凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2005年01月30日(日) 絶不調

久々に死にました。

金曜日の朝、起きると激しい頭痛とこみ上げる吐き気。
いつもの偏頭痛と明らかに違う。
あ、やばいかも、どっか血管いっちゃったかな
そう思うながらも動けない。動くと吐く。
アイの幼稚園の用意が出来ない。
仕方ない、今日は休ませよう…アイも今週はじめから咳が出始め一向に治る気配が無いし…と思うが、「今日はお遊戯会のりはーさるだからお休みしちゃ駄目って先生が言ったもん」と行く気満々。
やむをえず、体操服だのなんだのを引っ張り出し本人にかばんにつめさせる。
朝食もアイにパンをひっぱりだしてもらい、アユムと食べてもらう。
園バス乗り場まで這うようにしてようようたどりつくと、先生から「どうしました?!」と驚かれる。
「ちょっと具合が悪くて…」と作り笑いするのが精一杯。
部屋に戻るなり嘔吐。トイレから出れない。トイレ前でうずくまる。
アユムがよじ登って遊ぶ。
あぁこいつ、私がこのまま死んでても、気付かず私の上に乗ったりして遊んでるんだろうなぁ…などと思う。
とりあえず寝よう。それしか出来ることがない。
退屈して部屋中ひっかきまわして遊ぶアユムの気配はするが、もう動けない。
セットした目覚ましがなると帰りの迎えの時間。
吐き気も頭痛も治まってない。動くと吐く。これはただ事ではないぞやっぱり。
何度も途中でうずくまりながらやっと園バス乗り場へ。
途中誰にも会わなくて良かった。
苦しい。苦しい。頼む、殺してくれ。
陣痛の痛みなんかより数段苦しい。
病院に行くか、誰か助けを呼ぶかしなきゃ。
とりあえず奥様方を想定する。
しかしアイが風邪をひいていて、咳がかなり酷いので、アイとアユムを見て貰ってて、その間病院へ…というのも躊躇われる。
アイが元気なら、「病院へ行く間一緒に遊んでやっててもらえない?」と頼めもするんだけど。
友達のKちゃんに助けを求めるか。
でもKちゃんはしょっちゅう実家に呼ばれてて「子供が居ないから気軽に呼びつけられる」とこぼしていたっけ。
「やっぱり子供がいないから呼ばれるのね」と思われたら申し訳ない。
実際、子供がいる人の所に病気の子供を見てもらうのは無理だし。
仕方ない、アイとアユムに留守番してもらおう。
でも病院でそのまま入院とかなったら、この子達にどう連絡を取ればいいんだ?
あれこれ苦痛と激痛に呻きながら悩んだ結果、結局子供二人連れてかかりつけの脳神経外科へ。
エチケット袋片手に死ぬ気で運転。
受付をすますと「座れます?ベッドに横になってた方がいいですか?」と聞かれる。
よっぽど苦しそうに見えるんだろうなぁ。実際苦しいんだし。
有難く、横になって待たせてもらう。
手足がしびれているのが過呼吸のせいか寒さのせいか分からない。
医師がすぐに来てくれて問診しながら「いつもくも膜下出血を疑うんですよね…」とカルテを見て言う。
くも膜下出血かぁ…そっかぁ…とぼんやり思う。
MRIを撮る。半年振り位か。
「おかあさん機械の中に行ってくるから看護婦さん達と見ててね…」とアイに手を振る。
アイもすでに見慣れた装置なので、飛び跳ねながらディスプレイの前で看護婦さんと手を振っている。
MRIの結果は切れている血管は無かったらしい。
「いつもの偏頭痛と…お嬢ちゃんが風邪ひいてるみたいだから、その風邪が混ざっているのかも」と言われる。
吐き気止めと、いつもの偏頭痛の薬を注射。
内服よりやはりこちらの方が効くらしい。
点滴の針が痛い。今まで受けた点滴で一番痛い。
偏頭痛の注射は肩への筋肉注射。
これが涙が浮かぶほど痛い。
思わず声が漏れた。傍らでアイがこわばった表情で見ている。
咳が止まらないアイも気がかり。
アユムは閉じこもりきりだった室内から別の場所へ来られた開放感かハイテンション。
なんとか吐き気が少し治まり動けるようになり帰宅。
しかし食事の用意など出来るはずも無く。
アユムのおむつ換えすらできそうにない。
アイにおむつ換えの練習をしてもらっておくべきだった。
駄目だ動けない。実家の母を呼ぶか。
でも体力が無い母は一発でアイの風邪をもらってしまうだろう。
それにしてもアイの頬が赤い。
熱を測ってみると38.2度。熱出てるじゃん…駄目だ看病できないよ…
仕方ない。
夫へSOSのメール。幸い週末だし、駄目元で、帰れる様なら帰って来てくれないか。
返信。明朝の飛行機で来るとの事。明朝か。動けないのは今なんだけど。
アイが食欲が無いのを幸いに、子供達にはバナナと食パンを適当に胃袋に入れてもらう。
吐きながら、アイにアイスノンとヒエピタを貼る。
アユムのおむつを替えるとすでにオムツかぶれが起きてる。
尿の臭いにまた吐く。
ひたすら、寝た。もうこのまま殺してくれと思いながら。


2005年01月25日(火)

夫の後任が決まったらしい。
来月から引継ぎを始め、三月にはこちらへ戻ってくる。
有休消化があるのでとりあえず退職は三月が目処らしい。

夫が帰って来る。
とりあえず、今はそれは憂鬱の種でしかない。
彼が家に居ても、なんのメリットもない。
彼の存在意義はこの地方の一流企業に勤める事によって得る収入だけだったので
そこを退職して聞いた事もないような中小企業に再就職できたとしても
今の収入が望めないであろう彼に、彼の利点を見出すのは難しい。
彼から会社を取ったら、なんの取り得も無い本当につまらない男にしか見えない。
このまま単身赴任で生活していてもらった方が、経済的にも精神的にも助かったのだけれど、それは終わるわけだ。

また今以上偏頭痛に悩む日々が始まるんだろうか。

いかんいかん、前向きに考えないと。
何か、夫が帰って来る事によって助かる事を考えよう……
…って、何があるんだろう?
私にとっては世話しなきゃいけない人間が一人増えるわけで、なんの利点も思いつかない。
家事をやってくれるわけでもなし、育児を手伝ってくれるわけでもなし、私に自由な時間が出来るわけでもないし。彼の存在を苛立たしく思う事はあっても癒される事はけして無いのに。

いやいや、何か助かる事があるはず。きっと。多分。
収入が減るなら私がパートに出てもいいわけだし。
って、アユムの保育料の方がきっと高くつく。
アイの習い事も送り迎えが出来なくなるから辞めさせる事になる。
家事をまったくやらない夫に、家庭の手助けは望めない。
『働くなら勝手にどうぞ』と言ってのける夫だ。

いやいや、でも、何か、きっと良い事はあるはず。多分。
夫の再就職が決まって、親子四人の生活リズムが出来てきたら、ゆっくり考えよう。
それまでは、何も考えないようにして 
何も感じないようにして


2005年01月24日(月) 知恵熱?

お昼寝の布団の上で一人遊んでいたアユム。
傍らで洗濯物を片付けていた私。

「おあーあーん」(訳:おかーさーん)

「なーに?」

見ると私の顔を見て「ばいばーい」と手を振る。
何がやりたいのやら…と「ばいばい」と手を振り返すとおもむろに毛布を頭から被り「いないいないー」

……!そうか!アユム、それって君なりのギャグなのね?!
すげー!全然面白くないけど、「おかーさん、私いなくなるわよ、いい?…ほーら、私、いなくなったわよ。探して御覧なさい〜おほほほほ」ってギャグなんだね?!
いやーつまんねーギャグだけど、1歳児としてはこんなもんなんだろうね!

初めてアユムと意思の疎通が明確に出来たと実感できたのがこれってどうよ。
でもある意味感動でしたよ。
進化の現場に居合わせた感じ。
蝉の脱皮を見た時のような息詰まるような厳かさは無かったけど。
チンパンジーのレベルから抜けた瞬間だったのかも。

そのアユム。寝るまでハイテンションでボール遊びをしていたと思ったら、寝床の体がなんかいつもより温かい。
これは…と測ると38.5℃。おいおい。知恵熱?
まったく、子供って色んな意味で目が離せない。
ってか、頼むから夜の室内でのボール遊びはやめて。
いくらゴムまりでも階下への音が心配。


2005年01月19日(水) 無理も無い

髪をふたつに結んで登園したアイが、ぼさぼさの髪になって帰って来た。
幼稚園で園バスを待つ間、女の子同士髪を結び合ったり三つ編みの練習をしあったりするらしい。
さて、今日は誰に結んでもらったのやら。
それにしても見事にぼさぼさ。
「今日は誰に結んでもらったの?」とアイに聞くと「結んでもらってない」
あら、じゃぁこの頭は?と聞くと「先生にひっぱられたの」
はぁ?

なんでも、集合が遅かったアイに、怒った先生がアイの髪を掴んでひっぱり並ばせたらしい。
ほほぉ。
あの持田香織似のかわいい先生が、ここまで髪が乱れるほど力任せに引っ張ったのか。
しかも乱れたままでその後のフォローも無しか。
いつもはつらつ笑顔の先生方も、園児相手にはやっぱり忍耐の限度があるんだなぁ。

思わず大笑いしてしまった。
いや、だってアイってばとろいもん。
先生も切れて無理なかろう。(←母親失格)
「そっかー大変だったねー」ととりあえずアイをフォロー。
フォローになってるかどうかは謎。

思わず青木さやかの保育士さん(だっけ?)ネタを思い出す。
子供相手って体力と忍耐力との勝負だよね。
いやはや、おてやわらかに頑張って下さい先生方。


**

おしることぜんざいの区別を教えていただきました。てへっ。
どうやら私が作ろうとしたのはおしるこのようです。
ひとつ賢くなりました。えへん。(←えへんって……)
どうも有難うございました。


2005年01月11日(火) 気分はチャレンジャー

鏡開きなので、とりあえずぜんざいを作った。
関係ないけど私はぜんざいとおしるこの区別がわからない。

小豆から煮ようかと思ったけれど、真空パックの餡の方が格安だったのでついそちらを購入。
お餅は外側の容器を切って出せば小餅がばらばらと出てくる鏡餅。
なんとも趣の無い鏡開き。

しかも油断してしまい、気付いた時は鍋の中で餅と餡が一体化。
謎の物体と変わり果てていた。とほほ…。

勿体無いので餅だけなんとか救い出す。
冷まして固まったら食べられるかなぁ…となんとなく冷蔵庫から取り出した牛乳をいれてみる。
お椀の中の謎の物体は益々謎を深めていった。
でも餡と牛乳。
それほどミスマッチではなかろう…と、アユムに食べさせてみる(←自分で試食しろ)
アユムの口にはあったらしく、ばくばく食らいついた。
ほほう。これなら喉にも詰まらないし(ってか、詰まりようがなかろう)甘いしアユムは大喜びかもなぁ。

ついでにお鍋の中の餡を、牛乳に混ぜてみる。餡ミルク。
さて、これはどうかな…とアユムに飲ませてみる(←だから自分で試食しろって)
何の迷いもなくコップに口をつけて飲み込んだアユムは次の瞬間なんともいえない「…な、なにこれ…?…」と訴えるような情けないしかめ面になった。
そのあまりに複雑な表情に思わず爆笑。


残った餡をトーストした食パンに挟んで食べた。
アイには大好評だった。

この子達は間違いなく味音痴になるだろうなぁ。


2005年01月09日(日)


「きれーねー」

アユムが最近よく口にする言葉。

「じょーずねー」

この二つを、頻繁に発音している。
どんな時も、「きれーねー」と「じょーずねー」
意味はいまひとつわかっていないのだろう。

それでも、「きらい」とか「こわい」とかじゃなく
この二つの言葉を覚えた事に、なんとなく、救われる気分。


2005年01月05日(水) 今現在

アユム、一歳八ヶ月。
自分でシャンプーつけて頭洗いやがります。
目に垂れてきた泡を泡だらけの手で拭おうとして、顔面泡だらけになってパニックになる様は見てて愉快です。(←助けろよ)
お風呂上りのタオルを出し忘れていると、勝手に引き出しから出して自分で体拭いたりします。
手がかかるようなかからなくなったような。

アイ、五歳十ヶ月。
自転車の補助がやっと取れて、今現在スイミングより自転車がマイブームのようです。
一年生になったら友達と自転車で近所の川まで遊びに行くのが夢らしいです。
今は自転車と平行して縄跳びの練習に燃えてます。

ちなみに、同窓会から帰ったら、夫がアイと初売りでランドセルを買ってました。
はっきり言って私の好みじゃないけれど、アイが気に入っているのならいいや、と言い聞かせてます。

子供達は子供達なりのペースで成長しています。
私は?
何も成長している部分はないような。
衰退していっているだけです。

夫はついに会社を辞める事にしたそうです。
年末29日に面談する羽目になった部長が気の毒。
再就職が難しい年齢だと分かっているのに、会社が危ないのは確かだし、このまま一番子供達に金がかかる時に肩たたきにあったらどうしようもないから、と、こちらから見切りをつけて、別の仕事を探すのだそうです。
はぁそうですか。として言えないです。
私としては、会社がどういう時でもなんとか辛抱して、定年まで勤め上げて老後は年金を貰いながらシルバー人材センターかなにかで細々と働いていけたらと思っていたのですが、夫はそんな気まったくないようです。
なんでこんな男と結婚してしまったんだろう、と己の迂闊さを恨むばかりです。

そんな感じの年頭です。
年末はどうなっているやら。


2005年01月03日(月) 同窓会

お正月、田舎の同窓会に参加した。
成人式以来だから5年ぶり?(←おいっ!!!)
女性は大して変わらないけど、男性の変貌ぶりはなんというか。
どうしてあぁもブクブク太るんだろう。
まぁ貫禄が付いた、といえば良いんだろうけど。

自己紹介で「この姓で参加するのは今回が最後です」と嬉しそうに話す子がいた。
おお。それはめでたい。
同窓会が終わってからそのまま彼と帰って、入籍するそうな。
「式は?」と聞くと「あげないつもり」との事。
でも写真だけは撮っておいた方がいいよーといらない世話を焼く。
おせっかいだけど、入籍だけじゃ実感って湧きにくい。
紙切れ一枚で決めた事は紙切れ一枚で簡単に終わらせてしまえる。
せめて写真は撮って、結婚したんだーという実感が湧く物があった方がいいと思う。
子供はどうするのかは知らないけど、子供が出来て大きくなったら「これがお母さんの花嫁姿よ」と見せてやれるし。
言いながら、私って立派な世話焼きおばさんじゃんーと自分で笑える。

嬉しそうな彼女に、お約束の「良いねー今が一番良い時よねー」「今だけよー過ぎちゃうとねぇ」なんて、ちょっとため息まじりに言う女性達。
なんだかなーそういう「若いっていいわねー」みたいな、なんか年配者の余裕と嫉みみたいなのを言う歳になったのね。私たちも。
でもさ、同級生なんだから、普通に祝ってやろうよ。
って、世話焼きおばさんは思っちゃったさ。

なんか、男子も女子も、立派なおじさんとおばさんになったなぁと己の世代を実感した同窓会でした。


あけましておめでとうございます。
今年も変わらず愚痴っていると思います。すみません。
気が向いたら覗きに来て下さい。
メール、ありがとうございます。





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