2006年04月11日(火) |
レンタカーを返さない人たち |
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DVDを借りたらちゃんと期日までに返しに行くとか、レンタカーを借りたら返すとか、ゼニを借りたら返すとか、そんなことは当たり前だと思っていたがそうでもない人たちがこの世には存在するのである。札幌北署は4月10日、借りたレンタカーを返さずに5か月間にわたってマイカー代わりに使っていた札幌市の無職山本義幸(23歳)、妻の有美(27歳)の二人を横領の疑いで逮捕した。またしても無職の犯罪である。働いていないヤツはろくなもんじゃねえということがまたしても証明されたのである。
この2人は昨年5月20日、レンタカー会社で乗用車を4日間の契約で借りたまま返却せず、その後も約5か月間にわたって使い続けていたのである。通常の延長料金を払うなら100万円程度の金額になるという。このレンタカーは昨年10月にホテルの駐車場に放置されていて、中にあったカーナビは売り飛ばされてなくなっていた。レンタカー会社は再三返却を求めたが、二人はそれを無視して乗り回していたという。こんな時、警察はお得意の「民事不介入」を主張して「そっちで解決してください」となる。免許証の住所にはもう住んでいないことも多いし、クルマがどこにあるかを突き止めるのさえ一苦労なのである。それにしてもこの借り倒し夫婦は全く救いようのない連中である。ただ、こういう情けない連中は刑務所に入れても意味がない。「タダで飯が食える」と錯覚するだけである。罰の与えようがないのである。
一方静岡では、レンタカーを家のかわりにしていた男が捕まった。4月7日、富士署は清水町出身の住所不定無職、北村治朗容疑者(43歳)を横領容疑で逮捕した。2月27日に御殿場で乗用車1台を4日間借りる契約を結んだ後、期限が来ても返さずにそのまま1ヶ月以上、代金を払わないまま乗り続けたのである。レンタカー会社の側は必死で回収するための努力をしていた。実家を突き止め家出人として捜索願を出してくれと頼み、寸前まで勤めていた会社を訪問したりしていたのだ。そんな状況でも警察はなかなか動いてくれない。そのクルマの中で生活していて返す意志が全くないこの男が一ヶ月も車中生活を続けられたのはそんな警察の怠慢のせいでもある。
なぜ、借りたレンタカーを返さなかったのか。「帰る家がないのでクルマで寝ていた」というのがその理由だったらしい。43歳にもなって住所不定無職、いったいこれまでの人生で何をしていたのかと思うが、まっとうな生き方をしてこなかったことは容易に想像がつく。多額の借金があってしかも家がないため、レンタカーで県内各地を巡りながら暮らしていたというのだ。
一日一日を生き延びるにもゼニがいるはずである。そのゼニをこの男はどうやっていたのだろうかとオレは不思議になる。そしてこういう情けないヤツらが、「生活していけません」と申請すれば簡単に生活保護を受けられる仕組みの存在もオレには納得がいかない。何のために学校に行くのか、何のために高校や大学、専門学校に進み、何のために就職するのか。就職したら自分の人生をどのように設計するのか。そんなことをちゃんと考えずに毎日を無為に過ごしては時間を浪費する。そういう馬鹿が世の中には多すぎて困るのだ。馬鹿が増えると世の中はますます過ごしにくくなる。オレのようなまっとうな人間がどんどん少数派になっていき、世の中が馬鹿天国になってしまうことがオレはたまらなく不愉快である。
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