A Thousand Blessings
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2006年12月23日(土) |
空に憧れて、空をかけてゆく |
Tさん、僕も“ひこうき雲”に圧倒された記憶を持つひとりです。 職業作曲家になる野心を胸に音楽界に飛び込んだ荒井由実が 初めて発表したアルバムの1曲目が“ひこうき雲”ですから。 なんというか、彼女もやはり“のだめ”なんでしょうか? あんな詞は普通書けないですよ。というか、書かない。 僕の記憶に間違いがなければ、 彼女の友人が確か投身自殺したのではないか?と。 そんなことを何十年も前に彼女がラジオ(?)で語っていた気が。 定かではありませんが。
アルバム「オリーヴ」収録の“ツバメのように”も投身自殺をテーマにしていました。 同じ設定なのでしょうか?『二十歳の原点』の著者、高野悦子さんがわずか20歳で 列車に飛び込み自殺をしたのが1969年、若者が少しづつ虚無感に 支配されていった時代ですね。それを考えると、1973年に荒井由実が 自殺の歌でメジャーの音楽シーンに登場するのも何となく頷けます。 あの頃のちょっと不良で文学少女然とした荒井由実が持っていた個性は、 やがて彼女が巨大なスターになっていくに従って、少しづつ影を潜めていきましたね。 それが残念です。
1stアルバムのセッションにアレンジャーとして参加した松任谷正隆が 初めて荒井由実を見た印象は「なんて、生意気な女。最悪・・」だったそうです(笑) 男と女の出会いなんて、そんなものかもしれませんね。 今ではかけがえのないパートナーですから。 ああ、早く千秋真一と野田恵もそういう関係になって欲しいですね〜。(笑)
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Tさんのブログから。 『スヌープ・ドッグの新譜「Tha Blue Carpet Treatment」を購入。 “Vato”で咆える「わん、ぅわん!」という声に、すっかり理性を失ってしまう。 黒人の才能がジャズに行っていないわけだ。』、と。 まったくおっしゃる通り! 黒人の才能は、ジャズには行ってませんね。ていうか、行かないでしょ。もう。 極論を言えば、ジャズは世界で最も保守的な音楽かもしれません。 クラシックとは別の意味での保守性です。「反エリート意識」エリート、と言ってもいいかも。 黒人音楽の先鋭性は、今や、バークリー音楽大学■にではなく、ブロンクスの薄汚れた路地裏に 転がっているんだと思いますね。バークリー音楽大学で勉強してる場合じゃないだろうー、 って言ってるんですよ〜(笑)
追記
お!こんなサイト見つけた!「ひこうき雲」誕生秘話→■
(12月12日 記)
響 一朗
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