A Thousand Blessings
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2004年10月04日(月) 落合監督〜イチロー〜ブライアン・ウィルソン

日本球界で今後誰も達成できないであろう3回もの三冠王に
輝いた落合博満のキャリアのほとんど初期からのファンで、
後楽園のロッテー日ハム戦に通ったものだ。
選手時代の落合の口癖は「練習なんかしないよ」だった。
その言葉を信じていたファンも多かったと思うが、
実際には自宅の地下に立派な練習室があり、毎日信じがたい回数の
素振りを行なっていたと落合を良く知る選手が語っていた。
監督になった落合は、暴力による選手への制裁を絶対するな、と
コーチ陣に指示した。
自身が大学時代に経験した制裁の不条理さに嫌気がさしているのだという。
無理に叩いて動かすのではなく、
役割を与えて選手自らが動こう(動かねば)という気にさせることが
一番重要である事に気付いたのだ。
打ち込まれたピッチャーを交替させるとき、
ピッチングコーチではなく監督自身がマウンドへ向かう。
それも笑顔で。
落合はこう語っていた。
「しっかりしろ投げろ!とか頑張れ!と言う必要はないんですよ。
だって、選手は頑張ってしっかり投げて打たれたのですから。
それは仕方がないことなんです。」
こういう発想を持てる指揮官は、野球界に限らず、ほとんど存在しないのではないだろうか?
今季、圧倒的な練習量を誇ったドラゴンズだが、
落合はそれでもまだまだ練習が少ないと断言する。
ずっと思っていたことなのだが、落合に一番似ているのが
メジャーリーグで活躍するイチローなのではないか。
唯一無二のバッティングスタイル、野球の熟知、冷静に自己分析できる能力、野球用具を大切にする(落合も有名だった)、不断の努力、
そして、、、天才。


イチローの今シーズンが終了した。
最終安打数は、262本。(僕の予想は265本だった。9月22日の日記参照)
目が眩むような記録だ。
野球ファンならその数字の物凄さにたじろぐはず。
大味になっていたメジャーベースボールに
イチローは「技術」というものの可能性・奥深さを見せつけた
「技術」が「パワー」を制するのは実に気持ちがいい。
余談だが、イチローの視力が両眼で0・9に満たないことを
ご存知だろうか?僕は知らなかった。
てっきり1・5は見えると思っていたので、かなり驚いた。
イチローが新記録を達成してから楽しみがひとつなくなり、
夏も完全に終わり、寂しい秋に入った実感がひしひし。
おっと、まだドラゴンズの日本一が残ってるぜ!


・’゜☆。.:*:・’゜★゜


電車の中で真面目そうな若い女性ふたりが話す。
「なんか、わたし、自信ないよ」
「だめだめ、正しいと信じた道はとことん突き進まなきゃ」
「そっかぁ・・・」
「そうだよ、まっすぐに前を見つめて進むのって、カッコイイよ!」

横で寝たふりの僕は心の中で突っ込みを入れる。
往々にして、正しいと信じた事が全然間違っていたなんてこと、
あるんだよなー・・。
むしろ、正しいと信じないで常に自分のやっていることを疑いながら
たどたどしく進む方が賢いし人間的だと思うな。

アメリカ大統領選の公開討論会でバカ丸出しを全米中に
さらしちゃったお間抜けブッシュを見ればわかるよね?
ブッシュはまったく政治的理念を持ち合わせないただの親の七光り野郎
だが、問題なのはそんなバカの言う事を盲信して正しいと思ってとことん
突き進んだ多くのアメリカ人なのだが、でも、悲しいよね、討論会の
あんなぶざまな姿を見せられたら。
なんだったんだろう?って思うんじゃない?。
バカに殺された多くのイラク人のことを考えると、
これはもうブッシュ死刑以外の道はないのではないか。
あのとき、何でブッシュが大統領になってしまったんだろう。
取り返しのつかないことをしてしまったもんだ。


・’゜☆。.:*:・’゜★゜


新しいCD-Rを作らなきゃ。
ただいま選曲中。タイトルは決定した。「メロディーの魔法」。

さて、本日、中古屋で処分した金でCDを購入。
ほとんどが以前所有していたもの。

「デイブ・メイスン/アローン・トゥゲザー」※ジム・ゴードンがらみ
「レオン・ラッセル/レオン・ラッセル」※ジム・ゴードンがらみ
「レオン・ラッセル/レオン・ライブ」※カール・レイドルがらみ
「ジョー・コッカー/マッド・ドッグス&イングリッシュメン」※ジム・ゴードンがらみ
「エリック・クラプトン/エリック・クラプトン」※ジム・ゴードンがらみ
「エリック・アンダースン/ブルー・リヴァー」※秋だから・・・。
「トラフィック/ウェルカム・トゥ・ザ・キャンティーン」※ジム・ゴードンがらみ
「カーリー・サイモン/ノー・シークレッツ」※ジム・ゴードンがらみ


「ブライアン・ウィルソン/スマイル」※義務だから


って、さらりとブライアンが出てきたぞ!

聴いたぞ!すごいぞ!ブライアン、バリバリ現役サウンドだぞ!
恐るべき情報量を誇るこの作品が書かれたあの時代。
発売されていたとしても、理解はされなかったかもしれないなー。
ブライアンの脳みその中を覗いているようだ。
ヘッドホーンで聴くべし。



響 一朗

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