A Thousand Blessings
2004年1月〜最新|ひとつ前に戻る|ひとつ先に進む
2006年10月04日(水) |
エルビス・コステロ選曲のBOOKER T.& THE MG’sのベストアルバム! |
今日もまだ9月25日。
NHK「ピタゴラスイッチ」の“おとうさんスイッチ”を見てたら、 胸に熱いものがこみあげてきた。 おとうさんというものになってみたかったなぁ。 息子や娘に「おと〜たん」と言われたときの喜びって どんなんだろう?「おと〜たん」「おと〜たん」「おと〜たん」。
・'゜☆。.:*:・'゜★゜
エルビス・コステロ選曲による「ブッカーT&MG’s」のベストアルバムが 発売された。MG’sってなあに?とおっしゃるかたはこちらを見てね→■
CDショップでこの曲目を見た時は、ハっとしたね。 普通こういう曲順でしかもこういう曲を入れたりしないよなー、と。 たとえば、僕が一番好きなMG’sのベストアルバムは RHINOレーベルのそれなんだけど、 ちなみにこういう選曲。 ↓
1. グリーン・オニオン 2. チャイニーズ・チェッカーズ 3. グルーヴィン 4. ソウル・ドレッシング 5. ブート・レッグ 6. マイ・スウィート・ポテト 7. スリム・ジェンキンズ・プレイス 8. ブッカー・ルー 9. ヒップ・ハグ・ハー 10. モー・オニオン 11. ソウル・リンボ 12. ハング・エム・ハイ 13. タイム・イズ・タイト 14. ミセス・ロビンソン 15. スライム・ベイビー 16. メルティング・ポット
で、コステロのはこういう選曲。(曲順がすごく重要!) ↓
1. タイム・イズ・タイト 2. バーント・ビスケット 3. ジェリーブレッド 4. チャイニーズ・チェッカーズ 5. ブート・レッグ〔ライヴ〕 6. ヘッズ・オア・テイルズ 7. ヒップ・ハグ・ハー 8. レディ・マドンナ 9. オーヴァー・イージー 10. ハング・エム・ハイ 11. ソウル・クラップ ’69 12. サムシング 13. サンデイ・サーモン 14. グリーン・オニオン〔ライヴ〕 15. フクゥワイ
赤い色で表記しているのが、RHINOのベストにも収録されている曲。 重なっているのは僅かに5曲のみ。しかもそのうち2曲は、コステロ盤では ライブ版になっている。しかもライブ版はスタジオ版の数倍エキサイティング!と きている。 僕はコステロのソウルミュージックへの理解の深さには 日頃から敬服しているから、曲順通りにその場で50倍速くらいで耳の奥で 再生したんだけど、もうこれしかないんじゃない?!ってくらいに 納得しちゃってさ。これ、編集CDR精神 そのものジャン!って。 つまりさ、ベストアルバムをオリジナルアルバム として 聴かせちゃう知識とセンス。 “soul clap ’69”なんて、11曲目のここにあるから最高に輝くんだよね! 気がつかねぇーぜ。普通。しかも最後は“fuquawi”で締める、恐るべき理解度!
とにかくMG’sに興味があったら、これがマストアイテムだ。 エルビス・コステロが考えるMG’sのベスト選曲だから意味がある。 そういう発想はもしかしたら音楽の最南端と最北端を結びつけたりする 最も素敵な手段かもしれないね。コステロとソウルは繋がるけど、 意外な接点から、うおおお!っていう驚きがきっとあるはず。
日本で言えば「山本精一選曲ユーミンベスト」とか「桜井和寿選曲筒美京平ベスト」 とか「イチロー選曲ミスチルベスト」とか聴いてみたいぞ。 イチローはミスチルしか聴かないそうだ。
蔭山鬱浪 アシッドフォーク・アルバム「i rub me」(腹筋レコード)FUCKIN−001
響 一朗
|