A Thousand Blessings
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2006年04月12日(水) 編集CD-R 【 ゲージュー・ライダー 】

最近、若い娘が好き。病気ではない。
宮崎あおい・堀北真希・星野真理。
一般社会なら、淫行だろ。犯罪だよな?可能性がゼロのことを想像するのは
虚しいが、ちょっと、陰湿な楽しみがあるのは事実。宮崎あおいちゃんと手を繋いで
一日遊園地で遊ぶ。他人はきっと親子だと思うだろう。
しかし僕らはデキている。ラブホにだって行ってしまう。夜明けのコーヒーを
飲んだりしてしまう。「こんどいつ逢える?」なんて言わせてしまう。
まさに秘め事。なんかスリリングだ。
二人が歩いている所を、会社の連中に目撃されてみたい気がする。
噂になってみたい気がする。勢いづいてプロポーズしてしまったりする。
ついには僕の子供を身ごもってしまたりする。(汗)

繰り返し言うが、病気ではない。世の中年は、みーーんな、満員電車の中で
こんな妄想に耽っている。



さてっと。編集CD-Rを。


sumita’s selection  2006.4.12

【 ゲージュー・ライダー 】


1 舘野泉(pf)/光のヴィネット〜吉松隆作曲:タピオラ幻影より (2006)
※ 吉松が書き下ろして舘野が弾く。聴かなくても傑作だとわかる。
できれば吉松作品だけのアルバムを作って欲しい。もちろん左手のための
ピアノ曲である。

2 クレイジー・キャッツ&ユーミン/Crazy For You (2006)
※ クレイジー・キャッツ結成50周年記念シングル。
作詞・作曲はユーミン。旦那による編曲は、まぎれもなく、
中村八大の“上を向いて歩こう”へのオマージュ。
日本のポップス史上最も洗練された弦&ホーン&リズムアレンジが
見事に再現されている。エンディング間際に「あの」フレーズが出てきてキュンとなる。

3 バッファロー・ドーター/サムタイム・ラヴァー (2006)
4 バッファロー・ドーター/デオ・ボレンテ (2006)
※ これはデヴィッド・バーンとブライアン・イーノの普遍性に捧げた作品ではないか?
そんな気がする。ベースギターの「使い方」は学習の結果だろう。
もちろん元をたどればマイルスへと行き着く。
それにしても過去の作品をはるかに超える出来である。
僕的にはオザケンの新譜で満たされなかったものを全部満たしてもらえたと思う。

5 Salyu/tower (2006)
※ salyuの新曲“tower”のAメロは、あの懐かしき伊勢正三のグループ「風」の
名曲“ささやかなこの人生”から引用してますねー。いや、全然かまいません。
小林武史がいかにも好きそうなメロディで、僕が作曲家でもあの部分では
ドミソド〜♪と音階を上がってしまうかも(笑)
若い諸君は、暇があったら元ネタを聴いてみてくれたまえ。

6 カサンドラ・ウィルソン/イージー・ライダー (2006)
7 カサンドラ・ウィルソン/ポエト (2006)
※ ギターはマーク・リボー。ドラムスはジム・ケルトナー。
こういうダークでディープな世界はたまらない。プロデューサーにTボーン・バーネット
を起用したのは大正解。ウィルソンは別格の域に達している。

8 奥田民生/彼が泣く (2000)
9 奥田民生/恋のかけら (1997)
10 奥田民生/息子 (1995)
11 奥田民生/イージュー・ライダー (1996)
※ 今聴きたい奥田作品を4曲続けて。ユニコーンから学習しなおしている
今日この頃。80年代に登場した日本のロックグループから今さら
学ぶものなど何もない、と思っていたところにふいのパンチを食らった感じだ。

12 モリッシー/ディア・ゴッド、プリーズ・ヘルプ・ミー (2006)
※ たいして好きなアーチストではないのに何故かアルバムを買ってしまう。(笑)
このベタベタ感に溺れる不健康さは持ち合わせていないが
それでもエンニオ・モリコーネの弦アレンジには抗えないものがある。
アルバム一枚を聴きとおす元気はない(笑)

13 中村一義/犬と猫 (1997)
※ それでは僕もごお相伴にあずかって、「金字塔」から
あまりにベタな名曲をひとつ(笑) 
中村一義を聴くと、ビートルズよりもビートルズに影響された
ロイ・ウッドやジェフ・リンや斉藤哲夫を思い出す。

14 井上陽水/帰れない二人 (1973)
15 井上陽水/待ちぼうけ (1973)
※ 日本のロックで最初の100万枚突破アルバムだっけ?「氷の世界」
ドラムス・林立夫、ベース・細野晴臣、そういう聴き方をしていた。
今もそれは変わらず。多くのひとが絶賛するが、陽水の詞の世界が
それほど優れているとは思わない。もちろん僕の好みも大きく影響しているが。
陽水はメロディのひとだと思っている。彼のビートルズ好きはあまりにも有名だが
意外と自身の作品にはビートルズからの影響があからさまに反映されてはいない。
いや、新曲はそっくりか?(笑)

16 ロッド・スチュワート/もう話したくない (1975)
17 ロッド・スチュワート/イッツ・ノット・ザ・スポットライト (1975)
※ エンジニア・プロデューサー、トム・ダウドが関わったアルバムの
最高峰に位置するのが「アトランティック・クロッシング」
今回パトリック・クラウスのリマスタリング盤を聴いたが
トム・ダウドの良さを全く損なうことなく素晴らしい音に仕上がっていたので
嬉しかった。リズム楽器の音の粒立ち、弦楽器の美音こそがこのアルバムの
聴きどころだ。マンドリンの音色が宝石のように煌く。この美しさはなんなんだ!
 


響 一朗

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