31日(木)

いやはや、やっと夏休み最終日です。
もう限界です。
この一ヶ月で間違いなくアイは僻み癖のある根の暗い子に育ってしまったようです。
だって私と一緒に過ごすんだモノ。楽しいはずないサ。

「おかあさんは私の事どうしようもない子だって思ってるでしょう?」なんて泣きながら聞かれるし。
あぁそうかもね。なんていうわけもいかず。

「どうしようもないなんて思っていないよ。ただ、どうしてなんでも悪い方にばっかり考えるのか、それが分からないとは思っている。」

この一ヶ月でアイの欠点ばかり発見した気がする。
きれやすい。忍耐力が無い。
人にいたずらするくせに、同じ事をされると怒るとか、すぐ弱音を吐くとか、集中力がないとか。
協調性がなくマイペースなのは小さな頃からだったけれど、それにくわえて性格が悪くなっているような気がする。
私が甘やかしすぎたってとこなのかな。
誉めて育てようとして、誉めすぎて自尊心ばかり強くなってしまって己を過大評価しすぎて現実の己とのギャップに怒りで対処してるって感じなのかな。

集団の中でのアイを見ると、明らかに一人はずれているので見てて親としてへこむ。
私の子育ては今のところ違う方向へ進みつつあるような気がして思いっきり落ち込む。

とりあえず、この子は精神面をもっと鍛えなきゃいけないんだろう。
忍耐と、我慢をまず。
それにはどうすればいいのやら。
武道でも習わせるか。間違いなく嫌がるだろな。
「だって痛いもん」って。

親が構いすぎって気もするんだけどな。
共稼ぎ家庭で、親の顔なんか朝と夜しか見ない家で育った自分としては、子供なんかほっとけば自分でなんとかするもんだって気もするんだけど。
子供の頃、宿題なんか見てもらった覚えまったくないし。
でも誰も手伝ってくれるはず無いから自分でやるしかなかったし。
あぁだから今、子供にどう構えばいいのか分からないわけだよね。私は。
だって知らないことをどうやってやればいいの。
貰った事無いものをあげることなんかできないよ。
でも自分なりになんとか子供の為に頑張っているつもりではあるんだけれど。
自分の子供でも24時間一緒にいるのはしんどいのよ。
だってほとんど彼らの召使状態なわけだし。
いや、彼らは純粋に母の愛を求めているわけなんだろうし、こちらも無償の愛を我が子に注がなきゃいけないんだろうけどね。
でも気分は召使なのよ。無償の愛じゃなくて無償の労働なのよ気分は。
そう考える私は親失格なんだろう。


2006年08月24日(木) 忍耐

アイが「玉子焼き焼きたい」と言い出した。
卵がきれていると言うと「買って来る」と言う。
親として、子供のやる気を削いではいかんと思い、お使いにやると、「お母さんごめんなさい」とレジ袋から卵を滴らせながら帰ってきた。
まぁ、これでキックボードに乗って卵を買いに行くのは避けた方が無難と学んだだろう(遠い目)

卵三個に砂糖小さじ四杯入れた玉子焼きは私には頭痛がしそうなほど甘く気分は我慢大会。
それでも目を輝かせて「美味しい?」と聞くアイに「うん、上手に出来たね」と引きつりながら応える母。
「次から砂糖は半分にしたらいいよ」と言うと、「美味しくない?」
いや、そうだけどそうじゃなくてっていうか、あんたにはこの甘さがちょうど良いって事?

何かとマイナス思考でいじけ癖のあるアイにとりあえず得意分野というか、好きな事を見つけてあげねば、と、それらしい料理分野を教えたり好きにやらせたりしているけれど、おのが忍耐力との闘いになるのがなんとも。

忍耐力を必要としてしまう私に問題があるんだと分かっているだけに更に遠い目をしてしまうある夏休みの昼下がり。


2006年08月21日(月) 運動嫌い

気づけば夏休みも二週間を切った。
ナニしてたんだろうなぁ夏休み。

とりあえず問題だったアイの「塾に行きたい」は資金面&母の熱意不足(だって送り迎え面倒だもの。一人では通えない距離だし)で躊躇しているうちに、公民館主催の子供バレーボール教室(無料・全10回)にママさん達から誘われ、「皆、行くんだって、アイも皆と一緒に行く?」と言葉巧みに誘い、渋々「本当は塾に行きたいけれど、皆が行くならバレーボールに行く」と言う言葉をアイから引き出し、見事さっさと子供達同士誘い合って学校の体育館へ行くという生活にしたのだけれど、楽しかったのは初日だけで、「ボールが痛い」だの「サーブが当たらない」だのぐちぐちぐちぐち言う毎日。
時折見物に行って見れば、走り回る子供達の中、一人やる気も無くダラダラと動くアイの姿。
アイの周りだけ負のオーラがどんよりと垂れ込めていて、すぐ見つけることができる有様。
サーブは空振り。走ればビリ。
アタックだかトスだかは手を出すタイミングすらつかめず地面にボールが落ちてから両手を出すトロさ。
我が子ながらここまでどんくさいとは。
おまけにちょっとボールが当たると「痛い」と指導者のママさん達にうだうだと言いに行って「じゃぁ休んでなさい」なんて、適当にあしらわれて隅っこに寝転がってるし。

それでも指導者さん達は、それなりに根気強くアイにも接してくれていたし。
人の倍手間かけちゃって申し訳ない。
アイと同じクラスのママさんがいたので「ご面倒おかけして申し訳ないです。有難うございました」と挨拶すると「まぁなんというか、打たれ弱いというか…すぐ痛いって言うし…」と目をあわさず返事されて「そうなんですよーだからちょっと鍛えてもらおうと思って申し込んだんですけどねー」と勤めて明るく返しつつもおもいっきりへこむ私。

そっかーなんかアイの性格、つかめてきたわ。
プライドが高いのにどんくさくて打たれ弱いのね、この子。

もうへこみまくり。
こんなんなら塾に通わせとけばよかったのかしら。
小学校低学年から苦手なものなんか作って欲しくないから、あえて苦手なスポーツもなるべくさせているんだけれど。
でもここでやめさせたらきっとこの子はこのまま打たれ弱い子に育ってしまいそうだし。
でも嫌がるのを無理にやらせて、ストレスたまりまくりの我が子の相手するのもこれまたこっちもストレスたまるし。

あぁもうどうすればいいのやら。
インドア派だとは思ってたけれど、こんなにスポーツ嫌いの後ろ向きな子に育っているとは驚きだわ。

まぁ、私がスポーツしないから当然なのかもしれないけれど。
だったら父親が教えろよって気もするけれど、夫にそんなの望めるわけないし。

あぁへこみまくり。
早く終わって。夏休み。
子供嫌いの私にはもう限界かも。


2006年08月04日(金)

夏休み真っ最中。
PCの前に座る暇も無く。
久しぶりに触ったら指が動かなくてまともにキーボードが打てずちょっと愕然。

夏休みに入って何があったかというと色々あったけどバタバタと過ごしてるうちにもう文として留める気力も失せ。

とりあえず、項目的には一番は「事故に遭遇」かな。
っていうか、自宅集合住宅内の駐車場で住民同士。
帰宅してきた私と出かけようとしていた奥さんの車が出会いがしら、といった感じ。
特に揉める事もなくというか、もめるわけもいかずというか、今後の集合住宅生活を穏便に送るためにもわだかまりを作るわけもいかないので、基本的には自分の車の修理は自分で、後は保険屋さんに割合等は決めてもらいましょう、と相談。
本当は当事者同士が相談してから保険屋さんに連絡ってのは違うんだろうけれど、駐車場での事故は難しいという話だし、なんというか、親子共毎日のように顔を突き合わせている間なので、互いにそう強くも言えないし。

ぶつかった後、奥さんは「とりあえず旦那に連絡するから」とご主人に相談して、夕方だったのですぐ旦那さんが帰宅してその場に来たのが印象的。
「そっちは旦那さんに連絡しなくていいの?」と聞かれたけれど、運転しない夫を事故処理の相談に呼んでも何の役にもたつはずもなく。
「いや、うちは運転しない人だから呼んでも一緒だし」と答える自分がなんだか寂しく。

実際、結婚後、信号待ちで後続車からオカマを掘られた事がある。
あの時は弟が助手席に乗っていて、「姉ちゃんはこのまま車に乗ってて。女だとなめられるから俺が話ししてくる」と車を降りて言った姿は我が弟ながらかっこよかった。
でも何も分からない夫は置物状態。
その後の保険手続き等の時も、黙って後ろに座っているだけ。
「関係ないのにつき合わせてごめんね」なんて、半分嫌味で言ったら「いや、初めてだから面白い」と返してきた。
事故にあった人間に、その後始末の様が面白いって。
どういう人間なんだろうと呆れつつも、運転しない人だから分からなくて無理も無いんだ、と自分に言い聞かせたあの時。

今回は弟も居ない。私一人で処理だ。
相手の奥さんは動揺して上ずった声でおろおろした感じだったけれど、旦那さんが来たとたん、落ち着いて状況説明して相談したりしている。
その様がなんだか微笑ましなぁと。
多分、私の横に奥さんが突っ込んできた形なので、自分がぶつけた、とうろたえてたんだろう。
でも駐車場は優先とかが難しいそうだから素人判断は無理よね多分。
私は誰に相談しよう。とりあえずディーラーさんか。
見積もりだしてもらって、それから今後の流れなんか相談してみるか。

「何ぼんやりしてたんだバカ」としかる旦那さんに「ごめんなさい」と謝る奥さんがまた可愛らしくて。
あぁうちの夫にはないよね。
こっちがからんで不機嫌になって切れる事はあっても、心配してしかるって。
夫は人をしかる勇気が無い人だから。

さて。
そうは言っても、夫の耳に入れないわけもいかないだろう。
仕方ないので翌朝、とりあえず報告をしておいた。
保険屋に連絡した事も、ディーラーさんに見積もりを出してもらった事も、修理の日程、etc。
夫の第一声は「暁が事故ってめずらしいね」だった。
いや、私がぶつけたんじゃなくて、相手が横っ腹に突っ込んできたんだけど。
その言い方って私がぶつけたみたいな。
しかも珍しいって。事故は滅多に起きないから事故なんだし。

夫は結局一言も「怪我は無かったの?」とは聞かなかった。
事故で一番大事なのはそこなんだけどな。
運転しない人は事故についてもわかるわけないよね。
経験が無いわけだしね。

「保険使うか使わないか、決まったら教えて。お金はそのくらいなら出すから」
夫の言葉はそれで終わり。


なんだか物凄く寂しい。
夫と暮らすという事は、こういう事だ。
誰も頼らず、自分ひとりで判断してやっていく事だ。
相談相手は、いないんだ。


これでいいのかなぁ…………





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