A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2006年10月16日(月) ビートルズのNEWアルバム「LOVE」がリリースされる、とのこと



窓の外は冷たい雨。まだ6日の午後4時。
ついに10日先の日記と相成った。

CD整理に数時間、出てくる出てくる〜、訳のわかんないのが(笑)
ダイアー・ストレイツなんて十数年ぶりに聞いちゃったよ。
スクポリの「キューピッド&サイケ」もめでたく発見されたし(ただし、カビていた)、
完全捜索断念迷宮入り状態だったビーチボーイズ「グッドヴァイブレーションズBOX」の特典ディスクも奇跡的に無傷・無カビの状態で発見。
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で、こんな感じに、畳が見えるようになった!
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これなら若い彼女を連れ込むことも
決して夢ではない。布団一枚敷くくらいのスペースは出来た。
成城位のエッヂも可能だ!逝ったあと、彼女の横で天井を見ながら、
タバコをくゆらす事だって出来ちゃう。そして2人を囲むCD群。
図書室か潜水艦内といった景観。

ちなみにこれは、僕と友人がそれぞれ作成した編集CDRと
僕が自分のためだけに作成した安眠用&精神安定用&やる気アップ用編集CDRほか。
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「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」と立て続けに
ノックアウトされちゃった犬童一心監督の演出。
その勢いで「タッチ」(長澤まさみ主演)まで見てしまったが、
これは演出に冴えがなく、ありきたりの青春映画だった。ストーリーもつまらないし。
長澤まさみはやはり苦手だな。翳がないんだよね。もう健康そのもので。
やはり女子高生役(もちろん25歳が演じる17歳でもかまわない)には儚さも欲しい。
テレビ版「セカチュー」の綾瀬はるか、映画「好きだ、」の宮崎あおい。
犬童監督は脚本も書くようだが、駄作映画「黄泉がえり」の脚本が犬童監督と
聞いて、あまり才能はないように思えた。

「メゾン・ド・ヒミコ」といえば、細野晴臣が音楽を担当。
映画を見る前にサントラ盤は購入済みだったが、
やはり映画を見てから再度聴くと、全然聴こえ方が違ってくる。
映画の中で印象的なシーンがいくつもあり、そのバックで音楽が流れている。
郷愁を誘う美しくも儚げなメロディ。不思議な音響といったものもある。
その秘密を解き明かしてくれるのがこのCDだ。
どういうことかというと、2枚組で、一枚はセリフ入りの完全サントラ。
もう一枚は使用された音楽・音響をミックスし直し、あたかも細野晴臣の
新アルバムの如き体裁に仕上げている。これで3300円という良心的プライス。
真面目に音楽を創るアーチストの良心といったものを感じた次第で。
必聴!もちろん映画を見てから聴くように!








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ビートルズのニューアルバムがリリースされるそうで。
ビートルズが残した膨大なトラックの中からジョージ・マーチンがいくつか選び、
それらを上手にツギハギして新しいビートルズの音楽を創り出したらしい。
つまり、メドレーといった次元とははっきり違う、
正にハードディスクレコーディング的発想によるビートルズ〜ロボット化計画である。
しかもこの作業に当のビートルズは関わっていない。っていうか2人死んじゃってるし、
ポールとリンゴが万が一参加しても、それはビートルズとちゃうし。
ようするにジョージ・マーチンが、ブライアン・ウィルソンの「スマイル」に
刺激されたんだろう。
「スマイル」ではワンダーミンツのダリアン・サハナジャが60年代に録音された
「オリジナルスマイルセッション」の全トラックをコンピュータに整理し、そこから
本来こうなったであろう「スマイル」の理想像に近いものを作り上げていく作業を
ブライアンと共に行なっていったわけで。
そこには、誰もまだその完成した姿を知らないがゆえに
それを世に知らしめるという意義とロマンが存在していた。
しかし、ジョージ・マーチンがやろうとしていることは、
それとは意味が違うのではないか?
使用済み・未使用に関わらずビートルズが録音した音楽(音)をバラバラにして
配列や組み合わせを変えていく作業は、ヒップホップの連中がやっていることと
同じではないかと。彼らとの大きな違いは、ジョージ・マーチンはその新しい音楽を
ビートルズという登録商標で発表しようとしている点である。
おそらくビートルズのアレンジに大きく関わったジョージ・マーチンの芸術的欲求と
自己顕示欲がそうさせるのだろう。
でも、そこには明らかに商売の匂いが漂っているのだ。
ビートルズで100年食おうという魂胆が。やるべきことは他にあるのではないか?
全アルバムをマスタリングし直すとか。
リリースされたら一応は聴いてみるが、想像するにきっと、
ストロベリーフィールズっぽく始まって、ペニーレイン展開して、
レボリューションナンバー9的アヴァンギャルド風味もまぶしつつ、
ヘイジュード風コーラスで終わる。
そんな単純なものじゃないと思うけど(笑) 
そうそう、タイトルは『LOVE』だってさぁ。思わず笑っちゃったよ。
聴いたら、また、書くよ。


響 一朗

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