A Thousand Blessings
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2006年10月16日(月) |
ビートルズのNEWアルバム「LOVE」がリリースされる、とのこと |
窓の外は冷たい雨。まだ6日の午後4時。 ついに10日先の日記と相成った。
CD整理に数時間、出てくる出てくる〜、訳のわかんないのが(笑) ダイアー・ストレイツなんて十数年ぶりに聞いちゃったよ。 スクポリの「キューピッド&サイケ」もめでたく発見されたし(ただし、カビていた)、 完全捜索断念迷宮入り状態だったビーチボーイズ「グッドヴァイブレーションズBOX」の特典ディスクも奇跡的に無傷・無カビの状態で発見。 ↓
で、こんな感じに、畳が見えるようになった! ↓
これなら若い彼女を連れ込むことも 決して夢ではない。布団一枚敷くくらいのスペースは出来た。 成城位のエッヂも可能だ!逝ったあと、彼女の横で天井を見ながら、 タバコをくゆらす事だって出来ちゃう。そして2人を囲むCD群。 図書室か潜水艦内といった景観。
ちなみにこれは、僕と友人がそれぞれ作成した編集CDRと 僕が自分のためだけに作成した安眠用&精神安定用&やる気アップ用編集CDRほか。 ↓
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「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」と立て続けに ノックアウトされちゃった犬童一心監督■の演出。 その勢いで「タッチ」(長澤まさみ主演)まで見てしまったが、 これは演出に冴えがなく、ありきたりの青春映画だった。ストーリーもつまらないし。 長澤まさみはやはり苦手だな。翳がないんだよね。もう健康そのもので。 やはり女子高生役(もちろん25歳が演じる17歳でもかまわない)には儚さも欲しい。 テレビ版「セカチュー」の綾瀬はるか、映画「好きだ、」の宮崎あおい。 犬童監督は脚本も書くようだが、駄作映画「黄泉がえり」の脚本が犬童監督と 聞いて、あまり才能はないように思えた。
「メゾン・ド・ヒミコ」といえば、細野晴臣が音楽を担当。■ 映画を見る前にサントラ盤は購入済みだったが、 やはり映画を見てから再度聴くと、全然聴こえ方が違ってくる。 映画の中で印象的なシーンがいくつもあり、そのバックで音楽が流れている。 郷愁を誘う美しくも儚げなメロディ。不思議な音響といったものもある。 その秘密を解き明かしてくれるのがこのCDだ。 どういうことかというと、2枚組で、一枚はセリフ入りの完全サントラ。 もう一枚は使用された音楽・音響をミックスし直し、あたかも細野晴臣の 新アルバムの如き体裁に仕上げている。これで3300円という良心的プライス。 真面目に音楽を創るアーチストの良心といったものを感じた次第で。 必聴!もちろん映画を見てから聴くように!
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ビートルズのニューアルバムがリリースされるそうで。■ ビートルズが残した膨大なトラックの中からジョージ・マーチンがいくつか選び、 それらを上手にツギハギして新しいビートルズの音楽を創り出したらしい。 つまり、メドレーといった次元とははっきり違う、 正にハードディスクレコーディング的発想によるビートルズ〜ロボット化計画である。 しかもこの作業に当のビートルズは関わっていない。っていうか2人死んじゃってるし、 ポールとリンゴが万が一参加しても、それはビートルズとちゃうし。 ようするにジョージ・マーチンが、ブライアン・ウィルソンの「スマイル」に 刺激されたんだろう。 「スマイル」ではワンダーミンツのダリアン・サハナジャが60年代に録音された 「オリジナルスマイルセッション」の全トラックをコンピュータに整理し、そこから 本来こうなったであろう「スマイル」の理想像に近いものを作り上げていく作業を ブライアンと共に行なっていったわけで。 そこには、誰もまだその完成した姿を知らないがゆえに それを世に知らしめるという意義とロマンが存在していた。 しかし、ジョージ・マーチンがやろうとしていることは、 それとは意味が違うのではないか? 使用済み・未使用に関わらずビートルズが録音した音楽(音)をバラバラにして 配列や組み合わせを変えていく作業は、ヒップホップの連中がやっていることと 同じではないかと。彼らとの大きな違いは、ジョージ・マーチンはその新しい音楽を ビートルズという登録商標で発表しようとしている点である。 おそらくビートルズのアレンジに大きく関わったジョージ・マーチンの芸術的欲求と 自己顕示欲がそうさせるのだろう。 でも、そこには明らかに商売の匂いが漂っているのだ。 ビートルズで100年食おうという魂胆が。やるべきことは他にあるのではないか? 全アルバムをマスタリングし直すとか。 リリースされたら一応は聴いてみるが、想像するにきっと、 ストロベリーフィールズっぽく始まって、ペニーレイン展開して、 レボリューションナンバー9的アヴァンギャルド風味もまぶしつつ、 ヘイジュード風コーラスで終わる。 そんな単純なものじゃないと思うけど(笑) そうそう、タイトルは『LOVE』だってさぁ。思わず笑っちゃったよ。 聴いたら、また、書くよ。
響 一朗
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