忘 - 2005年06月17日(金) いろんなことを考えて、いろんなことを感じて、でも覚えているのはきっとその一割にも満たない。じゃあ、なんで考えちゃったり、思ったりするのだろうと不思議に思う。 きっと、あと一年したら私は今日のことを覚えていない。いろんなことを忘れて忘れて、どんどん年をとっていく。書いたからって覚えているかはわからないけど、書きたいと思う。 絵は忘れる為に描く。言葉は忘れない為に描く。 絵は本当のことを話す為に。言葉は嘘に変える為に。 両方から引っ張って私をまっすぐに立たせてくれる。 ここに、こうして書いていることも全て嘘なのだけど、嘘だからこそ見えることも、書けることもある。嘘はきれい。 -
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埃の積もった本棚 |