日記ときどき週記...青木文

 

 

明日

陽だまり - 2005年06月23日(木)

 その場所は、私にとって何故だかとても居心地が良かった。
 ふらふらうろうろとあちこちを動いていて、寝ぼけてたまたまその場所に踏み込んだのだ。
 踏み入れて、いちばん最初に感じたのは白だ。光の白。眩しいと言うわけじゃなかったけど、他の色彩をすべて薄く霞ませてしまう光が、その場所にはあった。

 そこにいると自分はますます薄くなり、ときどき溶けてしまったような錯覚に陥ることがあった。体の表面だけでなく、内部までが光の白に薄められていく。
 その感覚がとても気持ちよかった。溶けると言うのはこういうことかと、喉を震わせながら鳴いた。


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 けっこう、嘘も多いです。と言うかその場の思いつき、嘘ばっかです。


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