インコの巣の観察日記
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2004年08月25日(水) アトランタ五輪そして8年後

眠い、とにかく眠い…昨日はLIVEでイタリア戦に付き合い、

その後も寝つきが悪かったから(嬉しくて舞い上がっていたからか??)

何だか、ちゃんと寝た気がしないんですよねぇ…眠い、眠すぎだ。



でも、起きて見た甲斐ありましたよね!!本当に楽しい試合だったもの。

私…やっぱり、ItaliaのCalcioって苦手だ。あんなにズルズルと後ろに下がられたら、もう応援する気なくす(笑)


確かに、今のArgentinaに真っ向勝負を仕掛けてもムリだと分かっていたから…と、

そういう彼らなりの理由があったのは判るけれど、やっぱり納得いかないな。

アルゼンチンの厚みのある攻撃は最終ラインの位置だけで止められるものではないし、

それに何よりも、今のAlbicelesteは守備力が売りでしょ??ColocciniにAyalaさんにGabi、

そしてその前にMascherano…彼らを崩すには中盤の支配力に勝らないと苦しい。

なのに、あんなに後ろへ下がってしまって中盤に人がいない状態、TopでAttacanteが孤立してる状態じゃ…勝てないですよ。

GabiもAyalaさんもキッチリとGilardinoを抑えていましたよね。



とにかく、あと1つ。銀以上は確定しているけれど、彼らが欲しいのはMedalla de Oroだから。

Ayalaさんたちは「それだけしか欲しくない」と思っているし、アルゼンチン国民も「それ以外は何もいらない」と思ってる。

相当なプレッシャーが彼らにはかかっていることと思います。戦力的に他国を凌駕しているかもしれないけれど、

でも楽な試合と言うものは、存在しないわけであって…そんな中実力をちゃんと発揮して

勝ち上がってきた彼らはやっぱり、凄いと思います。本当に…素晴らしいチームですよ。


昨夜の試合だって、あの子たち…いったいどれだけ走っていたんだろう??

Mauro Rosalesくん、右サイドを上がったり下がったり、何往復した??見てて泣きそうになったよ(苦笑)



毎日のように、友達にアルヘンネタをメールしているのですが、彼女が言いました。

「日毎にさわこさんのコメントが母親みたいになってる。」と(笑)

う〜ん、そうかも。もう、私の気持ちは息子を見守るお母ちゃんです(笑)

まぁ、もともと大阪の女はおかん気質が強いけれど…マジで愛しくって仕方ないです(爆)

もうね、「よく頑張ったよぉ〜」と、全員を抱きしめてやりたい気分です。


先日、グループリーグ突破のご褒美としてオフを勝ち取ったチビちゃんたちですが、

全員一致で「海行く〜!!」(笑) ベースキャンプにしてたPatrasには綺麗な浜辺と海がありますからね。

紺碧の海に飛び込んで、白い飛沫をあげて喜ぶ彼ら...アルヘン好きなら絶対に無条件で

「勝たせてやりたい!!」と思って当然の素敵な笑顔ばかりでした。



チビちゃんたちとは違って落ち着いた大人な雰囲気を醸し出すAyalaさんとKilyですが…

彼らも金メダル獲得に並々ならぬ意欲を燃やしております。特にAyalaさんはね。

だって彼は8年前の忘れ物を取りに行かなきゃいけないんだもの。



私は8年経った今でも「あれはオフサイドだ〜!!」と、思ってる(笑)

ナイジェリアに負けたことは、今もって納得いってないんですよね。

実力は拮抗していたから、勝敗がどっちに転んでもおかしくなかった…

だからナイジェリアの金メダルにケチつける気は毛頭ないんだけれど、

でも…アルゼンチンが金メダルに相応しくなかったとも思っていないんですよ。

だから、銀が悔しくて悔しくて…8年経っても、やっぱり悔しい。



あの時のメンバーには、Roberto Ayalaがいました。

そうです、彼が唯一アトランタとそしてアテネ、2つの大会を経験しています。

だんだんと記憶が蘇ってきました…そう、あの決勝戦!!場所はジョージア州の大学都市”アセンズ”

そうです…あの時の決勝の舞台もAthens アテネだったんですよ。


オーバーエイジとして大好きなJose Antonio Chamotが出場していたので、

一生懸命、気合入れてアルゼンチンを応援していたので、あの大会のことは良く覚えてる。

準々決勝でスペインと対戦した時は…本当に困りましたよ。RaulもLardinも大好きだったから。
ついでに、私のMendietaと元Real SociedadのIdiakez好きはこの頃から始まった...。理由はバスクの男前見〜つけた!!(笑)




ナイジェリアとの決勝戦、当時のメンバーはこんなメンツでした。


Cavallero, Pablo

Sensini, Roberto Néstor

Ayala, Roberto

Zanetti, Javier

Chamot, José

Almeyda, Matías

Bassedas, Christian

Ortega, Arnaldo Ariel

Morales, Hugo

López, Claudio Javier

Crespo, Hernán


Bossio, Carlos Gustavo

López, Gustavo

Paz, Pablo Ariel

Gallardo, Marcelo

Pineda, Mauricio

Delgado, Marcelo





思えば、Cavalleroとの付き合いもこの時からか...(笑)

あぁそうか。今、Chelitoが五輪のメンバーとして戦っているけれど、

兄ちゃんのChelo Delgadoはアトランタの時メンバーに入っていたんだな。

そっか...ここは兄弟共に五輪を経験しているのか。




ちなみに、ナイジェリアの方で有名どころと言えば、こんな人たちがいました。

West, Tarib, Babayaro, Celestine, Amokachi, Daniel, Oliseh, Sunday,

Ikpeba, Nosa Victor, Okocha, Agustine, Babangida, Ibrahim, Kanu, Nwankwo,




余談ですが、96年のアルゼンチン、98年のスペイン、そして2002年のグループF...

私はこのスーパーイーグルスととても相性が悪いです(笑)


94年はCaniggiaのゴールもあったりして、ナイジェリア戦は楽しめたんですけれどねぇ...。

あ、でもこの試合がMaradona最後の試合となってしまったか...(苦笑)





最後にもう1つ余談。このアトランタで一番感動したというか、泣いた試合は準々決勝のフランス − ポルトガルでした。

延長戦に突入して、ポルトガルのCaladoのゴールが決まって...別にどちらかに肩入れして応援していたわけではないのですが、

泣き崩れるフランス代表と歓喜を爆発させるポルトガル代表とを見ていたら、大泣きしてしまった記憶が...。

PSGのGK、Letiziとか、元Girondins de BordeauxのBonnisselとか、Makeleleとか、

Martin Djetouとか、メンツ的にはフランスも面白いチームでしたね。

でも...私のイチオシと言うか「あ、この人男前!!」とお気に入りに追加されたのは...Robert Piresでした(爆)

彼との出会いもアトランタ...何気に良い男揃ってた大会だったんだよな。

ItaliaもPanucciとかCannavaroとかGaranteとか、NestaとかBrambillaとかいたし...。


でもキャプテンPanucciはケガで開幕前に帰国したんだっけ。

で、例のNY発Paris行きのTWA便墜落事故に巻き込まれるところだったと言う...。

色々と、ネタは尽きないなぁ...アトランタ五輪。楽しかったな...(笑)




今から8年後...アテネ五輪を振り返った時に、素晴らしい思い出が一杯蘇ってくるような、

Gabiたちの笑顔だけが思い出されるような、そんな大会として記憶されると良いな。



北京の次はまだ決まっていないけれど...何となく、MadridかParisでMascheranoに逢えるような気が...(笑)





とにかく、あと1つ。¡ Vamos a ganar !


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