◇日記◇
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2020年05月03日(日)

今日の午前中はお散歩に行きました。
が、暑くて暑くて……
途中の公園のベンチでぼーっとしていたら、
おじいさんが、リードを付けずにトイプードルと散歩をしていました。

大丈夫かな、と思って見ていたのですが、
ちゃんとトイプー(などと略していいのだろうか…)は、
おじいさんの2メートル前を、まっすぐ前を向いて歩いていきました。

トイプー(だからこんな略語はいいのだろうか、日本語の乱れ
とかっていう問題(古っ)にひっかりはすまいか)は、
自転車の少年がちらりとトイプー(だから、…ウルサイ)を見ながら
追い越しても、目もくれません。

トイプー(だか、…ウルサイ)は、女の子が前から父親に連れられて
(子どもはしっかり父親に手を握られていた)擦れ違っても、
目もくれません。もちろん、女の子は、パパわんちゃん、などと言って
トイプーに興味津々です。
でも、しっかり前を向くトイプー。

むしろおじいさんの方が、キョロキョロしとる。

ひたすらまっすぐ進む、トイプー。

これは、もしやおじいさんがトイプーに連れられて散歩をしているのではないか、と思ったその時でした。
向こうから、おじいさんがやってきました。
擦れ違った瞬間でした。

トイプーが、首をねじまげそのおじいさんを見て、
数歩そちらの方に歩み寄りました。
たちまちトイプーに、あごをしゃくってまっすぐ行け、と
指示を出すおじいさん。
指示を受け、またまっすぐ進みはじめるトイプー。

そして二人は、私の視界から消えました。

すごいモノを見ちゃったな、と思う私。

やっぱりおじいさんが飼い主だった(そこか…)。
そして、おじいさんというイキモノに大層な愛情を抱く犬。


おじいさんが丹精込めたトイプーは、
おじいさんという種族全般に愛情を向けるものなのね。
愛の複雑さに感じ入る。


sai |MAILBBSDiaryINDEXpastwill

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