A Thousand Blessings
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2004年10月21日(木) |
オムニバス・アルバム『東京シティ・ポップ70’s』(2枚組)の選曲の妙! |
「BRIAN WILSON PRESENTS SMILE」 と共に生きている感じだ。 聴きこめば聴きこむほど、計り知れない音楽の深さにはまっていく。
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「東京シティ・ポップ70’s」 2枚組オムニバス
選曲と曲順の妙が味わえる完璧見事なオムニバス。 聴いていてこんなにウキウキするのも久しぶり。 決して有名な曲ばかりのありがちなものではなく、 あくまでも「あの時代」の匂いを伝えるために選ばれた30数曲。 いきなり冒頭からはっぴいえんどの“空色のくれよん”だもんね。 普通、“風をあつめて”か“夏なんです”でしょ? 以下、素晴らしい曲の連続攻撃。 どれも演奏がとにかく最高だ。日本のリズムセクションの実力を 見せつけられた。 聴きどころ、あまりにも多し!絶対に買って損なし!
オムニバス・フェチとしてはもう99点をつけてしまおう。 マイナス1点は、森進一の“冬のリビエラ”(松本隆作詞・大瀧詠一作曲)。 特別収録された82年の作品だが、やっぱり個人的には “紺育物語”(松本隆作詞・細野晴臣作曲)で行ってほしかった。
同じく特別収録された82年のフランク・永井の話題にもならなかった 大名曲“WOMAN”(山下達郎作詞・作曲!)が収録されたのは快挙! かつて、この名曲が山下達郎の音楽番組でオンエアーされた時は、 すごい反響があった。しかし、何と言っても物件はフランク永井。 歌謡曲側のファンからは無視された。 当時の山下達郎は冒険していた(しようとしていた)のだ。 マッチの諸ヒットもそう。 でもこの“WOMAN”の深さは特別。才能でしょ。
【DISC1.】 1. 空いろのくれよん / はっぴいえんど 2. それはぼくぢゃないよ / 大瀧 詠一 3. さよならアメリカ さよならニッポン / はっぴいえんど 4. 扉の冬 / 吉田 美奈子 5. 眠れぬ夜の小夜曲 / 南 佳孝 6. ぼくの倖せ / はちみつぱい 7. 愛は幻 / 大貫 妙子 8. しらけちまうぜ / 小坂 忠 9. ソバカスのある少女 / ティン・パン・アレイ 10. 卒業写真 / ハイ・ファイ・セット 11. スカイレストラン / ハイ・ファイ・セット 12. ハリケーン・ドロシー / 細野 晴臣 13. 100ワットの恋人 / 鈴木 茂 14. 冷たい雨 / ハイ・ファイ・セット 15. ひとり芝居 / 石川 セリ 16 .火の玉ボーイ / 鈴木 慶一とムーンライダース
【DISC.2】 1. 蝶々-San / 細野 晴臣 2. ハイサイおじさん / 久保田 麻琴と夕焼け楽団 3. つめたく冷やして / あがた 森魚 4. 気球にのって / 矢野 顕子 5. 8分音符の詩 / 鈴木 茂 6. READY TO FLY / 高中 正義 7. 恋のブギ・ウギ・トレイン / アン・ルイス 8. 恋は流星〜Shooting Star Of Love / 吉田 美奈子 9. 時よ / 吉田 美奈子 10. Midnight Love Call / 石川 セリ 11. 日付変更線 / 南 佳孝 12. もう二度と / 松任谷 正隆 13. あの頃のまま / ブレッド&バター 14. はらいそ / 細野 晴臣(Harry Hosono &The Yellow Magic Band) 15. テクノポリス / イエロー・マジック・オーケストラ (特別収録) 16. WOMAN / フランク永井 17. 冬のリヴィエラ / 森 進一
響 一朗
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