A Thousand Blessings
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2004年05月10日(月) |
知る人ぞ知るアーチスト、「東京ボブ・ディラン」のライブ盤を買う。 |
「東京モノマネナイト」と題したイベントが定期的に東京のライブハウスで 行われているという。 出演メンバーは、東京キャロル・キングさん、東京ザ・バンドさん、 東京ドゥービーグルスさん(ドゥービー・ブラザーズとイーグルスの合体)、 あるいは大阪ニール・ヤングさんetc。
その中でもひときわ異彩を放っているのが、東京ボブ・ディランさんだという。
そういえば、60年代の最後期には東京ベンチャーズや東京ビートルズという グループがあったなー。 個人的なことだが、僕は20代のほんの一時期(数ヶ月)、 東京キング・クリムゾンというグループを作ったことがある。 5回のスタジオでのセッションで喧嘩消滅した。 そのセッションを録音したカセットを紛失。今聴かせたい!
さて、東京ボブ・ディランは自己のグループを率いて10年以上 活動し、CDも出している。 ちなみに今のグループの前身バンドは、豊島ホークス。 もちろんザ・バンドの前身バンド、ホークスからのいただきだろうが、 豊島とは豊島区のことか?ローカル色が強くて沖縄の人には 分からないかも。
今年発売した、ライブ盤「東京ボブ・ディランwithネヴァー・メンディング・ツアー バンド/グレイテスト・ヒッツ」を買ってきた。 ルーツミュージックの評論では有名な鈴木カツ氏が監修した 「ストレンジ・ルーツ・シリーズ」の中の一枚だ。 解説も鈴木カツ氏。
全13曲。素晴らしい選曲。 オリジナル・ヴァージョンの感触と今のディランならどうやる?という想像、 その両方を取り入れたコンセプトで総ての曲はアレンジされている。 ただし、“レイ・レディ・レイ”のワン・コーラス目だけは 「ナッシュビル・スカイライン」のオリジナルヴァージョンそのままで歌われている。 バンドの演奏もディランのバックと同じでペラペラしてて実に良い! サウンドの感触としてはNRBQに近いように思うのだが、どうだろう? しかし、驚くのは東京ボブ・ディラン自身!
声、100%同じ。歌い方、200%同じ。 英語の発音もディラン独特の訛りをそのまま完璧に再現している。 ようするに、モノマネでしょ?と言われると困る。 そんな生易しいものではないのだ。 モノマネはモノマネでしかない。東京ボブ・ディランには 曲を新解釈で聴かせる能力がある! ご存知の方も多いと思うが、ディランはライブごとにアレンジを変えることで 有名だ。 それを再現しているのが、東京ボブ・ディランだ。 しかも、今のご本家が考えそうなアレンジで。 これはすでに才能である。
ライブハウスという空間が生み出すパブロック的な感覚は 最高だ。客も尋常な乗りではない。 モノマネを楽しむという次元を超えて、東京ボブ・ディランの パフォーマンス、つまりロックシンガーとしての資質に 酔いしれている気がする。 僕もCDを聴き始めて、20分ぐらいしてから、 あ!俺、今、東京ボブ・ディランを聴いているんだ!とハタと気づいた。 モノマネで笑おうとしたら、いつのまにかのめりこんで聴き入っていた。 コロッケのモノマネが優れているのは、やはりそこに精進があるからだと 思う。 東京ボブ・ディランにも同じものを感じる。
ライブハウスの星として、静かに燃え尽きていって欲しい。 間違ってもテレビなんかに出ちゃダメよ。
しかし、このライブアルバム、ジャケットのイラストが素晴らしい!
ああ・・・僕も東京ブライアン・ウィルソンで活動したいな。 東京ヴァン・ダイク・パークスでもいいや。 いや、今もしもグループを作るとしたら、東京CANだなー!! 「東京缶」にしようっと!!
'・'゜☆*..☆ *★ *☆
今、アテネ最終予選が行なわれている、日本女子バレーボールを 観ているが、いいいなぁー。大好きだ。 東京オリンピックの時から女子バレーの大ファンだ。 今は、セッターの竹下佳江のファンである。ちっこいのに、司令塔として 奮闘している。昔から、セッターが好きだったな。
’・’゜☆*..☆ *★ *☆
フリッパーズ・ギターの「カメラ・トーク」を買ってきた。 お恥ずかしい話だが、聴いた事がなかった。 もちろん「ヘッド博士の世界塔」は愛聴盤なのだが。 まだ一回しか聴いていないので、 「そうかぁ、こういうサウンドと詞だったのかー」状態である。 1曲目が、あの車のCMソングか?!と思ったのが最初の印象(笑) あと3〜4回聴いてみてから、感じた事を書いてみる。 ちょっと心にひっかっているのは、黒人音楽(ブラックミュージック)感の 違いかな・・・・ってね。もちろん小山田くんと小沢くんの。
響 一朗
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