2001年11月05日(月) |
◆昇段試験これでイイ? |
■ 昨日の昇段試験は全員無事に合格したようですが…。
話を聞くと、試験は同じ道院同士のペアで採点されるのではなく、まったくバラバラにされてしまうとのこと。これは、いかがなものでしょう!?
ペアで練習/修行するのが少林寺拳法の最大の特徴であり、さらに、同じ道院同士、ペアで昇段に漕ぎ着けられたことは、素晴らしい仏果と考えます。賞賛に値するのではないでしょうか。
そのペアの演武を採点しないのでは、技術偏重です。一歩譲って、護身的な側面から、抽出科目ならギリギリ可でしょうが、これとて危険で、私は反対です。
「私の主張・演武の手引き」中にも述べているように、演武は少林寺拳法の中核なのです。拳士は、演武に含まれる精神によって滋養され、また、実技においても少林寺流の動きが身に付きます。
ペアで真剣な演武をさせることに、昇段試験のひとつの眼目があるのではないでしょうか。付け加えて、先程述べたように当日のいきなりの組み合わせでは、間合い、力加減など、ただでさえ緊張している受験者達には大変危険と思われますが、いかがなものでしょう…。
|