A Thousand Blessings
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2004年08月07日(土) 心の瞳

坂本九ちゃんは、ラストシングル“心の瞳”を発表してまもなく
日航機の墜落事故で世を去った。
あの恐ろしく暑かった1985年8月12日を鮮明に記憶している。
本当の墜落原因は今も判然としない。
どこかに真実を知っている人間は間違いなく存在するのだろうが。
あの旅客機には夏休みという事もあって、子供が多く乗っていた。
空調設備のない体育館に収用された遺体を腐敗させないようにと、
クーラー車からホースを通して冷風が送り込まれた。
それでも体育館の中は耐えられない臭気が充満していた。
遺体の一部が入れられたいくつもの棺の中から、
特徴のある我が子のちぎれた腕を見つけて、
ずっと何も言わずに抱きしめていた母親がいたという。



“心の瞳” 作詞・荒木とよひさ  作曲・三木たかし


心の瞳で 君を見つめれば
愛すること それが どんなことだか
分かりかけてきた
言葉で言えない 胸のあたたかさ
遠回りをしてた 人生だけど
君だけが今では
愛のすべて 時の歩み
いつもそばで 分かちあえる

たとえ明日が 少しずつ 見えてきても
それは 生きてきた 足跡があるからさ
いつか若さを なくしても
心だけは 決して変わらない
絆で 結ばれてる

夢のまた夢を 人は見てるけど
愛すること だけは いつの時代も
永遠(とわ)のものだから
ながい年月を 歩き疲れたら
微笑み投げかけて 手をさしのべて
いたわりあえたら
愛の深さ 時の重さ
何も言わず 分かりあえる

たとえ過去(きのう)を 懐かしみ 振り向いても
それは 歩いてた 人生があるだけさ
いつか若さを なくしても
心だけは 決して変わらない
絆で 結ばれてる

愛すること それが どんなことだか
分かりかけてきた
愛のすべて 時の歩み
いつもそばで 分かちあえる

心の瞳で 君を見つめれば


響 一朗

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