岸部・・・?
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友人とボーリングをしに行った。 もちろん地層研究の方じゃない。
三人で行って、ストライク祝儀とスペア祝儀を賭けてやることになった。 最初の2ゲームは普通にやって難なく二人に勝った。 僕を除いた二人は開始直後から「曲げるぜ曲げるぜ」と騒いでおり、 合間には機械の手みたいなプロテクターをつけたボーリングマニア軍団をじーっと見つめて、 皆「あいつきもい」と言いつつその動きを盗んでいた。 友人はひとゲームが終わるとすぐに「次のゲーム」ボタンを押し、掴めそうな感触を引き出そうと躍起になっていた。 まげまげまげまげ言っていた。
「マゲはリスクがでかいから祝儀それぞれ2倍にしようぜ」 という言い出しがあって、その時マゲはまだ亜流だったし、すぐ可決した。
僕ははっきり言ってあのグニャーと曲がる”曲げ”には興味がなかった。 最初から自分のボールには自分なりに程良い回転をかけていたからだ。 それはかすかに孤を描く程度だったが、ローリスクハイリターンで賭けてるこっちとしてはそれで十分だった。 でも2ゲーム以上になると飽きてきたのでちょっとずつ挑戦した。
がしかし、一人が妙に完成された孤を描くようになり、しかも実際ストライクを取れるようになって、場の流れは”マゲ一色”になり、マゲ以外は禁止になった。 その後は、最初にコツを掴んだ彼の一人勝ちだった。 ノリノリの彼は「次のゲーム」ボタンを押したがったので、結局5ゲームした。
今日のボーリングは当初、一緒にいた友達がひまだというから僕が提案したのだが、既に疲れていたので1〜2ゲームで終わらせるつもりだったのに。 一人勝ちの彼は当初いやいやついて来たのに。会員になると言っていた。
今日は24時間起きていた。
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