『恋じゃない』 - 2001年11月22日(木) ●『恋じゃない』(久美 沙織) 出版者うろ覚えで見つけるのに随分時間を食った作。久々に久美佐織の女の子一人称に触れて最初ちょっと疲れました(笑)。『マザー』のノベライズとかが駄目だった人には少し苦しいかも。あの女の子特有の取り留めのない雑談や妄想から一気に思考が開けていく時の爽快感は好きなのだけど、主人公が『丘の家のミッキー』と違って20代なかばの女性ってのがなぁ…。あの久美さんとく湯の話し言葉文章が最初はうざったく感じられる。10代の少女の一人称なら可愛いねですむのだけど。 最終的に、面白くないと言うわけじゃないのだけど、どうも呆気無い気がした。私にとってもっとピンと来るテーマだったら違ったのかなぁ。恋愛すれば地味な現実もドラマの中みたいになる…そんなわけ無いのだけどそう言う幻想を幻想と言い切るところは昔『おかみき』にも出ていたなぁとか思い出してみたり。 最近、日々思うこと。 うちの大学いると品が悪くなるよな〜と。催淫剤なんか学校に持ってくるな、アホ(爆)。ゲイの彼とのプレイ用だそうです。そんなものが転がってる日常が嫌。言葉の感覚が、普通の大学いってる友達と違ってしまってピンチです。ヤバい言葉はヤバいってわかってるのだけど。年頃の娘さんが使う言葉じゃないものがポロッと出て来た時がピンチ。 -
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埃の積もった本棚 |