A Thousand Blessings
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2006年01月08日(日) 編集CD-R 【 墨田妖児の主成分】

働き者ではない僕にとって
大晦日から8日間働きつづけるというのは、まさにアンビリーバボ。
しかも毎年ひいている風邪ともここんとこ縁がなくて、
これはもしかしたら肉体改造されてるのかも?なんて思ったりして。
ちなみに新しい職場では、穏やかなオジサンである。
これもまたアンビリーバボ。「墨田さんが怒った顔なんて想像できない」
と女子連中に言われ、鏡の中の自分の顔を見つめていると
本当に想像できなくなってくるから不思議だ。
笑顔で顔面がロックされている。これは本当に僕の顔なのか?
環境は人間の顔の表情を変えていく、というが。そうなのかもしれない。
前の職場で、僕は僕の人生に大きな影響を与える友人と出会い、
今の職場では僕自身の新しい顔である笑顔を見つけた。
つまり、マイナス状況の中にも必ずプラスの部分はあるってことだな。ふむふむ。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜

薄っぺらく安っぽい歌ばっかり街中に溢れて、
池袋や新宿を歩くときの僕はほとんど耳を塞いでいる。
元々、若い奴らが嫌いだから、サングラスをかけてできるだけ
奴らを見ないようしている。うざいんすよね。
誰かの歌じゃないけど、「みんな死んでしまえばいいのに」なんて。
実は多くの中年がそういう風に思っているのではないだろうか。
そんなに恨まれているなんてこれっぽっちも思っていない若者は
自分たちこそが世界の中心だと思っている。
明日は成人式。何がおめでたいんだか。僕にはわからない。
必要のないものに金を使うのはいい加減やめましょう。


簡単に曲がダウンロード出来ちゃうのって、すっごくつまらないと
思う。しかもちっこいレコード屋みたいに在庫も少ないみたいだしね。
たとえ在庫が信じがたい量に増えたとしても、やっぱり自分の足で
レコード屋を廻って入手したものよりも愛着が増すことなんて考えられない。
時間と金を使って入手したCD(レコード)の90%がくだらなかったとしても
残りの10%に出会うための投資だと思えば納得できるし、
実際そのように投資した人にしか聴こえてこない音ってあるし。
僕と君と彼と彼女はみんな、違う耳で違う音楽を聴いているから
そこに交流が生まれたとき、新たな音との出会いの感動も生まれるわけでね。
それと、年季が物を言うんだ。若いやつらがどう逆立ちしても僕らには
かなわない。それはそれだけ努力し耳を鍛え上げてきたことの証明。
そして、僕らは、僕らより優れた耳の持主に対しては
常に尊敬の念をもって接しているつもり。



ってことで、ここんとこ全然更新されない僕の日記ですが
初めて読んでくれる人のために簡単な自己紹介と
名刺代わりの自己紹介編集CD-Rを。

「墨田さんはどんな音楽が好きなんですか?」と初対面の人に聞かれると
ちょっと困る。
説明するのが面倒。
なので、名刺としてのCD-Rを作成して、いつも持ち歩くことにした。
「あ、これを聴いて下さい。こんな男です」とさりげなくCD-Rを渡す。
タイトルは『墨田妖児の主成分』
聴いていただいて、リアクションがなければそれまでってこと。
ちなみに人間は主成分だけでは出来上がっていないので
詳しくは僕の過去のCD-Rを聴いてもらえれば。
しかし、最近ファンレターが来ない。ま、過去に3通しか来てないけど(笑)




墨田妖児

1955年9月東京神田生まれ。埼玉在住、現在50歳。独身。
乙女座B型。熱狂的ドラゴンズファン。若者嫌いは有名。
なのに、職業は、子供&若者相手のお仕事。
小学生のとき初めて買ってもらったレコードは
『宇宙少年ソラン』のソノシート、『イタリア映画音楽名曲集』、『ドナウ河のさざなみ』。
初めて洋楽を意識したレコードは、『モンキーズのテーマ』
初めて邦楽を意識したレコードは、『いしだあゆみ/ブルーライト・ヨコハマ』
音楽観を一変させた一曲は、『レッド・ツェッペリン/移民の歌』
音楽観を一変させたアルバムは、『ビーチボーイズ/ペットサウンズ』
最も影響を受けたルポルタージュは、『本多勝一/殺される側の論理』&『殺す側の論理』
一番好きな小説は『阿部昭/18の短編』(一生ものです)
一番好きなドラマは、『山田太一脚本/それぞれの秋』&『倉本聰脚本/前略おふくろ様』
人生観を一変させた映画は、『黒澤明監督作品/生きる』
好きな女性有名人は、はしのえみ・宮崎あおい・武内絵美・寺島しのぶ







編集名刺CD-R 2006.1.8


【 墨田妖児の主成分 】 よろしく〜ッ♪


1 坂本真綾/若葉  
※ 最新アルバム「夕凪Loop」をこの一曲のために購入した。
ミュージック・マガジンの編集長、高橋修はアルバムを絶賛するも
僕にはやはり納得できかねる。“若葉”は個性的な曲ではないが味わいは深い。
坂本真綾の歌声(あるいは彼女自身によるコーラス)が本当に素晴らしい。

2 フランク・ザッパ/カマリロ・ブリロ 
※ ポップスサイドのザッパをもっと評価せねば。完璧なアレンジ。全体的に音に
丸みがあって、実に耳に心地よい。

3 スピリッツ・オブ・リズム/ジャンク・マン
※ いわゆるジャイブものの中では、一番好きなグループ。センスのかたまり。

4 ヘンリー・マンシーニ/ナタリーの朝
※ イントロ5秒でノックアウトされる。オリジナルサントラのCD化を望む。
もちろんマンシーニの最高傑作だと、僕は思っている。

5 美空ひばり/お祭りマンボ
※ 駄曲“川の流れのように”を代表作に人生の幕を閉じた美空ひばり。
“お祭りマンボ”のゴッタ煮感覚がその後の日本の音楽シーンに与えた影響は、
・・・・わからん。

6 マリーザ・モンチ/o que me impota
※ マーク・リボーの参加が奇跡的な名演を生んだ。マークのオブリガード
を聴いて僕はギターの速弾きの練習はやめた。

7 シベリウス/交響曲第3番第2楽章 ベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィル
※ シベリウスに出会えたことが、クラシックにのめりこんだことの最大の成果。
最も親しみやすくかつ深い曲想を持つ3番の第2楽章を年に数回聴く。

8 Mr.Children/君が好き
※ こういうCD-Rを作るときにはかかせない曲(笑) 風景を一変させるイントロ。
小林武史の発明といっても良いのでは?常に30年前の僕に引き戻してくれる
桜井の歌詞も、やっぱり発明。よくわかんないけど(笑)

9 シャッグス/We Have A Savior
※ 彼女達はウケを狙わないから美しい。ありのまま、イノセントでアホで音楽を
愛している、ってこと。

10 はちみつぱい/塀の上で
※ 恥ずかしながら、まんま僕の青春。僕にとっての鈴木慶一はこの時代だけ。
矢野顕子のカヴァーは、オリジナルの黄昏感に比べると見劣りがした。

11 ポール・ウェラー/サヴェイジズ
※ 一番最近買ったCDより。ずーっと忘れてたポール・ウェラー。
そういえば、彼の声が大好きだったな。曲作りはあいかわらず、上手すぎ。

12 マーク・ドレッサー&デンマン・マロニー/Ekoneni
※ 世界一のベーシストのソロアルバムをはやく買わなくちゃ!

13 大滝詠一/ナイアガラ音頭
※ 細野晴臣がこの音頭を大絶賛している。それを知ったときの僕の喜びようと
いったらもう。ユーモア感覚ってーのは、くどくならずにさらりと、ちょいとこなす、
のが重要なわけさ。

14 ジルベルト・ジル&ジョルジ・ベン/meu glorioso sao cristovao
※ ブラジル音楽といったら迷わずにこの曲が収録されたアルバムを
選ぶ。この美しさはなんなんだ?

15 ビーチボーイズ/サーフズ・アップ
※ 黙って聴きなさい。。。

16 小沢健二/ぼくらが旅に出る理由
※ こういうCD-Rのエンディングにはかかせない曲(笑)
オザケンが存在する理由は、この歌にある。
ぼくらがオザケンを聴く理由、、もね



響 一朗

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