A Thousand Blessings
2004年1月〜最新ひとつ前に戻るひとつ先に進む


2006年02月27日(月) MOONDOGを楽しむ

大好きなアート・ガーファンクルの“オール・マイ・ラブズ・ラフター”に
友人のTさんも強く惹かれていることを知り、大いに喜ぶ。
そっかー、キース・ジャレットの匂いかぁー。さすが、Tさんの耳はすごい。
「ウォーターマーク」はガーファンクルの最高傑作。間違いない。
全曲ジミー・ウェッブの書き下ろしというのも
今考えてみるとすごいことだ。もちろんリアルタイムで感動した記憶がある。
当時の僕の彼女も好きだった。ふたりでよく聴いたな。
3rdアルバムまでのガーファンクルは、文句なく全部よい。聴けよ若者。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜


それでもCoccoの新曲“音速パンチ”(3曲入り)を購入してみる。金が無いのに・・・・。
で、早速結論。やはり駄目曲。
駄目な点は3つ。
1 曲も詞も表面的でちっとも心の奥に届いてこない。つまり元が悪い。
2 今さらなアレンジ。(聴いてて恥かしくなる。)
3 これまた今さらなミキシング。こんな録音をしている限り進歩はない。
以上、カップリング2曲に関しても全く同じ感想を抱く。
タワレコ池袋店(だったかな?間違ったらすまん)では3曲目必聴!とか書いてあったが
録音だけ綺麗なこんな薄っぺらい内容の歌に感動してちゃ駄目よ。若者。
つまり、Coccoには積極的に歌を作る理由が無いように思うのだ。
もしもやる気満々でこの作品だったら、それは才能が枯渇したということ。だね。
岸田繁がコラボを解消(?)したのもCoccoに見切りをつけたから?分からんが。


昨年発売されたMOONDOGのベストアルバムを本日購入。
当然だが輸入盤。36曲入り78分。
で、ムーンドッグを知ってる人って、どれくらいいるのだろう?
僕もTさんの部屋で初めて聴いた。衝撃的に面白かった。
この面白さを分かち合える友人が、、僕にはTさんしかいない。
そして僕もTさんも決してムーンドッグをしかつめ顔で聴いたりはしない。
この世のあらゆる「音」の価値を知り、その面白さを理解できるから
ムーンドッグも楽しめちゃうのだ。
前衛だが決してアカデミックではない、ムーンドッグ。
哀しみが通奏低音として流れつづけるムーンドッグ。

中ジャケの写真も素敵だぞ!







響 一朗

My追加