A Thousand Blessings
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2004年04月02日(金) |
「はっぴいえんどBOX」を買う。書きたい事は山ほどあるが、そんな時間があったら聴いていたい。 |
やはり「はっぴいえんどBOX」を買ってしまった。 ほとんどは聴いた事があるものだが、 何というか「歴史」をこういう形でまとめておく必要性を感じる。 それから、メンバー自身が語ったインタビューが素晴らしい。 おお!そうだったのか!と頷くことも多かった。これは読み応えあり!
しかし、はっぴいえんどって一体なんだったんだろう。 素晴らしいスタジオ盤よりもライブの荒削りな演奏に その答えがあるような気がする。つまり、演奏を磨きあげる事以上に、 演奏(音楽)をする行為そのものに彼らは 喜びを感じていたのではないだろうか? 今の音楽はまず磨く事から始める。磨きに磨き、さらにエンジニアが磨き ツルツルののっぺらぼうのような音楽が誕生する。 それって、「音楽をする」という行為とは意味がちがうよね? 有り余る知識と音楽的素養を持ちながらも、 ライブでは破綻すれすれの危なっかしい演奏を続けるはっぴいえんど。 しかし、とてつもなくグルーヴしている。 スタジオ盤は聴けるが、ライブはどうもなぁ・・・というファンは今も存在するが、 これは全くの別物として評価すべき。 どちらも素晴らしい。 そして彼らの音楽を支えてきた、正に根幹にあるのが細野のベースプレイと 大瀧の作曲能力であることが、再再再・・・確認できた。
歴史を作り出す音楽家って、どうして出逢ってしまうのでしょう? 不思議だ。
「春一番コンサート」の“びんぼう”を聴いてぶっ飛ばない奴は、 日本語のロックを聴いちゃダメ!これは本当。
響 一朗
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