◇日記◇
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2005年06月30日(木) じりつ。




◇◆◇◆

抜○をした。


◇◆

入院中は、全く出血もせず、傷も開かなかったのに、

退院したとたん、真ん中あたりがぱっくり裂けているかかと。

血も出る。



それを告げて、医師にみせると、



A「うーん、中の方はくっついているからねぇ、でも抜○どうしようね?B先生。見て?」

B「だいじょうぶ。しましょう。」

A「抜○する?」

B「はい。しましょう。」



びびる私。


どっちかっていうと、というか比べるまでもなく、

A医師の方が年上で職位も上で、B医師は、その下で勉強中の医師なのだから。

でも、私の執刀医はB医師。しかも、大した傷でもないし、A医師はB医師にすべてを

まかせる(これを教育というのだな 泣)ことにしたらしい。



A「するの?じゃあ、抜○ということで。何かあったらB先生がなんとかしてくれるから」

笑顔のA医師。


何かって、なにー? な私。


ベッドに移動、B医師、抜○開始。




「先生、何かあったらどうしたらいいんですか?」←まんまの質問をする私(笑)

B「何かってなに?」←のーてんき。



「傷が開いたりとか、血が出たりとか……なんかそういうことです」


B「このテープでしっかり押さえて、傷口が開かないようにね」


「……(;▽;)これで、傷口が開かなくなるんですか?」

B「うーん、何とも言えないけど。ほら、これたくさんあげるから。固定して。」


「……(;▽;) 血が出たら?」

B「押さえる」 にこにこする医師。



「押さえる?」 押さえる?そんな原始的なことでいいの?と不安な私。




B「うん。押さえる。でダメだったら、外来に来て」

と、ますます、にこにこするB医師。





その屈託のない笑顔を見ながら、

もう、この人には頼れない、自分のことは自分でなんとかしなきゃ、と目覚める私(笑)



確かに私の傷は、全長たったの2センチ。かかとだからゆっくりだけれども、

確実に治ってきているし、感染もしていないし、痛みも熱もない。

そう思いつつ、外科医の繊細さのかけらもない(失礼。褒めてます。 笑)、

私の不安というものを考慮に入れない、傷しかみていない、そして傷は順調だから

この患者は順調、と信じ切っている明るい笑顔を見ていると

(ちなみに精神科医なら、ここで敏感に私の不安を察知し、何が不安なのか、具体的な

不安なのか、全般的な不安なのか、もしくは今すでに予期不安を起こしているのかなど、

いろいろと聞いてくる。ついでに血圧をはかり、脈をみて、過呼吸の発作を起こしかけて

いないかどうかを気にかけ、安定剤を追加で処方してくれたりもする。

傷のレベルではなく私の精神状態をのみ最重大事項として捉えてくれる)、

先のことなぞ考えてもしょうがないか、血が出たら止めりゃいい、傷口ぱっくり

開いているけどそのうち閉じるだろ、いや、自力で閉じてみせる、

傷はきれいに洗って、清潔にして感染なんかさせやしない、とまさに自立する私。



あーなんか、いろんな意味で、外科のお医者さんていいな。肩こりとかしなさそう。

でも、本人は気苦労が絶えない、とかって思ってるんだろうなぁ。


◇◆


抜○後2日間ほどは、傷口がいよいよぱっくり開き(抜○したもんだから、全開)

血も出ていたが、清潔にしてきっちり傷を固定して歩かないようにしていたら、

とりあえず、傷口はふさがった。


やるじゃん、私。


sai |MAILBBSDiaryINDEXpastwill

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