凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2003年08月18日(月) おやぢの夢

TVではバッターボックスに城島。
打て、打ってくれ〜と心の中で叫びつつ片付け物なぞしていると退屈したアイが「おかーさんビデオみたい」とか言い出す。
ううう、仕方ない。いいよ。
すごすごとラジオのスイッチを入れ野球中継を聞く。
今日の先発は斉藤だ♪といそいそと夕飯の片付け物をしてると夫がTV漫画にチャンネルをあわせる。

あぁ。一度で良い。
TVの前にデンと腰をおろし、ビール片手に最後まで野球中継を観たい(号泣)
「ビールも一本持ってきてー」などと言えばビールが出てくる状況なら最高。
おやぢだよそれ、と自分に突っ込むのが悲しい。
っていうか、妻が野球中継観たいのに、夫がTV漫画(アニメなんて言ってやるもんか。原作が漫画ならTV漫画で間違いなかろう)を観たがってチャンネル変える家庭ってどうよ。なんかおかしくないか?

あぁでも良い。うちがどうあろうと今年のホークスは強い!
マジック点灯!やったぞホークス!!!!!
今年こそV奪還だ!!!!
今年はホークス神社に祈願には行かないから安心してくれ!

SWATグッズなどというものが出たらしい。
ホークスの斉藤、和田、新垣、寺原の頭文字をとってSWAT。良いのかそれ(笑)
次回ホークスの応援歌はこの若手四人組に歌わせればいいのに。
ホークスの歌って踊れるピッチャー陣。
見てくれもいいし。一名をのぞいて。
プロモも作ってDVDにして売ってくれれば買うよあたしは(握り拳)
あぁでも心惹かれるベビーユニホーム
赤ん坊にこれ着せてアイにTシャツ着せて私がハッピ着てメガホン持って外野席で応援できたら…!ってこれもおやぢかしらやっぱり(汗


2003年08月14日(木) 日々の鍛錬

赤ん坊は三ヶ月に入ってころころ寝返りを打つようになった。
しかし首はまだ据わっていない(汗)
気が付くとうつ伏せで顔をうずめ、息が出来ない苦しさに固まっていたりする。
苦しければ泣けばいいのに。
こいつは妙に我慢強いのか鈍いのかあまり泣かない。
静かに苦しみに耐えていたりするのでこちらとしては扱いやすいのかにくいのか微妙。

この頃は背筋を鍛えるべく?うつぶせになって顔上げのトレーニングに必死。
首を必死に上げえびぞる。
だからあんたまだ首すわってないって。
力尽きて果てたと思うとまた不安定な首に力をこめ、頭を小刻みに震わせながら持ち上げえびぞっている。
誰もそんなに無理してトレーニングしろっていってるわけじゃないんだからさぁ。
いいじゃん必死に鍛えなくっても。
寝返りって首がすわってからするのが順番だし。
それでも赤ん坊は暇さえあればころころ寝返りし、背筋を使いえびぞりトレーニング。

誰が教えるでもないのに昨日より今日、今日より明日と確実に動くようになってくる。
何が彼女をここまで駆り立てるのだろう。
これが生命力ってもんなのかなぁ。
凄いなぁ。

***

夫とアイが赤ん坊のそばでうずうずしている。
TVで「赤ん坊が泣いている時、ビニールの買い物袋をクシャクシャ言わせると泣き止む」とあったらしい。
「泣いた!」「ほら!ビニール袋!」二人で大騒ぎしながら赤ん坊をあやす。

半時間後、赤ん坊が泣いても二人とも無視してTV観賞。
泣きつづける赤ん坊の脇には空しく散乱したビニール袋。

ま、こんなものよね。


2003年08月13日(水) 絵日記

アイと夫が帰ってきた。
私のお盆休みも終わりだ。
結局乳を搾ってただけの休み。ちぇっ。

でも驚くほどゆっくりできた。
やっぱり一緒に暮らす人間が多ければ多いほど自分の時間というのは無くなる訳で。
自分の時間が欲しいというより他人と一緒にいる時間を減らしたい。
精神的負担。
子供だって別人格の人間だし。なんて言っても仕方ないか。
このお盆休みだけでも感謝しないと。


さて、里帰り中、例の宿題である絵日記を持たせてやった。
毎日ネタは盛りだくさんだろう。
書く事ありすぎて何ページも書いてたりして。
ちょっとうきうきしてページを開くと真っ白。
おい、書いてないじゃないか日記(怒)
「おじいちゃんちで何して遊んだか、日記に書いてお母さんに教えて?」とお願い。

「○月○日 おじいちゃんちでスイカをたべました」
ふむふむ。丸ごと1個のスイカの絵。
1個では買わないからアイには新鮮だったのかな。
「○月△日 おばあちゃんとわたあめをたべました」
露店でもあったのかな。夏だし地域のイベントでもあったのかもね。
「○月□日 ○くんとそふとくりーむをたべました」
ふむふむ、従兄妹の○君と…っておい。
食べ物の事だけかい。

夫に聞くと親戚の家に行ったりプールにいったり皆で花火をしたりとそれなりに出歩いたらしい。
しかしアイの記憶にはこれっぽっちも残らなかったよう。
食の喜びと比べればどんな出来事も彼女にとっては無かったと同じなのね。
はぁ。


いいや。それならいっその事絵日記は毎日食べた物の記録日記にしてやれ。
それならネタ探すのは楽だ。ははははは(脱力)


2003年08月12日(火) 乳が痛い

搾乳して乳房を冷やしまくったら熱が下がった。
まだピリピリ痛みが走りかなり不快だけれど我慢。
病院に行って他人の前に乳をほおりだしてあれこれ触られ言われる苦痛を思えばこんな痛み。
でも痛い。
痛むたびに乳房を押さえて叩いたりさすったりマッサージしたりする。
洗濯物を干しながら自分の乳をまさぐる女。
通行人が見たらさぞかし訝しがる事だろう。

妊娠中は当然腹が邪魔でうつぶせ寝が出来なかった。
出産したらうつ伏せ寝も出来るなーと思っていたら、胸が痛くて出来ない。
別にうつぶせでなきゃ寝れないってわけじゃないけどなんかちょっと悔しい。

ところで乳腺炎で検索してたらこんなのを見つけて思わず大笑いしてしまった。
いやいや、まじ、あれば便利かもしれないけど。
ってか、今の私にこそ必要なのかもしれないけど。
でもでも笑わずにはいられない。
これを使った己を姿を想像してまた大笑い。
なるほど、マタニティ用品だのなんだのは胡散臭いのが多いもんだなぁ。
それにしても、巨乳の人ってうつぶせ寝出来ないのかぁ。
胸の下にクッション敷いているみたいで気持ちいいのかと思ってた。


*********


スーパーで阪神タイガースの選手別缶コーヒーを見つけた。
いいなぁ。ホークスも出さないかなぁこんなの。当然箱買いするのに。
考えてくれないかなダイエー。経営難だから無理?


2003年08月11日(月) スイッチ

体温が高いはずの赤ん坊の体がひんやりしている。
あぁいかん。扇風機の前に転がしっぱなしにしてたせいか。

それにしても体がだるい。夏ばてだろうなぁ。
そう考えて「まてよ?」と体温計を取り出す。
測ると38度。あらら。熱出してるじゃんあたし。
赤ん坊の体が冷えているんじゃなくてあたしが体温高いんじゃんてへへ。

なんて笑えない。多分これは乳腺炎だ。
かれこれ一週間近く右の乳房にピリピリと痛みが走っていた。
やばいなぁとマメに授乳してしこりが無くなるまでマッサージして、と用心してたのに。

理由はわからないけれどアイの時より乳の出が良くなった。
乳がパンパンにはった痛みで夜中目が覚める。
赤ん坊は夜中の授乳は要らないのでぐーぐー寝てるってのに目が覚める悔しさ(なんだそれ)

乳房を押すと細い筋がぴゅーと出る。
押すとぴゅー。押すとぴゅー。おぉ水芸だ。
スイッチはここか?と固いしこりになっている部分を押す。
細い筋がぴゅー。あはは乳牛だあたし。乳がぴゅーだって。

あほな事を考えつつ搾乳し、母乳が出なくなったのを確かめて熱さまシートを乳房に貼り冷やす。
搾乳した乳房はパンパンにはってた時と違って嘘のように柔らかい。
はぁ痛かった。

赤ん坊の隣に横になる。
一人で良かった。アイや夫がいたら静かに寝る事もできやしない。
赤ん坊が私の顔を見て笑う。笑いながら指をしゃぶる。
空腹なのかな。そう思った瞬間ジーンと母乳が出る感覚。
おいおい、スイッチはどこなんだ一体。
母体って不思議。

とりあえず寝る。


2003年08月09日(土) お盆休み


ドアが閉まったとたん、私は喜びのあまり腕の中の赤ん坊にキスの雨を降らせまくった。
夫とアイは夫の実家へ里帰り。
やった!今日から三日間、赤ん坊と二人きりだ!

赤ん坊と二人きりになりたかったわけじゃない。
赤ん坊の世話だけしていればいいのが楽なので嬉しいのだ。
なんせこの生き物の目下の要求なんか「腹減った」と「おむつがぬれた」程度。
乳飲ませておむつ替えてやって転がしとけばいいんだから楽なもんだ。

これが寝返りしだしたりハイハイしだしたりしたら話は別。
危なくて目が離せなくなる。おまけに離乳食の準備だなんだで手間隙かかって仕方ない。

でも彼奴はまだ生後三ヶ月の赤ん坊。
そんな心配も面倒もない。
アイみたいに遊びに行きたいだの暇だのお腹すいただの何か食べたいけどこれはいやだの果ては何か作りたいだのみてみてこれみておかーさんこれみてあれしてこうしてこれなんだいいでしょこれだの煩くまとわりつかれる事も無いし、あぁ夏休みなのにどこへも連れて行ってやれないなんて可哀想に遊んであげなきゃだのなんだのという親の使命感だの罪悪感だの責任感だの虚無感だので疲れる事も無い。
家事放棄育児放棄、赤ん坊の世話、という名目で堂々と引きこもっていられる!!
ビバ!お盆休暇!!

初日はまず部屋の片付けだ。
アイが居ない隙にゴミみたいなおもちゃはダンボールに詰め込んで片付けてしまえ。
明日は残暑見舞い作りをしよう。
パソコンの前に何時間居てもアイの「アイもいんたーねっとする〜」という毎度の妨害で断念する事もない。
明後日はゆっくりデパートに涼みに行ってお昼を食べようかな。
アイと一緒だとうどんかお子様ランチの食べ残ししか食べられないもの。
お返しは要らないって言ってたけど、やっぱりお祝いのお礼は何か返したいから、あの子にあげる何か可愛い雑貨でも探してみよう。



ささやかなお盆休み。っていうか、自分でもなんてせせこましい楽しみなんだろうと自嘲。
赤ん坊と子供と夫と室内。
こんな小さな狭い世界で生きてるのね私って。



淀んだ水から水面に顔を出し、ポカリと空気を吐き出した金魚。


2003年08月05日(火) 厚い

暑い。

赤ん坊の泣き声が暑苦しさに拍車をかける。
あぁこのくそ暑いのに体温が高い赤ん坊なんか抱きたくないーと思う私は母親失格。
Tシャツ(カットソーというべき?)の裾をまくりあげ授乳。
すかさずアイが「おかーさーん」と甘えてくる。
背中におぶさってくるのを「暑い〜」と振り下ろす。
かまって欲しいアイは懲りずにベタベタ。

背後に回りこんでいたアイがおもむろに私のむき出しになっているわき腹の肉を掴んだ。
感触が気に入ったらしくご機嫌で何度も掴む。
どうだ。気持ちいいだろう。
肌触りなんかしっとりしなやかびろうどのやう…っておい(怒)掴むな(涙)

しぼんだ風船状態の腹の肉。
体重はほぼ出産前に戻ったというのに。
(といってもアイの出産前より四キロ増のまま…)
産後ガードルはこの暑さのため着用するとたちまち肌がかぶれて水ぶくれが出来てしまう。
よって脂肪は野放し状態。
このままじゃこの肉はこのままだ。なんとかせねば。
この暑さは脂肪の厚さのせいもあるのか?(←否定してくれ誰か…)

ちくしょう、えぇい掴むなってば(涙)




2003年08月01日(金) 夏休みの宿題

夏休み真っ最中。
なんで幼稚園に夏休みがあるんだ。いらんだろう。登園しろ登園。
荒波打ち寄せる岸壁に立ち、海に向かってそう叫びたい毎日が続いている。

去年も書いたがアイが通っている幼稚園は宿題がある。
今年は書き取りやメロディ音の練習の他に絵日記が出た。
別に毎日書かなくてもいいらしい。
何が書くネタがあった時で良いようなんだけれど、それじゃ片手にあまる程度しかきっと書けないだろう。
仕方なく、絵日記のネタの為にしぶしぶ行動。

先週末は近所で夏祭りがあった。
ラッキーこれで一ページ埋まる♪とアイを連れ出す。
見ると同じ集合住宅の奥様方が既に勢ぞろいで談笑。
「こんばんはー」とちょっと緊張しつつ輪に入れていただく。
アイは顔なじみの子を見つけハイテンション。
「一緒に踊っておいで」と踊りの輪に送り出す。
大人の踊りを見ながら真剣な顔でぎこちなく手を上げ踊る園児達
だるげにふざけながら踊る小学生達。
微笑ましいけれど、その間こちらは世間話をしてなきゃいけないわけで。
えーっと、何話せばいいんだろう。夏の予定とか聞けば良いのかしら。
「赤ちゃん、大きくなったわね〜」と奥様が話題の糸口を探して下さる。
あぁがんばれ自分。ってか、頑張らないと人と話せないのって人としてどうよ。
己を奮い立たせて話題に参加させていただく。笑顔笑顔。

なんとか祭り最後のおもちゃ配りまで参加する。
これが子供は楽しみらしい。
アイは100均で売ってそうなおもちゃを貰いご機嫌。安上がりな女だ。
こけつまろびつ夜道を皆と連れ立って帰宅。
こういうのって楽しかったりするよね。
アイの記憶に残るといいけど。


翌日のアイの絵日記
「おまつりにいきました。かきごおりをたべました。たのしかったな。」


………記憶に残ったのはカキ氷だけかい(怒)

私のあの気付かれしまくりの二時間は一体……(滂沱の涙)
そもそも園児の絵日記のネタの為に行動する親ってのも親としてどうかと。
ってか、なんで子供の夏休みの宿題で親が苦労しなきゃいけないんだ。
あぁなんとかしてくれ。夏休みの宿題。
ちくしょう。海に向かって叫んでやる(号泣)





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