A Thousand Blessings
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2006年04月25日(火) |
編集CD-R 【彼女の水着になってみたいものだ】 |
リアリティを追求したのかどうか知らんが 手術シーンのスプラッタムービーチックな血まみれ臓器だけが印象に残った くそドラマ「医龍」。 医療ドラマが好きで必ず観るのだが、これほどお粗末な出来のドラマも珍しい。 主要な役者全員大根(坂口憲ニ、小池徹平、稲森いずみ)、 稚拙な脚本とこけおどしの演出。 BGMに至っては音楽それ自体に何の意味も創造性もなく、単なる垂れ流し状態。 しかもうるさい。特に手術に成功したシーンで流れた「風と共に去りぬ」の 堂々たるパクリメロには失笑を超えて腹が立った。 しっかし、坂口憲ニって、駄目な役者だねー。棒読みだし、棒立ちだし。でかいし。 オヤジの七光りで芸能界入りしたんだろうな。なのに息子はひとつも光るとこ無し。 小池徹平はいつもながらの目をパチクリさせるだけのド素人だし、稲森いずみは 貧相な顔でこれっぽっちも美人じゃないのに本人はその気になって演技しているのが 悲しい。 脇役に阿部サダヲを持ってきて、わざとらしい演技で視聴者を驚かそうとする魂胆が ミエミエで、そこまでやっておまいら視聴率とりたいか?と あざといフジテレビのドラマ製作スタッフに直接文句を言いたい心境。いや、マジで。 どこにでも顔を出す岸部一徳(個人的には好きな役者だが、一時期の小林念持のように 便利に使われすぎている今日この頃)に新味を期待するのもなんだしなー。 エンドタイトルにAIの新曲が流れたときには、観ている僕がすでに阿呆になっていた。 AIの駄目さに関しては以前も書いたが(読んでみてね)、 今回の曲は前作以上に幼稚な内容の詞と ライオネル・リッチーライクな凡メロがその駄目さを際立たせていて このドラマのテーマ曲に相応しかったと思う。
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ロッキン・オン・ジャパンのサンボマスターへのインタビューで 山口が最近多用しているテンションコードが何を意味しているかについて ひとつも質問していなかったことで、この雑誌のレベルが分かったりして。 山口はいつもながらのしょーもないおしゃべりだが、 しかし一方で彼は結構醒めた戦略家だったりする(気がする)。 僕から見ると彼は怒れる若者とか悩める若者というイメージよりも 単純に音楽オタクのそれである。 そういった部分をちらつかせながらも、固定したサンボのファンも逃がさないぞ、 というクールさはプロデューサー的素質の表れだろう。 今回のニューアルバムは一言で言えば傑作だ。 ただし、詞の世界には、ちょっとひいてしまうが(笑) 「僕ら」の多用もいただけない。 僕ら主義は共産党の駅前演説を思わせる。嘘だろー?とチャチャを入れたくなる(笑) しかし、曲作りにおいては、ちょっと感動してしまうほど進歩している。 いや、進歩ではなく、正体を現わしたといわねばな。 その辺をインタビューで聞かなくて、どうする? 山口なら語ってくれるぞー、いっぱい(笑)
あの娘が大好きだからさ いろんな事を部屋でするんだ 金はいらないし 名誉もいらねぇ あの娘の水着になってみたいんだ
サンボマスター“あの娘の水着になってみたいんだ”
さてと。生きてる証。編集CD-Rです。
sumita’s selection 2006.4.25
【 あの娘の水着になってみたいものだ 】
1 フレイミング・リップス/ザ・サウンド・オブ・フェイルア (2006) 2 フレイミング・リップス/ジ・イエー・イエー・イエー・ソング (2006) 3 フレイミング/リップス/レイス・フォー・プライズ (2002) 4 サンボマスター/二つの涙 (2006) 5 サンボマスター/離れない二人 (2006) 6 サンボマスター/僕と君の全ては新しき歌で唄え (2006) 7 ジャーニー/イッツ・オール・トゥー・マッチ (1976) 8 ジャーニー/未来への招待状 (1976) 9 サンタラ/Wait,Catch&Run (2006) 10 サンタラ/Joy&Pain (2006) 11 サンタラ/家出少年 (2006) 12 キング・クリムゾン/アースバウンド (1972) 13 ポーグス/ニューヨークの夢 (1987) 14 コリン・ブランストーン/ スモーキー・デイ (1972) 15 コリン・ブランストーン/さよならキャロライン (1972) 16 コリン・ブランストーン/きみは遠く離れているけれど (1972)
とてつもなく進化したフレイミング・リップス。新作はアヴァンポップの理想形。 サンボマスターは、コンサートの開演前にシュガーベイブを流すそうだ。 達郎と同じものを聴いて育った山口。 80年代にどーでもいい売れ線グループになるジャーニー。 その直前の2ndアルバムは傑作。ニール・ショーンのギターはこの頃が 一番輝いていた。ビートルズのカヴァーも非常に良い出来。 サンタナではない。サンタラ。アメリカン・ルーツ・ミュージックを志向する 日本のグループ。最近一番のお気に入り。アコギを弾きたい。 クリムゾンの最高の“精神異常者”はこのアルバムに収録されている。 でも今回はジャムセッションナンバーで。音の悪さが全く気にならなくなったのは なぜ? ポーグスの曲はある日突然衝動的に聴きたくなる。 特異なヴォーカルと卓越した演奏能力。
初回DVD付限定盤。1500円。
響 一朗
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