インコの巣の観察日記
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2004年07月31日(土) 祝、フランスリーグ放送決定!!

今シーズンから放送がなくなるって言われていたフランス・Ligue1ですが、

ESPNのHPを見たら、放送予定が載っていました!! わ〜い、今シーズンもOMとのClasicoが見られるぞ!!



PSGはCLに出場するので、最悪CLでは見られますが、やっぱりOM戦見たいし、

フランスリーグの雰囲気、好きなんですよね、私(笑)うん、SERIEやPremiershipよりも好き。

はぁ、本当に良かった。願わくば、ハイライト番組が復活してくれますように...。





昨日、今シーズン3回目となる練習試合を行ったEspanyolですが、1-3でPalamósに勝利。

気持ちよく、Peraladaでの合宿を打ち上げることが出来ました。お疲れ様でした。


今日・明日、つまり週末の土日はオフだそうです(髪の毛切りに行ってきて!!:笑)。

月曜日、練習再開でその後木曜日でしたっけ??5日にポルトガルに移動するとのことです。



ケガで出遅れていたTamudoとそしてPochettinoも無事にプレー。このPalamósとの試合で04-05シーズンが始まりました。

しかも、Mauricioさんってばゴールしてるし(笑)Velamazanがアシストだったかな??

それから、新加入のKameniくんもデビューしております。無失点だったし、デビュー戦としては、まぁまぁかな。



昨日、MARCAにPocheの「チームの雰囲気が困難を乗り越えるカギとなる」ってインタが載っていました。

目を通さなきゃとは思っているのですが、Maxiのインタの方を先に読み始めちゃったから...。

う〜ん、やっぱりMaxi好きだな、私(笑)何で好き??って聞かれたら困るけれど、でも好き(笑)

顔が好みだとか、プレーが好きだとか、親切にしてもらったとか、何か決定的なキッカケがあったわけじゃなくて、

何となく...気付いたら、好ましく思っていたって感じです。無条件で応援したくなる。

まぁ、アルゼンチンの若い子たちに対しては、概してそう言う感情を持ってる私ですが、

それでも、この子は特別だなぁ...。チビうさよりも、Mascheranoよりも、Figueよりも、好き。




ところで、つきさんがご自身のDIARYでお書きになっていた、El Graficoですが、

私もビックリしたなぁ。だって...7月号の表紙がAyalaとSamuelとそしてGabiだもん。

オマケに見出しが「選ばれし者たち」だもん。ひゃぁ〜〜〜、Gabiってば凄いじゃん!!(笑)

だって、あのAyalaさんと、Samuelと並んで選ばれてるんだよ??(笑)







つきさん、すみません。私、かなり見慣れました、彼の赤いCamiseta姿(苦笑)

何でなんだろう...それほど、私には違和感ないんですよね。多分...El Madridや

Valenciaの白ユニ着てるほうが「何かヘン」と思ったはず。



欧州でもてはやされるアルゼンチン人DFに関する記事だったのですが、

考えてみれば、どの国のリーグでもアルゼンチン人DFは(特にサイドより中の選手)が重宝がられているのは事実ですよね。



アナリストPochettinoのコメントも載っておりましたが(この人、状況分析のコメント、よく求められるよなぁ...。

まぁ、ちゃんとした答えが返ってくるから、取材側も彼にコメント求めるんだろうけれど。頭の良い人ですよ、この人は。)、


彼の言うように、昨今のタフさが何よりも要求されるfutbol界においては、フィジカル的な面、そしてメンタル的な面、

両方において、強さを発揮するアルゼンチン人DFはどのチームも喉から手が出るほど欲しい存在なのでしょう。


考えてみれば...DFの補強が急務と叫ばれて久しかったReal Madridが獲得したのは

Samuelと言うアルゼンチン人DFですが、その他ウワサに上った人たちと言えば、

AyalaさんにGabiにそして今はColocciniですよね??全員アルゼンチン人じゃん!!(笑)




そのReal Madridが獲得したSamuelですが、以前「私の評価はあんまり高くない」と書きました(苦笑)

それは、プレーが好みではないと言うのと同時に...彼の場合はMaxiとは逆に「何でか、あんまり好みじゃない」んですよね(笑)

あぁ、彼も一応NOBの出身、ロサリオ出身者の会に入っていると言うのに...(笑)

ホント、Samuelには申し訳ないけれど、あんまり力入れて応援しようって気持ちが湧き上がらない。

だから、大好きなReal Madridに大好きなアルゼンチン人がやって来た割には、気持ちが盛り上がらないんだなぁ(爆)




「東京来ないの?」と聞いてきた友人の1人に、私はこう言った。

「すっかり、蚊帳の外の私です(苦笑)。マドリー、Colocciniってウワサあるみたいだけれど、

もしコロ助きたら、私のモチベーションも少しUPするかも(笑) Samuelじゃダメらしい...。

本当は、ケチャップ・GabiちゃんにManchesterじゃなくてウチに来て欲しかったんだけれどね。」


すると、彼はこう切り替えしてきた。

「ガビとかコロとか言わずに“ポチェ”は取らへんの?(笑)それやったら、言うことないっしょ!?」


うん、もしそれが実現したら...私のモチベーションはMAX!!(笑)

きっと、Redondoが戻ってくる!!ってのと同じほどに...。





ここからは、相当にネガティブな文章になっちゃうので、読み飛ばしてもらって結構です(苦笑)











Real MadridのPochettinoかぁ...。

今から5,6年前のPochettinoは、それこそ今のGabiのようだった。いや、Gabi以上にメジャーだったけど(笑)

Espanyolでの働きが認められて、アルゼンチン代表にも招集されるようになって、

そして...欧州のいわゆるBig Clubuからも声がかかるような選手になった。



あの時、彼を欲しがったチームは、Real MadridにAtletico de Madrid、

JuventusにFiorentinaに、そう言えばLazioなんて噂も上がっていたかな。




そのいずれかのチームに移籍していれば、彼はもっと有名な選手になっていただろう。

そして...メイン・ストリームを歩いて、彼のキャリアは今とは比べ物にならないほど輝いていたかもしれない。



自分の好きな選手にはずっと輝いていて欲しいと思うのは、誰でも一緒。

私は、Mauricio Pochettinoに誰もが羨むfutbol人生を歩んで欲しいと思ってきた。

そして、今もそう思っている。




そのキャリアは栄光に包まれていて、「まだまだやれるじゃん!!」と惜しまれながらもスパイクを脱ぐ日を迎えて欲しいと思う。

願わくば...ピッチを去るその日まで、代表選手であり、そしてビッグクラブのレギュラーであって欲しい....。



でも...彼のキャリアは栄光だとか、タイトルだとか、そう言ったものとは縁遠い。

アルゼンチン代表の未来に、彼の居場所は見つけられないし、ビッグクラブでプレーした経験は...皆無だし、この先もきっとないだろう。




メイン・ストリームを走り続けていた大好きな選手が、移籍だとか、怪我だとか、

そう言った何かがあって、そこから外れてしまうことは多々あります。

そのことを嘆くファンは多い。私の周囲にもそう言う人たちはいる。



でも、私に言わせれば...メイン・ストリームを走ってこられただけでも幸せなんだよ!?凄いことなんだよ??


考えてみると、Pochettinoは一度も王道を歩いたことがありません。

BocaやRiverでのプレー経験がありません。SERIE Aでのプレー経験がありません。

BarcelonaやReal Madrid、ValenciaやDeportivo、いわゆる四強でのプレー経験がありません。

エスパニョールと言う、スペインでも地味なクラブのローカル・アイドルなのです。



アルゼンチン代表監督がMarcelo Bielsaでなければ、彼が代表に招集されたかは疑問です。

私は常に彼は「過小評価されてる」と思ってきたけれど、案外これが妥当な評価なのかもしれません。


縦しんば、彼にキャリアの栄光と言うものがあったとしても、彼は自身の手でそれを壊してしまいました。

Real MadridやJuventusへの移籍を断ったこともあるけれど、それよりも何よりも、

札幌の地で、彼は自らの手で壊してしまったのです。あそこで、彼がPKを取られなければ...。

(言い訳すると、私は彼がPKを“与えた”とは思っていません。PKをCollina主審に“取られた”んです)




以降、アルゼンチン代表としてのキャリアを終えた彼は、オマケのfutbol人生を歩んでいるも同然。

Espanyolにいる限り、タイトルを取れる望みは...何もないだろう。Copaを掲げることは二度とないだろう。

Montjuicの丘で、Espanyolのアイドルとして、お世辞にも多いとは言えないAficionの声援を受け、

週末の試合を闘い、時々は歓喜を爆発させることもあるだろうが、多くの場合は失意のうちに試合終了のホイッスルを聞く。




でもそれは、きっと...幸せなことなんだと思う。

大好きな街の愛するクラブで、命一杯大好きなfutbolが出来るのだから。

愛する息子が望んだ「Espanyolのユニフォームをもう一度着る」と言う夢を叶えたのだから。

そして、それは彼自身の夢でもあったのだから...。



それでも、時々羨ましくなる。「Pochettinoにも日のあたる場所を歩いて欲しかった」

誰からも評価される、誰からも認められる、そんな選手になって欲しかった。




名を残すこと...それが全てではないことは判っているんだけれど。

どうも...母親の2つの予言を聞きながらも、トロイへ向かったAchillesのようです(苦笑)




If you stay here, with me, with your family, you'll have a long, peaceful life.

You'll marry, you'll have children, and your children will have children.


They'll love you, and when you're gone they'll remember you.

But when your children are dead, and their children after them, your name will be lost.


If you go to Troy, no one will earn more glory than you.

Men will tell stories of your victories for thousands of years.

The world will remember your name.


But if you go to Troy, you'll never come home. You'll die there.






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