インコの巣の観察日記
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2002年09月17日(火) PSGと私

このサイトを始めるにあたって、随分と悩んだことがあります。
それは、私はPSGのファンだと名乗っても良いのかどうか、と言うことです。


御存知のように、私はMauricio Pochettinoと言う“選手についてる”ファンです。
PSGが好きだからPochettinoも好きって言うファンでは決してありません。
Pochettinoがいるから、彼がCapitanをつとめ彼が大事に思っているから、
だから私はParis Saint-Germainを応援しています。

でも...やっぱり選手とチーム(クラブ)は切り離せないものなんですね。
もし、私がPochettinoだけを応援しているファンであるのならば、
先日のStrasbourg戦は、別にPSGが勝とうが負けようが関係ないはず。
Pochettinoがいないチームが何点取られようが、気にならないはず。
だって、Pochettinoはサスペンションで出場していなかったのだから...

でも、勝って欲しいと心から願っていた。
朝、勝ったことを知って、しかも完封したことを知って、
大きな声で叫びたいくらいに嬉しかった。

やっぱり、PSGに勝って欲しいんです。
ケチャップちゃんや、CristbalやCardettiやその他の選手たち
みんなと一緒に勝利を喜び合い、ポチェには笑顔を見せて欲しいんです。

PSGは...世界に名だたる強豪チームではありません。
私が一番大切にしているクラブ、それはReal Madridですが、
あのクラブを10年間も応援してきた私の目からすれば、
PSGというクラブは、言葉は悪いですがとても“貧弱”なクラブです。

財政基盤も弱いし、戦力的にもそれほど充実しているわけじゃない。
仮に、今のPSGがLiga Espanolaに所属していれば、UEFA CUPの出場権を争うレベルでしょう。
BarcelonaやDeportivoやValenciaにはかなわない。
CeltaやAlavesあるいは、BetisやAtleticoと言ったクラブがライバルとなるでしょう。

だからと言って、PSGがダメなクラブだとは思っていません。
フランス League1では、間違いなく優勝を狙えるチームであるだろうし、
何よりも人を引きつける魅力を持ったクラブだと思っています。
でなきゃ、あれほど熱狂的なサポーターは育ちませんって(笑)

決して世界選抜でも何でもない選手たちの集合体だけれど、
彼らはみな、自分たちの持てる能力を最大限に発揮しようと己を律し、懸命に闘っている。

そんな彼らを見ていたら、やっぱり頑張れって声をかけたいし、
負けたら一緒に悔しがって、勝ったら一緒に喜び合いたい。

私は...PochettinoがEspanolからPSGへ移籍して後、彼のことしか気にかけていなかった。
彼が所属するPSGというチームには興味は示さなかった。
でも...今シーズン彼がPSGのCapitanとなってからは...彼がどれほどPSGを大切にしているか、
どれほどPSGでプレーしていることに誇りを持っているか、気付いたんです。

だから...「今まで見向きもしなかったクセに、何なんだよ!!」って
PSGのファンの方の怒りを買うことは仕方ないと思っています。
私は、とてもPSGのサポだなんて名乗れない。私は単なるPochettinoのファンだから。

ホントは、ここでPSGのことを語る資格なんて私にはないのかもしれない。
でも、私はMauricio Pochettinoが好きで好きで堪らないし、
そんな彼が大切にするPSGのことを、私も大切にしていきたいと、そう思っている。

だから...私にもPSGのことを応援させて下さい。お願いします...。


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