A Thousand Blessings
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2004年04月25日(日) |
駄作!サザンオールスターズの“彩〜aja” |
もう、1位になったのかな? サザンオールスターズの新曲“彩〜aja”はどうしようもない駄作だ。 ここ数年の桑田の作品にはムラが見え始めている。 それでもまだ水準以上の作品を発表できるのは、それだけ 過去の遺産をもっているからにすぎず、単なる自分のものまね以上の 作品にそうしょっちゅうは出会えなくなった。 ここ数年でも本当にいいと思ったのは“TSUNAMI”と“東京”だけだ。 48歳になるのかな?桑田は。僕と同世代だ。 才能にも限度があるというものだ。今の桜井と比べるのは酷かもしれないが、 桜井は桑田のようにはならない気がする、予感だが。 天才肌の桑田だが、意外と表現のボキャは少ない。 勢いで書いてしまっている詞も多い。それはそれで楽しいのだろうが、 ある時期から僕自身が新鮮味を感じなくなってしまった。
それは桑田の話しかたにも通じる。 僕は彼のふざけた話し方が嫌いだ。音楽家としては尊敬できても あのビート・たけし崩れ風はいただけない。 真面目に話すことをあえて拒否することのカッコよさを感じさせるのは 20代までだ。 40歳を過ぎたら、それなりに年とれよ、と言いたい。 だからコンサートのビデオを欲しいとも思わないし、あのライブの歌い方 には虫唾が走る瞬間がある。
誤解されると困るが、桑田を尊敬している。 好きな曲も多い。が、それは「ふぞろいの林檎」の頃の話だ。 これはちょっと言いすぎかな?(笑) 最近では、さっきも書いたが“東京”はぶっ飛んでると思った。 “TSUNAMI”は筒美京平にも三木たかしにも書ける。 ただ、桑田にも書けたという驚きは確かにあった。明らかに レコード大賞を狙って書いたんだろうね。 売るための曲。後世に残すための曲。それはいいと思う。 “東京”があまり売れなかったことに、内心喜んでいた僕ではあった。
桑田の詞は耳から入るとさほど気にならないが、歌詞カードを読むと 少々、ありきたりの表現が多いように思う。 “彩”はその最たるものだ。本当に駄作。終わりかね?これで・・・。 21世紀のワイルド・ワンズになっちゃうのかね?
で、全然関係ないけど、 小泉に苦言を呈していた僕らの世代には馴染みの深い、 元・政治家のI・Eがヤクザの美人局に引っかかって、 16歳の女子高生を抱いて取調べを受けてるって本当? どこかの大学の学長か何かだよね? おいおい、淫行かよー。
響 一朗
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