2006年04月12日(水) |
くら寿司のネタは偽物か? |
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オレはくら寿司がかなり好きである。家の近所の便利なところにあるので月に2、3回は行く。がんがん喰ってもさほど財布が軽くなるわけでもない。オレの好きなオニオンサーモンも喰いまくれるのである。ただ、最近不愉快なのはそのオニオンの切り方がものすごく雑になったことである。いつも客が多くてバイトがてんやわんやしてるので、丁寧に切ってるヒマがないのかも知れないが、そんな細かいところもちゃんとして欲しいのである。オレはくら寿司を応援しているのだ。マグロが凍ったまま出てきても「これだけ混んでいたらしゃあないなあ」とそのシャリシャリした食感をむしろ楽しんでいるのである。
そのくら寿司をはじめとする100円寿司の店に対して、「週刊女性」が「一皿100円といった回転ずしはすべて高級ネタではなく安い魚を使っている」という衝撃の記事を掲載したことがあった。この記事内容を自分たちの店に対する重大な名誉毀損だととらえた「くらコーポレーション」(堺市)が、その「週刊女性」を発行する「主婦と生活社」を相手取り300万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が4月11日、毎度毎度の馬鹿判決で有名な日本一低レベルの裁判所、大阪地裁であった。
あいにくその日は馬鹿判決のエース、西川知一郎氏の出番はなかったが、代わりに森宏司裁判長が馬鹿判決を見せてくれたのである。「記事は業者を特定しておらず、原告が代替ネタを使っているとの印象も与えない」(よーするに、100円寿司いうてもぎょうさんおますからあんさんとことは限りまへん。その記事読んだかって別にあんさんとこの店がニセモンのネタつこうてるやなんて誰も思わしまへんやろ。)として請求を棄却したのである。
オレは、代替ネタ自体は事実だと思っている。関西で他の100円寿司大手と言えば「かっぱ寿司」「あきんど・スシロー」である。今回訴えたのが「くら寿司」だけであったことから考えて、他の2店のどちらかが週刊女性に書いてるようなニセモノを出している可能性が高まったわけだ。
今回の馬鹿判決の要点は、「例え悪口であっても相手を特定しないで言えばOK」ということである。「すべて高級ネタではなく安い魚を使っている」という「週刊女性」の表現の中の「すべて」という語は全部という意味であり、そういう言い方をされればもちろんその中に「くら寿司」も含まれるというのは、本職が国語教師のオレが断言する。自社を中傷されたとして「くら寿司」が名誉毀損で訴えたのは当然だ。ただ、かっぱ寿司やスシローは何のアクションも示さなかったこともまた事実なのである。おそらく裁判で勝つ自信がなかったのか、その記事を事実と見たからなのだろう。オレのような常識人は他の2社はわざとニセモノを使ってごまかしていた卑怯な連中なのだと考える。
そして、今回の判決を出した森宏司裁判長は、おそらく比較のために100円寿司チェーン店を食べ比べるなどの「自分の舌で確かめる」ような行動をとったとは考えられない。自分の非常識な狭い考えの中で下した判決だったわけだ。
オレのこの日記は、大阪地裁の裁判官の皆様にとってはきわめて不愉快な内容である。しかし、少なくとも今回、森宏司裁判長は「例え悪口であっても相手を特定しないで言えばOK」という素晴らしい見解を示しておられる。仮に大阪地裁を100円寿司みたいなものだとしよう。「100円寿司はすべて安い魚を使っている」という言い方と「大阪地裁の裁判官はすべて馬鹿」という言い方はどちらも全否定の言い方である。しかしこんな悪口でさえも大阪地裁の森宏司氏は「相手を特定しないで言えばOK」と許してくださるのである。なんで特定したことにならないのか、オレのまともな思考回路では到底理解できないのである。
数百人のならず者たちに向かって「おまえらみんな馬鹿じゃ」と叫んだ後で、そのうちの一人が「どこが馬鹿やねん?」と食って掛かってきた時に「あんたを特定したわけじゃないんだ」と答える馬鹿が裁判官をしているところ、それが大阪地裁である。
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