凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年06月30日(金) 通院終了

前回「後、左下の歯石を取ったら右下の亀裂が入った歯の治療に移りましょう」とデブの勤務医は言った。(←もはやこの呼び方)
「全部歯石を取ってからでないと型とったりできませんから」と。
変な話だなーと思いつつも、歯石取りはして欲しかったので普通に通院してた。
今日は院長が診てくれ、歯石を取り終えてから「これでひとまず終わりですね」と言われた。

え。右下の歯の亀裂は。
そもそもその歯の治療をするために通い始めたのですが。

「あぁこの亀裂は判断が難しいところですが、亀裂が入ってからも長いですし、その間症状も無いのなら今すぐどうというわけでもないんですよね…気になるのなら治療しますがどうしますか?」と言われた。

………おい、デブ。話が違うぞ(怒)

今すぐ処置した方がいいという話じゃないのなら、来年子2が幼稚園に行き始めてから一人で身軽に通院した方がいいや。
本当は夫の前の会社での保険証の任意継続が続けられる間に治療してしまおうと思っていたけれど。
なんかこの歯科医院に対する不信感が芽生えた今はちょっと考えさせてもらおうかと。

一つの病院に医師が何人もいるのは別にいいとは思うけれど、その人によって治療方針が違って、しかも統一されてないってのは患者側としては不安感しか生まれないわけで。

やっぱヘタだったし。あのデブ。
詰めてもらった歯がフロスバリバリに引っかかって使えないんで院長に修正してもらったさ。
あのデブがいる限りあの病院では治療してもらわないぞ。
子供達も違う病院に変えようかな。ムカムカムカ。


2006年06月29日(木)

集合住宅の理事会役員の任期がもうすぐ終わる。
そのせいだと思いたいが、ここ数日夫はやたら役員の仕事を熱心にやってる事を私にしきりにアピールする。
前理事長の怪しさとか、管理会社の無能さとか時期役員の理事会への無関心さとか、あれやこれやを愚痴愚痴愚痴愚痴。

昨日はバイトを定時で引き上げたらしく、とても早い帰宅で驚いた。
帰るなり、「これ、見損ねてたんだ」とレンタルビデオを取り出し、黙々と仮面ライダーなんとかを見ていた。
明らかに逃避モード。
そして唐突に「今週と来週の土曜日は面接だから(家族サービスはしないよ、と続くのだろう)」と宣言。

今のバイトは来年秋までの契約って言ってなかったっけ。

…首になった、ってわけなのかな。


理事会の書類を引っ張り出しながら前理事会の怠慢さを愚痴り引継ぎ書類を前にあれこれ忙しそうにこちらに熱心に語る姿は、仕事でよほどプライドを傷つけられたんじゃ、と簡単に想像がつくわけで。
そうでない時は管理組合の事なんか「こっちも仕事が忙しいからそんな時間が取れないんだよ」なんていって、まったくノータッチだったのに。


仕事が上手くいっていないとか、首になったとかならそれならそうと言えばいいのに、それに対してこちらも責めたり愚痴ったりはしないのに。
そんなの夫のプライドが許さないのだろう。
何度「ちゃんと途中経過を話して。最終通告だけ突きつけるのは止めて」と頼んでも「余計な心配かけるだけだと思って」とか「言う程のことじゃないと思って」とか色んな理由をつけて結局何も話さない。

本当に、何をそこまで格好つける必要があるんだか。
どうして知らないことを「知らない」と言えないんだろう。どうして知ってる振りをするんだろう。自分は出来る人間なんだと見栄を張るんだろう。どうしてそこまで世の中の人間は皆悪人で、自分はその悪を見抜くんだ、という目で他人をみるんだろう。

夫といると疲れる。楽しい話が一切無くて。
「俺はちゃんとわかってるんだ俺は凄いんだぞ強いんだぞその手には騙されないぞ」と一人でキャンキャン吠える室内犬を見るようでうんざり。

もっと自然体で失敗も成功もありのまま受け止めて対処していく安心感のある人と一緒にいたいなぁ…と思うのは私の甘えなんだろうか。

そんなあれこれの思いをぐっと飲み込む。
夫流に言えばこんなの「言うほどの事じゃない」んだろうし。
自分なりに結果が出てから相手に「最終通告」すればいいだけなんだろうし。


2006年06月28日(水) 借金(2)

夜、Rにメールを打った。
Rの借金の半額程度の金なら、私もなんとか作れそうなので、良ければ貸せそうだけれど、どう…?と、恐る恐る控えめに。
送信ボタンを押すまで悩んだ。
Rはこのメールを見て更に落ち込むんじゃ。
それとも助かった、と喜んでくれるだろうか。
喜んでもらえるのは嬉しい反面、付き合いが終わった、と哀しい気持ちもする。
落ち込まれると、Rに対して失礼な事をして申し訳ない、と思う反面、でもそれじゃどうするんだろう?と心配でもある。

ままよ、と送信。
これで何かが終わった気がした。



半時ほどしてからRから返信。
「そんなつもりなかったからかえって心配かけてごめん!期日までまだあるからなんとかしてみる。金の切れ目が縁の切れ目になるのもイヤだしね。また連絡するね。今度は明るい話をしようね云々」


あぁやっぱりRはRだ。
ごめん、失礼すぎた私。
Rに恥をかかせてしまった。
私達の関係って今までこういう距離だった。
互いに困難に向かい合い、乗り越えあう姿を見ながら、負けまいと力を貰いあう感じ。
2人で人生の障害物競走をし合っている感じ。
手を貸したら終わりなんだ。もうレースは続行不可になる。


でもどうするんだろう。
とりあえず、返済期日までは何も触れないでおこうと思う。
期日前あたりに、もう一度連絡をしてみよう。

そして、私が言った金額でも、いかほどかの足しになるので貸して、と言われたら、送ろうと思う。


なんか、ここを障害物競争のゴールにしてもいいのかもな、と思わないでもないし。
本当のゴールは、どちらかがこの世を去る時だろうとは思うのだけれど。
わからない。あとは成り行き、というか、R次第。


2006年06月27日(火) 借金(1)

幼馴染のRと久しぶりに電話で話した。

久しぶりに近況を愚痴りあおう(近況が愚痴しかないってとこが哀しいが)とメールじゃなく電話したら、いきなりヘビーな話だった。
借金の返済に困窮しているという話。

Rのお姉さんのお店が資金繰りに失敗して不渡りを出し、借金を背負ったそうな。
Rの実家は相談して自分達が住む家を担保にお金を借り入れ、お姉さんに工面してあげたとか。
それでも足りず、やむをえずRもいかほどかを用立ててあげた。
しかし現在パート勤めのRに自由に動かせるお金がそうあるわけでもなく。
そしてRははじめて、金融機関からお金を借りたそうだ。
その金融機関があまり性質の良いところではなかったらしい。

来月返済日が迫っているのにどうしようか途方に暮れている、と、Rはいつものように投げやりな笑い声で話す。

私達はいつもこうやって投げやりに笑いあいながら、互いの境遇を愚痴りあってきた。
父親が倒れた時。家族が不祥事を起こして警察沙汰を起こした時。祖母が死んだ時。入院した時、Rの手術に長いリハビリ生活に、あの時もあの時も。
私達は運命の流れのようなものに逆らう事もできないでいる自分達を感じながら、「でもやるしかないしねぇ」と投げやりに笑いながら泣きながらやり過ごしてきた。

Rとは気が合うわけでも仲がいいわけでもないが、互いにとても近い他人なので、家族とはまた違う面で密に思いを共有しあっている。

その長い付き合いの仲で、しかし互いにお金を借りあったことは一度も無い。
私は「親兄弟でもお金の貸し借りはしない」という主義。
お金が絡むとそれまでの付き合いが変わっていく。
その人との今までの関係は終わりだ。
これからはもう違う関係になっていく。
それでも構わないのなら、返って来ない事を前提に、あげるつもりで渡せ、という考え。

Rも勿論、私にお金を用立ててもらおうと話しているわけではあるまい。
それは分かる。現に、「貸して」なんて一言も言わないし。
でも、ここは言われなくても貸すのが友情ってものなんだろうか。
でも、それじゃRは「私に金を借りた」という事実がRにとっては負い目になるんじゃ。
私も「Rが困っている時に金を貸した」という事実が、私自身の心にどう変化をもたらすのか想像がつかない。

互いに生活に困りながらも、そこは互いに別の生活で人生なのだから、己が自身で乗り越えていくしかない、と、愚痴りあいながらも助け合ったりはしなかった。
勿論、気持ちの面では支えあっていたけれど、実際に生活面で互いに助け合う余裕なんかなかったし、自分自身の問題ではなく、家族の問題に、他人が手を貸すというのは差し出がましいし、貸されても身内の恥を晒すといった感じで、互いに良い気持ちはしないだろうというのは暗黙の了解だったし。

しかし今回の問題はRの借金の返済日。
良くも悪くも、金があればなんとかなる問題だ。
R自身が借りた金額は、私が子供の出産祝いで貰った預金を解約すればなんとか足りる金額。
お姉さんの借金や、実家の借金はどうしようもないけれど、R一人の借りた金額なら私にもなんとかできそう。
でもそれはRにとってとても失礼なんじゃ。
ここは愚痴として聞き流していいのか。Rも少しは私に期待して話しているんじゃ。いや、でもRはそんな人間じゃ。でも結婚してから状況も変わってR自身も変わっていったのかもしれないし。お金を貸したらもうRとの関係は終わりだ。もう愚痴りあう事も出来なくなる。互いに助けを期待しあう仲になったら、私達はもう互いに愚痴を言い合う事はできなくなる。きっと付き合いも終わる気がする。どうする。どうしたら。


2006年06月26日(月) 幼稚園ママ軍団

アユムの未就園児クラスは一時間半だ。
送っていったらすぐお迎えの時間…と言った感じで慌しいのだけれど、貴重な独りの時間なのでたった一時間半でも随分気分がリフレッシュする感じ。

ちょっと送り迎えの往復がしんどい…という方々は、皆近くのファミレスとかでお茶して時間をつぶす、というのは聞いていた。
ほうほう、幼稚園ママさん達のお茶。
どんな感じなのかなぁとちょっと興味があったので、今回はどさくさにまぎれて(?)参加させてもらった。

ママ達はだいたい10人前後で3グループ位に分かれているらしい。
ほほぉ知らなかった。それって派閥ってやつに今後なっていくのかしら。
10人前後のママ軍団でぞろぞろとファミレスへ。うーむ。なんか迫力?

まぁ、なんというか、とりあえず今回の話題は子供の習い事がメインだったかな。
皆さんバレエとピアノは基本らしい。
ママさんも「バレエとピアノとスイミングと習字は習ってた」という方が多かった。
手もお金もかけてもらえないまま育った育ちの悪い私は笑顔で聞き役にまわるしかなかったわけで。
アユムも現在習い事してないし。汗。

どこも幼稚園ってこんな感じなのかな。
なんか皆さんハイソなんですけど。
それともここの幼稚園だからなのかな。
この地域ではお受験向けの園でもあるらしいしなぁ。
この園でやっていけるかなぁ。
アイの時はママ友できなかったんだよなぁ。
ってか、作る努力しなかったし、アユムの妊娠出産育児の慌しい時期で、ママ友とか作ってる余裕なかったんだよなぁ。


子供の習い事に東奔西走し、自分のダイエットに一喜一憂し、他人のおしゃれに興味深々。
なんとも皆様、イキイキとしてらっしゃる。
せっせとおしゃべりした後、皆で一緒に車に乗り合わせてバタバタとお迎えへ。

いやぁなんというか、確かに色んな情報は入るなぁと言った感じ。
無理してでも同席させてもらって今後の園生活を円滑に送るべく顔繋いで行くべきか、私は私、と独りの時間を充実したものにすべく精進するか、ちょっと悩む所ではある。

基本的には私が現在途中まで一緒に帰ってる親子(家が園から近い徒歩組)もお茶は気が向いた時しかしない人みたいなので、当面はこの方達とつかず離れずでやっていこうかなぁと。
でもぼんやりしてたらこの方達もどこかのグループに入ってたりして自分だけ気づかずにいそう。
それならそれでもいいかな。
幼稚園が始まればこの四倍の人数になるわけで、必死で繋いだ関係も、クラスが違ったらおしまいになるだろうし、小学校も同じ校区になりそうな人はいないみたいだし。

そんな計算して付き合うのもなんだかなぁ。
でも大人になってからの付き合いって…っていうか、母親同士の付き合いって良くも悪くも結局「お付き合いしてると便利だから」とか「お互い助け合えるといいし」みたいな感じだし。
「一緒にいるとろくなことないけれど、この人といると楽しいから」なんていう付き合いって、家庭を持つともう出来ないよなぁ。
中にはそういう人と家庭を持つ人もいるんだろうけど。

とりあえず次回は一緒に帰る徒歩組の親子と「たまには私達もちょっとお茶しようか」と言ってるところ。
一人のママさんはしきりにランチをしたがるが、園が終わった時間も園ママと顔をつき合わせているのは正直しんどいんですが私。
そう思うのがヘンなのかな。
園が終わってからお宅訪問しあってるママさん達もいるみたいだし。
いやぁでもそれは遠慮したいな。

さて、どうするべきかどうなるか。
無理せずマイペースでやっていこうとは思うけど…


2006年06月25日(日) W杯

美容院ではただひたすら雑誌を読む。
美容師さんと話をするのがしんどいから。
でも無言で雑誌を読み続けるのも「あんたは髪だけいじってくれりゃいいのよ」って感じで美容師さんに失礼な感じだよなぁとも思うので、話をふられたらちょこっと気持ちだけ世間話をする。
つくづく失礼な客かも。

いつものごとく雑誌をめくっているとW杯のページだった。
W杯はとりあえずブラジル戦以外はTV観戦可能な時間だったので観た。
ブラジル戦は早起きしてまで観る気力が無かったし、そもそもサッカーファンではないので「起きれたら観よう」程度だった。
でも起きたのは朝六時で、TVでは既に玉田のゴールと中田の涙の場面ばかり。
「負けたかーでもブラジル相手に一点入れただけ凄い頑張ったよなー」とその程度の感想だった。

が、そのページを観た美容師さんはここぞとばかりに「ブラジル戦観ました?!」と聞いてきた。
普通の主婦って朝三時半に目覚ましセットしてまでサッカー観るのかな…と思いつつ、「残念ながらブラジル戦は起きれなくて観れなかったんですよ」と答える。
美容師さんは「僕は目覚ましセットして起きて観たんですけどねー残念でしたねー!!」と一人盛り上がる。
聞けば自身もサッカーをしてるスポーツ青年らしい。
総ての試合を観る!と力説し、今現在毎日睡眠時間は二.三時間あるかないかだそうな。
「決勝は絶対ブラジルとイタリアですよ!断言します!準決勝はドイツとポルトガルです!」
はぁ。そうですか。
サッカーファンじゃないのでなんと相槌を打てばいいのか分からない。
でもせっかく話題をふってくれているわけだから(?)とりあえず話を続けていかねば申し訳ないだろうしなぁと日本戦の一戦目と二戦目の感想を語り合い、「日本は精神面が弱すぎる」「先取すると集中がとぎれてボロボロになるところが勿体無い」「それにしても川口選手は素晴らしい」「でもGKの活躍が目立つって事は、それ自体問題なわけで」等々で意見が一致した。

サッカーファンじゃないので、「とりあえずサッカー界のおまつりだし見物してみよう」程度の気分で時々TV観戦してみてるけれど、世の中のサッカーファンはここまで燃えるものなんだなぁ…と美容師さんの姿にサッカーファンの情熱と若さを見た気分。

とりあえず7/9の決勝戦はまた観てみようかと思う。
彼の予言どおりイタリアが勝ち進むのか。
そもそもブラジル以外でサッカーの強い国ってどこなのかも知らないので、彼の予言が彼独自の物なのか、サッカー界での常識なのかもわからないけれど、TV画面を見ながら今世界中の人がこの試合の成り行きを熱心に見守り一喜一憂しているのだなぁというまさしく「世界がひとつになる」といった感じの一体感は興味深いというか、感慨深いというか、面白いものだなぁと。


2006年06月24日(土) 狐の嫁入り

なんとなくタイトル変更してみました。
ついでにちょっと色も。気持ちだけ。


子供の頃、突然の雨に慌てて軒下に隠れて、雨がやむまでの間、真剣に話し合った事がある。
天気なのに、雨が降る。きつねの嫁入りだ。

「きっと今、山できつねが嫁入りしてるんだよ」
「山ってどこだろう?」
「きっとあの山だよ」
「あの山に行ったらきつねのよめいりが見れるのかな?」
「でもあの山は遠いから道が分からないよ」
「子供だけで行くのは無理だよ」
「俺は道分かるから行けるよ!」

軒下で、そんな事を話しながら、皆で狐の花嫁の白い色が山のどこかに見えないか、必死で目を凝らして探した。
雨がやむと、そんな事もころっと忘れて、遊びの続きを夢中で始めたっけ。


明るい雨の中、地面に落ちる自分の影を見るとき、あの頃本気で花嫁姿の狐を見に行く方法をあれこれ考えていた、幼い頃の自分達を思い出す。
あの頃の世界を。


2006年06月23日(金)

去年の小1の夏休み、アイは毎日嬉々として塾へ通いました…(遠い目)
本人が行きたいっ♪と言うからまぁいいか、と試しに通わせたのですが、今年の夏休みも通いたいそうです(遠い目)
これって喜ぶべきなんでしょうか。


学校から帰ってきてもアイは外へ遊びに行かない。
近所の公園にはあまり好きでないクラスメイトがいつも一人で遊んでいるのでその子と遊びたくないとか、他のクラスメイトが来ても喧嘩になるからいやとか。

でもなるべく子供の頃は外遊びをして欲しいので、「外で遊んでおいで」と言っても「何をして遊べばいいかわからないもの」と無表情に答える。

何をして遊ぶかを考えるのだって知恵だ。
皆で楽しく遊ぶ方法をあれこれ考え実践して試行錯誤して動いて走って喚いて笑って頭も心もフル活動させてクタクタになるまで遊ぶのが子供時代にやるべき事じゃないんだろうか。
「何をして遊べばいいかわからない」なんて。
だから家に閉じこもって本読んだりしてるのって。
あまりに消極的すぎる。っていうか、子供として馬鹿すぎる。
小学校の低学年で多少勉強が出来たってそんなのたいした問題じゃないと思う。
後から本気で猛勉強してきた人にあっという間に追い抜かれるんだし。
それより今は人間としての知恵を養って欲しいのに。
どうしたら人と仲良くやっていけるかとか、人の痛みや喜びやあらゆる感情を感じ取れるようになれるかとか、身の回りの事をどこまで自分でやれるかとか、生きていく上で必要な人間としての基本を遊びで覚えていくべきじゃ。

なのに、「夏休み塾に行きたい」って。
「塾のどこが楽しいの?」と聞いたら「テストが楽しい」そうな。
テスト。アイにとってはまだクイズの延長程度なんだろう。

どうやればいいんだろう?
私がアイに干渉しすぎたのだろうか?
「あれして遊んだら」とか「宿題したら何時から誰々ちゃんとどこどこで遊んだら」とか、私があれこれ指示を出しすぎてるんだろうか?
でもほおっておくと、一人で黙々と本を読んでたり一人遊びをしてる子なのだ。
このままじゃ人付き合いが苦手な引きこもり女になってしまいそうで不安。
その前にいじめにあって登校拒否とかになりそうなタイプ。
今は登校拒否って言わないんだっけ。不登校だっけ。
言い方変えても中身は同じだよね。
そんな苦労を味わって欲しくないから、人と接するのは楽しい、大勢の中にいるのは面白い、と思える子に育って欲しくて、努力をしてきたつもりなのに。

「外遊びはつまんない」
「塾に行きたい」 か。

どうしたらいいのかなぁ…。
とりあえず、意思を尊重して、今年の夏休みも塾に行かせようと思うけれど、これでいいのか分からない。
もちろん、プールとか、外遊びにも極力連れ出すつもりではいるけれど。
これまたひきこもり&車の運転が出来ない=行動力ゼロの夫までむりやり引っ張り出す事になるのが私にも凄いストレスなのだ。
一家で引きこもってどうするの。
天気の良い休日に父親は一日PCの前で、子供は読書とTV三昧って。
それでいいの?もっと外へ出て色んな事を体験すべきじゃないの?

私だって一日中引きこもっていたい。
だって楽なんだもの。
でもそれじゃダメなんだし。

あぁもうどうしたらいいんだか。


2006年06月21日(水) ぎょう虫検査

アイが「これ学校から貰ったけどなんだろう?」と茶封筒を差し出した。
はて。また何かのアンケートかな…と開けてみると、「ぎょう虫検査結果のお知らせ」
お?これは…と見ると「検査結果+」

うひゃ〜〜〜!!!!ぎょうちゅうですってぎょうちゅう!!!
ウチの娘、ぎょうちゅういるんですって!!!虫よ虫!!!腹の中に虫がいるのよ!!!スクワームよぉ!!(←かなり違う)

いやぁぎょう虫検査でひっかかる人がいるとは思わなかった。
あれって昔の話で、畑の肥料に人糞を使っていた時代にそれを食べた人とかがなるって子供の頃聞いたような。
だから今はあまりいないんだよ…と、私が子供の頃に聞いていたのに。
まだ現代でもいるんだ。ぎょう虫飼ってる人。それも我が子。

いや、実は去年うちの集合住宅にもいたのだ。ぎょう虫検査でひっかかった子。
でもそこはご実家が近所で、親御さんが趣味で畑やってて、そこで取れた新鮮野菜をいつも食べている話だったので、案外そこらへんで飼っちゃう事になったのかもなぁとなんとなく勝手に思っていた。
産地直送の土つき新鮮野菜も良し悪しだなぁとか。
で、そこの一家は全員でクスリを飲んだという話だったので、そうかーぎょう虫検査でひっかかったら一家全員一蓮托生なんだなぁと一つ知ったのだった。

「病院で貰った薬名を記入して提出して下さい」と用紙には書いてある。
こんなのネットで調べて適当に書いて出そうか…とも思ったけれど、とりあえず駆除はしなきゃいけないわけで。
さっそくかかりつけの小児科へ行くと、当然診察も無く、薬だけ出してもらったのだった。
見つかった人の下着を煮沸消毒してくださいとか言われちゃったよ。
どうやって。アイのパンツを鍋で煮込むのか?
でも洗濯した位じゃ卵は死なないんだそうな。
寝具もせっせと干して洗濯してとしてるつもりなんだけど。

アイって気がつくといつも指舐めてるもんなぁ。
この前なんか公園に捨ててあったチューアイス(正式名称を知らない。凍らせて食べるヤツ)の空容器を拾ってちゅーちゅーしゃぶってやがったし。
信じられないよね。捨ててあるペットボトルのジュースとか、子供って「らっきー!」って拾って飲もうとするんだよ。バカすぎ。
砂場の貝殻拾いも考え物かもなぁ。あの砂場、猫のトイレ状態だし。
いくら家に帰ってきて手洗いとうがいをさせても、遊んでる最中に不潔なものいくらでも口に入れているわけだもんなぁ。はぁ。


で、一家で夜寝る前に儀式のように皆で薬を飲みました。
ようは虫下しよねこれって。
子供の頃、肝油の試供品と一緒に虫下しの試供品貰った事があったような。
多分一回だけだったのかな。チョコの形してて、「ちょこだー♪」と喜んでかぶりついたけど、当然買っては貰えなかった。
肝油だけ買ってもらって、夏休みに一日一粒づつって言われてたのに、八月になる頃にはからっぽになってたような。
そういえば肝油もまだ学校で売ってるのね。
去年アイが申込書を貰ってきて感心したっけ。まだあるんだーって。
でもやっぱり虫下しのチョコは申込書も試供品もなかったっけ。

でもぎょう虫がうつるって事は、子供の頃検査にひっかかった人はひたすら隠してたとかなのかな。
それで知らなかったとか。
でも普通に私は話しちゃったぞ。
「うちのこぎょう虫検査ひっかかっちゃったのよーーーーーー!!」って。
隠さなきゃいけなかったのかな。まぁいいか。

次は十日後に薬を飲みます。そして半年後。
「忘れているでしょうから半年後にこちらから連絡しますね」と薬局のおじさん。
半年後すら、十日後も忘れそう。



2006年06月20日(火) 歯医者通院中

育児ジャンルから引っ越してきました。
どうぞよろしくお願いします。



さて、現在歯医者に通院しているのですが。

最初の健診の時、「全体的に良いですけどこの一箇所だけ亀裂が入っている歯があるので、これはできれば早めに治療しておいた方がいいと思うんですがどうしますか。四回位通えば終わると思いますよ」と言われ、それじゃぁと通い始め、はや八回目。
「それじゃ、あと三箇所歯石取りをしてからその後最初に言った歯の治療に取り掛かりましょうね」と言われた。
さて。私は何回通院するんだろう。

この医者。でかい図体なのがなんというか。
でかすぎて患者の上から口を覗き込む事ができないので(多分己の腹が邪魔をするのだろう)患者にとにかく横向きを強要する。
で、言われるままの角度にしておくと、後から来た衛生士さんだか助手さんだかに「もうちょっと正面向いてもらっていいですか〜?」と言われるのがまたなんだか。
歯石だか歯垢だか取る時も、この医者がやるとやたら痛い。
最初はやっぱり男の人だからダイナミックなのかもなーと苦笑しつつ我慢していたのだけれど(過去、歯石取りを男性にしてもらった記憶が無かったので)最初の説明に無かった虫歯の治療をすすめ、その治療をするさいに、被せる金属を口の中に何度も何度も何度も何度も落とし、果ては床に落とした段階で、この医者に対する不信感増大。

歯石取りが痛かった時も、いやいや歯医者さんって手先の器用な人で無いと出来ない繊細な仕事だと思うよだってTVで余暇はネイルアートしたり銀細工でアクセサリー作ったりする歯医者さんって特集を見たことあるもん。繊細な作業であることは同じなので、良い気分転換になるって。まさかこのデ●医者がネイルアートしてるとはさすがに思わないけど、この見かけからさっすると休日は部屋に篭もってせっせとガン●ラだかじおらまだかそういう小さなマニアックなものをちまちまちまちま作ってたりするのかも、などなど、己に言い聞かせていたが、もう己すら欺けない状態。

こいつ、ヘタ?(←やっと気づいた私ってとろ過ぎ)

もう診察台で思いっきりぶーたれてます私。
次回からこの歯医者に通うのは止めようかなぁ。
キッズルームがあって、治療の間お姉さんが子供を見ててくれるから、その便利さだけで通っているんだけど、アユムが幼稚園に行き始めたらもう必要ないオプションだし。

で、結局アユム連れでしか通えない今は、この病院に甘んじて世話になるしかないのでした。
くっ…なんか悔しい。


2006年06月19日(月) プレ幼稚園

先月からアユムは未就園児の教室に週2で通い始めたわけですが。

最初はそりゃ物凄い号泣。
車に乗せるのも必死でドアにしがみつきチャイルドシートを足で蹴り拒否し、それを無理やり車に押し込めエンジンかけて登園。
その姿は我ながらどう見ても「幼児拉致監禁」だよなぁと言った感じ。
教室に着くと先生に渡し、抱きかかえられたまま泣き叫び追いすがろうとする我が子を後ろに脱兎のごとく退室。

そこまで嫌がるのに無理に連れて行くのもどうなのかな。
今は親子の絆ってやつをじっくり育てる時期で、集団生活とかは今後イヤでもやっていかなきゃいけないんだし、一年くらい家庭でゆっくり育てていっていいのかも…などと悶々としたりもしたが、アイがアユムの歳の時は幼稚園年少でフルタイムで(?)園通いしてたわけだし、それを思うと全然早すぎるわけでもないし!とこれまた悶々。

今月になってやっと「今日は幼稚園だよー」と言うと「あーちゃんねーおだんごつくるー」(粘土遊びの意味らしい)と嬉しそうに言うようになった。
はぁ。一安心。

同じ年齢の中にいるとやっぱりアユムは頭一つでかい。
言葉も他の子より意思表示もはっきりしている。
このでかい図体で小学生のアイと遊ぶノリで同級生と遊んだら、いっぱつでいじめっこだなぁ…と遠い目。

もうひとつ遠い目はママさん達。
当然ながら、一人目のお子さんのママさんはとても若い。ぴっちぴち。
同じ田舎だったママさんと知り合いになって、途中まで一緒に帰ったりするようになったけれど、どう計算してもこのママさん、26くらい…ママとしてはぴっちぴちよぴっちぴち。
まぁ普通に話はするけれど、世代のギャップを痛感する事がこれから山ほど出てくるんだろうなぁ…
もう貰ったメールが顔文字満載だし☆は飛ぶし「〜しちゃいましたっ☆きゃぁっ♪〇(>▽<)〇」みたいなノリで、遠い目しまくりの私。
おばさんも頑張って顔文字使うよ…とりあえず、貰ったメールの顔文字単語登録しておこう…

アユム共々、新しい環境にとまどいつつ日々学習していこうと努力しております…
アユムより、母が大丈夫か?って感じかも。


2006年06月16日(金) 三歳児健診-身体測定も大変

そんなこんなで健診を受けたのですが、三歳児健診での子供の一番の恐怖は歯科検診なのかな。
一番泣き声が多い部屋がそこだったような。
恐怖のあまり脱走して建物から飛び出していった我が子を追いかけていった方もいたし。

アユムは歯医者に対しては幸い恐怖心は無い。
二歳の初めての虫歯治療の時は泣いてネットで診察台に拘束されて治療受けてはいたけれど(苦笑)
その後の定期健診では普通に自分で歩いて診察台に向かって勝手に診察を受けてたりした。
アイの診察の説明を聞いていて、あれ?アユムは?…と見渡せば、奥の診察台ですでにお口あーん、なんて言いながら診察受けてた時はそりゃ驚きましたよ。
順番が来るまでおもちゃで遊べるし、終わったら風船もらえるし、お口あーんはお母さんの仕上げ磨きより楽だしってのが分かったもよう。

そんなこんなで、歯科検診は普通に終了。
次の健診を待つ間、ひときわ高い泣き声の方を見ると、体重計に乗らない!と必死で抵抗する男の子の姿。
あぁ体重計に乗るののどこが怖いんだろうなぁ…いや、大人は普通に怖いけどさ。あんたたちはその怖さとはまだ無縁なわけだし…普通に乗れば終わりなのに…大人二人がかりでなだめて押さえてもダメなのね…
眺めながらも嫌な予感というか、諦めに似た確信。
たぶん、アユムもあのパターンだ。

ずばり、的中。
どんなになだめてもかかあげて乗せても「いやぁぁぁ!!!!怖いっこわいっ!!!」と絶叫するアユム。
乗った途端に鳴り出す可愛い音楽に「こわいぃぃぃぃ!!!!」
目の前のアン○ンマンもハ○太郎も「いやぁぁぁぁ!!!!」と効き目なし。
「それじゃお母さんが抱いて乗ってください」
あぁそうなるよねぇ(涙)

こうして衆人環視の元、アユムをかかえ体重計に乗り、その後一人で体重計に乗って測られるという、とてつもない責め苦を味わってきたのでした。
おまけに計算した保健婦さん、「あの、お子さん、16kgもあります?」とか聞いてくるし。
あります!!!しっかり16kgあるんですうちの子は!
心で叫びつつ「ええ。16kgありますよ」とさりげない笑顔で答える私。
あぁもう。「いえ!うちの子じつは20kgあるんです!」と答えておけば良かった。
いや、それも無理なんだけどね。
3歳児で16kgって事実がもう既に「標準よりでかい」って数値なんだし。

ちなみに16kg、97.5cmでした。
成長曲線の上限ギリギリの大きさです。
身長測定も勿論泣き喚いてあばれるのを、こちらは三人がかりで(頭、体、足)押さえつけて測りました。
でかいのにハートはチキン。
そんな風に育ててるつもりはないんだけどなぁ。

はぁ。どっと疲れたさ。


2006年06月15日(木) 三歳児健診-採尿は大変

アユムの三歳児健診に行ったのですが。(遠い目)

忘れてた。三歳児健診って検尿があるのよね。
勿論当日採尿できるはずも無いので、各御家庭からそれぞれ尿を持ち寄るわけですが。
二歳ちょっとでオムツがはずれたアイの時はどうという事もなかったこの作業。
普通に便座に座らせてしゃーっと出てきたソレの場所に紙コップをあてて無事終了だったのに。
オムツはずしどころかトイレ恐怖症のアユムにこれは至難の業すぎる。
試しに紙コップを見せて「今日はこれにおしっこしてみようか〜?」と誘うと「いやぁぁぁぁ!!」と号泣。
紙コップ見せただけなのに。
未知の体験にはとりあえず泣いて怯え拒否するアユム。
うーむ。
あれこれ考え、そうだ!とアイの時にちょっと使ったおまるを引っ張り出す。

アイの一歳のお祝いに友達にリクエストしてもらったおまる。
アイは一歳からこのおまるをリビングの片隅とかにおいて、トイレごっこなんかして遊んでて、二歳になった頃にはトイレで用を足すように少しずつ慣らしていったんだった。
でもこれも二段階慣らす必要があるわけで良し悪し。
一人目と違って手間隙かけるのが面倒な二人目。
アユムはいきなりトイレでおまるは使わない事にしてしまったままだった。

「じゃぁこれにしてみようか〜?」とTVやおもちゃの近くにおまるを置いて誘ってみると、泣きながらも座った。おぉ。
しばらくすると小さな放尿音。あ、ちょっとだけ出た。
やった。とりあえずこれだけでも尿検査に持っていけるぞ。
「すごーーーい!!オシッコ出たねー!!」と大喜びでおまるをはずして尿を取り出す母。
涙まみれの顔ながらちょっと呆然とした感じのアユム。
多分これで「おまるでおしっこする=おかあさんがよろこぶ」という図式は頭に刷り込めたはず。
実際やっと採尿できて母は安堵して嬉しいし。
えーっと、何に入れよう…と容器を探していると(←最初から用意してろって)今度は大きな放尿音。え?
振り向くと、おまるにまたがって用を足すアユム。
えええ?まだおしっこ出たわけ??さっきのは様子見?小賢し過ぎないかお前!
でもオシッコ入れるケース(なんていうのかな?)ははずしたまま。
慌てておまるから降ろすとホコリまみれのたっぷりの尿が。
ああ勿体無い。おまる本体は洗ってなかったのよ。
こんなホコリが浮いた尿じゃまともに検査できるはずないよねぇ…
それでも苦労してやっと採尿できたソレを捨てるのも哀しく。
適当なアルミ缶があったので(豆乳ラテのヤツ)それをすすいでホコリまみれの尿を入れる。
だって最初の尿だけじゃ量が足りなさそうだったし。

そうして提出した尿ですが、「何かお薬飲んでます?たんぱくと潜血の反応が出てますが」と言われ、再検査となりました。
あはははは。当たり前か。
「容器はビンの物を煮沸消毒して、それに入れてきてください」だそうな。
そういえばアイの時は乳児用のジュースのビンに入れて行ったような気が。
煮沸消毒かぁ。やっぱしなきゃいけなかったか。
でも健診の案内にそういうの特に明記してなかったから、ひょっとしたら大丈夫なのかなーなんて、手を抜いたのは確か。
来月また尿を持って保健所行きです。
それまでにはトイレでちゃんと用を足せるように本気でおむつはずししようね私。(はーい…)


2006年06月13日(火) ママ友の離婚

アイの公園時代のママ友さんと偶然会ったついでに世間話をした。
アイの幼稚園入園と同時に遊ぶ事は殆ど無くなったけれど、会うと世間話して近況を報告しあったりしている感じの間柄。

あれやこれやと話していたら、「話してなかったけど、うち、離婚したの」といきなりの話。
「特に隠してたわけじゃないけど自分から言う話でもないし」との事。
そりゃぁもうこちらはびっくり。びっくりっていうか、吃驚ですな。
思わず漢字で表現しなきゃ表現しきれない位、今までに無い吃驚だったので。

下のお子さんが生まれたときはお祝いがてら赤ちゃんの顔を見せてもらいにアユム連れて遊びに行ったのに。
その頃から程なく離婚に向けて裁判所通いが始まったもよう。

原因は旦那さんの「妻に内緒の借金」と、「浮気」だそうな。
まぁ酷い男ね!そんな男と別れられて良かったじゃない!と話を聞きながら心の中で思っていたのだけれど、「それでも私はその位我慢できたのに」と彼女は言う。
我慢できなかったのは彼女じゃなくて元旦那の方らしい。
いわく、「俺は最低の男だ。お前達に合わせる顔が無い。別れてくれ」と言われたのだとか。
聞いてて「なんだそれーーーーーーーーーーーーーー」と心で絶叫。
最後のほうは家に帰ってこなくなったそうだ。
さては妻子を養う事に疲れて…というか、家庭と言う重圧に耐え切れなくなって、若い娘に走ったか?と思いきや、相手の女性はバツイチ子持ちだそうな。
ますますなんだそれーーーーーーーーーーーーー。
自分の妻子にあわせる顔はなくても他所の母子にはあわせる顔があるのか。
自分の好きな女が産んだ知らない男の子供の顔を見てる方がマシなのか。

マシなのかもなぁ。

男にとって子供ってそんなに比重の無いものなのかもしれない。
「自分の子を養う」ってのより「他人の子を養ってやってる」って事実の方が気分的に楽なのかもなぁ。
なんか話を聞いているとどうも理想の自分がかなり高くてそれに追いつけない現実の自分にあがいている気弱でプライドだけ高い弱い男って印象。

「でもそれも私から見た一方的な話だから、聞いてる人はそう感じるのかもしれないよね」と彼女の冷静なコメント。
この人のこういうとこはとても尊敬できるよなぁと聞いてて感心。

とにかく、彼女は元旦那のすべてを許すといっているのに、元旦那が「合わす顔が無いから別れたい」の一点張りで、裁判所でも珍しい例だと呆れられたそうだ。
「訳が分からないの」と彼女。
「相手の女性に言わせられてるのかなぁとも思うけど」
そうなのかもなぁ。

それにしても借金もして浮気もする旦那を「そのくらいなら許せるのに」と言える彼女の懐の広さに本当に驚いてしまった。
私は「借金する人間=人間失格」とばかりに最初から近寄らないか、きっぱりお付き合いを止めるタイプなので。
そんなのもひっくるめて、その人全部を愛せるって凄いよなぁ。

仕事も始めてとりあえず母子家庭生活を始めた彼女。
何事も前向きな彼女ならきっとしっかりやっていけるだろう。

なんか、軟弱な自分が恥ずかしいなぁって気分と、女って色んなタイプがいるもんだよなぁとしみじみ実感。





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