インコの巣の観察日記
indice de diarioanteriorseguir


2004年10月12日(火) モーターサイクル・ダイアリーズ

恐らく、一番有名なのはMaradona。次がVeronだと思う...。


って、一体何の話かと言えば、彼らが入れてる、Tatuaggioのこと。

えっと、スペイン語じゃTatuajeだっけ??つまり、タトゥーについてです。

Colocciniは亡くなったママンのTatuajeを入れているけれど、MaradonaとVeron、

彼らに共通する人物と言えば、それはErnesto "Che" Guevaraです。



首都圏では既に先週末からロードショーにかかってますが、関西地区は1週遅れ。今度の土曜日から。

モーターサイクル・ダイアリーズ...今、私が一番楽しみにしている映画、

“Che”の若き日の南米大陸バイクの旅を綴ったロードムービーです。


やはり、アルゼンチンのサッカーにハマった人間ならば、Ernesto "Che" Guevaraは避けて通れない道なんですよ(笑)

あの国の人にとって、特別な存在であることに違いなくて...いや、あの国の人達だけじゃないな。

世界中の人達から、イロイロな意味で今も関心を持たれている。その死後40年近く経っていると言うのに...。



20世紀最大のイコンだとか、世界で最も愛された革命指導者なんて、形容詞を冠せられてる”Che”。

もちろん、世間一般の人の常識以上の事は知っているけれど、私は特別彼にハマって、関連書物を読み漁ったわけではないので、

どう言う人だったとか、彼の人物像について語るほどの言葉も知識も持っていません。


それでも、どうして彼がコレほど人々の心に強く印象付ける何かを残していったのか...

それは感覚として捕らえることが出来るようには思います。

今まで見たり聞いたり読んだりして得た乏しい知識の中からも、清廉潔白であろうとする志だとか、

自己犠牲の精神だとか、そう言ったものは見て取れるから。もちろん、彼の取った行動全てを肯定出来る訳ではないけれど。

ゲリラ戦だとか、革命闘争について、いくら正当化しようと思っても、人の命を奪うことに変わりはないのだから。



それでも、この世の中...生きていく上で、あまりに理不尽な仕打ちに対しては、自分の命を賭けても...と、

そう言う尊厳だけは守ろうと言う精神については、共感できる。

私自身、自分と自分の愛する人達の尊厳のためならば、きっと最後まで戦い続けるように思から。




そんな、Guevaraについての映画ですが、コレは彼がまだ23歳の医学生だった頃の物語。彼が”Che”と呼ばれるずっと前の物語。

主人公は、若者特有の無鉄砲さと情熱を持ち合わせた、そして少し理想家肌な、でも、どこにでもいる青年に過ぎない。

そんな彼が親友と一緒にバイクで旅に出る。その行く先々でさまざまな人と出会い、

イロイロなことを経験し、自己の確立だとか、人生ってことを深く考える転換点となる...。


別にGuevaraとは切り離して見ても、充分に楽しめる、そして心に響くものがある良い作品なんだと思います。

私自身この映画は未見ですが、海外でのレビュー読んでると、そう感じます。だから、見に行きたくって仕方ないんです(笑)



公式サイトのアドレス貼っておきますので、興味の有る方はぜひご覧下さいませ。



トレーラー見たんですが、あ〜やっぱり、スペイン語の響き、好きです(笑)

実は、この映画の主役、"Che"を演じたのはメキシコを代表する俳優のGael Garcia Bernalですが

(最近日本でもブレイクしつつあり)彼は頑張ってアルゼンチンのスペイン語を特訓したそうですね。

やっぱり、"Che"がメキシコのスペイン語を話していたら絶対におかしいもん(笑)

あ〜、あの音が抜ける、ちょっとくすぐったいようなアルゼンチンの男の子の話すスペイン語...大好きだぁ〜〜〜〜!!(爆)



このモーターサイクル・ダイアリーズは、製作・総指揮がRobert Redfordなのですが、

そこで、こぞってGaelのことを「ラテンのブラピ」と宣伝してる(笑)

確かに、Robert Redfordが携わったって点ではA River Runs Through Itと同じパターンですから。

(それに、どちらの映画も映像がとっても綺麗で、主人公の笑顔が哀しいほどに美しいって共通点あるしネ)


でもなぁ...Gaelくんの顔立ちはBrad Pittとは系統が違うんだけれどな...。

私にしてみれば「アルゼンチン代表の男前の良いトコ取りした顔」なんですが(爆)

見ようによったら、いろんな選手に似てるように見えるんですよね、Gaelくんって。


あぁ、本当に公開が待ち遠しいです。




最後に、メキシコ人つながりでこの話題を...(笑)

MaxiはどうやらDerby出場不可の模様と、昨日お伝えいたしましたが、

一方の対戦相手のBarca。上手い具合にメキシコサッカー協会と話し合いが纏まり、

Rafael Marquezを1試合だけで開放してもらえました。ってことで、彼は無事Barcelona帰還。


えぇい、こうなったらDerbyの分までチリ戦にぶつけて来い、Maxi!!(笑)

Pekerman監督!?スタメンで使ってあげてね!!



あ、Pochettinoがまた色々と話してる...訳してないインタ、2本抱えてるのに(泣笑)



La Ciudad Condal |MAILHomePage