岸部・・・?

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2002年05月21日(火) レイニーデイ

僕は雨の日が好きだ。

それは大方の予想に反して足し算より引き算の方を好む小学生のようなもので、
別に言わなくても言いのだが、周りが難しがっていることを難なくできることを得意に思うというものだ。
猫好きが不必要なほど猫好きなこともそれか?違うか?

この種の価値観を小学生時代と変わらず押しつけてくる人ほど困った人はなく、
勝手に自分一人で思っていれば問題ないのだが、自分は特別にその価値を認識し
ているという意識がある人は隙あらば世間に主張する体制なので注意を払わねばならない。

隙があるので主張するが、いつの頃からか僕にとって雨の日は、
その雨音やしんみりと落ちついた雰囲気が好意的に感じられるのに、
だいたいの人は濡れることや湿気のせいで鬱陶しそうに過ごすのでさらに士気があがる。
車や家の中の暖かさと安静感はむしろ少し濡れた後の方がじんわりと鳥肌を立てて染みてくるものというのに。
そういうわけで雨の日の車の中とか、台風の日に家から見る外の風景はエンターテインメントとなっている。

僕は中学生の頃から授業中に眠くなって夢と現をさまよっている状態の、
寝たいのに寝られないはっきりしなさが大っ嫌いだったのだが、
大学の時何も言ってないのにその状態が大好きだとわざわざ主張してきた友達がいた。
しかも、寝たいのに寝られないはっきりしなさが最高だと言うのだ。
その時はハァ?と相手にしなかったが、次にその状態が訪れた時に、その友達が言っていたように感じることができるかなと能動的に試すと、ずっぽりはまった。
見事に、寝たいのに寝られないはっきりしなさが最高に感じた。
むしろ寝てしまわないよう努めるようになった。

物事の価値は定まってない。
それについて自分とは違う価値を知っている人と出会うことで、自分の価値観にも繋がることがある。
その悪い例は精神病とかバッドトリップとか新種の症候群とか。最悪だ。そんな価値示さなくていいよっくそが!
集え豊かな価値を持った天使達!頼む!


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