A Thousand Blessings
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2006年11月13日(月) 期待はずれのSalyuとサディスティック・ミカ・バンド

あらら、、遂に2週間先の日記になっちゃった ^_^;




Salyuの新曲“プラットホーム”を購入。





映画『地下鉄に乗って』の主題曲だよね。浅田次郎の原作本が非常に
面白かったから、たぶん映画はつまんないかな?わかんないけど。
で、Salyuなんだけど、いまいち・・・・かな
転調はさりげなく行なわれ、かつ美しくなければならない。
誰が言ったか知らないこの名言に照らしてみると、
今回の小林武史のワザは、小室哲哉的かつaiko的。
ねらいは分かるのよねー。ようするに映画の場面が変わるように音の風景を
変えたかったんだよね。
うーむ、小林武史ほどのベテランが、、ちょっと策士、策に溺れたかな。
発音不明瞭なSalyuの歌声が、ベトついていて何となく煩わしく感じられた。
こういう感覚を持ったのは初めて。あの発音不明瞭が好きだったのにねー。
やはり、曲のせいでしょう。
10点満点で、5点。と




ついでに、もうひとつ。
サディスティック・ミカ・バンドの新作を試聴した。
一応CDショップの試聴機で15分ほど。





再再結成になるのかな?

ミカ→桐島カレン→木村カエラ。
リードボーカルを換えるたびに、つまらないバンドになっていく。
サディスティック・ミカ・バンドの肝は、加藤和彦らが書く曲の良さと、
ミカのヴォーカルでしょ。
だから、「黒船」よりも1stの「サディスティック・ミカ・バンド」の方が
グループの特徴をより引き出していると思う。
「黒船」や「ホットメニュー」の凄さは、世間の尺度でいうところの凄さと
ほぼ次元を同じくしているところがある。だからこそ、愛されつづけるのだろうが。
1stアルバムは、ただただ、遊びまくっていた。それも金持ちの遊びの世界ね。
貧乏臭さが微塵も感じられない。それこそが加藤和彦の思想なのだ。


そんな加藤和彦もやはり年をとったということだ。
ご自分では、いつまでも若いとおっしゃるが、
木村カエラに魅力を感じた時点で、かなり常識人化したようで。
たとえば、“タイムマシンにお願い”だけをききくらべてほしい、
ミカとカレンとカエラ。
ミカは、いかにも頭が悪そう(笑) でもきっと気のいい女なんだろう。
そう思わせる仕上がりになっている。
カレンは、頭はかなり良さそう、でもきっとイジワルな女なんだろう。
そう思わせる仕上がりになっている。
つまり、どこかに世間から反感を買う要素を二人は持っているのだ。

それに対し、カエラは真面目にロックしてて、常識的で、お行儀も良く
しかも物怖じしている。つまり、“大人”が安心して子供に聴かせる事ができる
ロックシンガーなんだろうな。渡辺美里とどこかダブって見えてしまうのは、勘違い?
カエラを持ってきたことで、加藤和彦の書く曲もこじんまりした
聴きどころのほとんどないものになってしまっている。
録音もやばいしね。今さら80年代的なものは・・・ねぇ。
誰かに高橋幸宏って言われなきゃ、絶対に気づかないほど、録音がねー・・・。
天才・小原礼も影が薄いし。


やっぱりこれでしょ!
    ↓



1stアルバム「サディスティック・ミカ・バンド」




         ▼



浅田次郎の「プリズンホテル」全4巻は面白すぎ。





就職が決まりそうな予感がするので、(予感かよ!)
amazonとHMVからCDが届いた。←意味不明な文章すか?
いや、前祝いということでさ。


今回はクラシックの名演ばかりを注文した。

バルビローリ指揮/エルガー「管弦楽曲集」5枚組で2800円!(輸入)
ムラヴィンスキー指揮/ベートーヴェン「交響曲全集」3枚組で1800円!(輸入)
アファナシエフ(pf)/ブラームス「後期ピアノ曲集」1050円(国内)
ベイヌム指揮/ブラームス「交響曲第1番」※DECCAモノラル盤の方。
フィリップスのステレオ盤ではない。1200円(国内)


安い!クラシックは安いな!


それと、昔、愛聴盤だった
タチアナ・ニコラーエワ(pf)の「ショスタコ:24の前奏曲とフーガ」
も購入。ほんとは、キース・ジャレット盤を買うつもりだったのだが
どう考えてもこの曲はニコラエーワしかいないだろ??と自問自答して決定。
多分、ジャレットはすごく綺麗に演奏していると想像する。
この曲は、綺麗に演奏しようとした時点で魅力の半分が消える。
秘められた人間臭さ&いびつさを表現できるのは、ニコさんだけしょ。





響 一朗

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