A Thousand Blessings
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2004年02月17日(火) |
ロバート・ワイアットとせんせいのお時間 |
ロバート・ワイアットの「クックーランド」を遅ればせながら聴く。 もう、素晴らしいとしか言いようがない。 彼の孤高の世界は常に僕を満足させてくれる。 進歩も退化もしない、初めからロバート・ワイアットは特別な存在であり、 その音楽的価値は昔と一向に変わらない。 おそらくは彼はこの世から消えるまで、ずっとこのままだろう。 そしてそれを僕は、いや僕らは望んでいる。 今、世界に何人のロバート・ワイアットがいるのだろうか?
フィオナ・アップルの「真実」を聴いていてきづいた。 プロデューサーでサウンドクリエイターのジョン・ブライオンの 「決め」はドラムスの音だと。間違いない。 マット・チェンバレンとジム・ケルトナーを選択する彼の音楽的嗜好は 確実に信用できる。 それにしてもフィオナ・アップルとは、とんでもない才女だ。 ジョニ・ミッチェル以来というのは、言いすぎだろうか? 1stをあのヴァン・ダイク・パークスが絶賛したという事実が 単なる社交辞令でなかったことが、この2nd「真実」で証明されている。
話は前後するが、ロバート・ワイアットの「クックーランド」に参加している マイケル・エヴァンスというドラマーは誰なんだ?
ラジオ短波第一で放送されている人気ラジオ・ドラマに 「せんせいのお時間」というのがある。原作はももせまたみの4コマ漫画。 放送されたものは全てCD化されていて、24枚目が発売された。 もちろん過去発売されたものは全て所有している。 アニメ関係のCDは値段が高く、これも例外ではなく3000円もする。 それでも買わずにいられない魅力がこのラジオ・ドラマにはある。 内容はくだらないと言えばくだらないのだが、 1枚目から付き合っていると、そのくだらなさが自分にとって 極めて必要なものであることに気付く。 ストレスを解消するためには、人間はくだらないギャグや 荒唐無稽のストーリーを必要とするのではないだろうか? それは漫才でもいいし、落語でもいいし、コントでもいい。 僕の場合はアニメ系のラジオドラマがそれに当たるだけの話だ。 寝る時に「せんせいのお時間」を聴くという習慣はすでに3年間続いている。 こうなるともう立派に生活の一部である。
参加している中堅・若手の声優陣が全て素晴らしい。 適材適所であり、力の入れ方も相当なものだ。 主人公の国語教師・鈴木みか先生役の南 央美は益々実力をつけてきているし、 新人(と言ってもデビューして数年経つが)の清水香里の中山千夏役もすっかり はまり役になっている。この二人が僕は特に好きだな。 他にも上手さでは群を抜く北川役の山崎和佳奈や富永役の榎本温子、 小林役の川上とも子、委員長役の大谷育江(ピカチューの声のひと) の存在がドラマに重厚感(?)を与えている。 しかし24枚も続くとは思わなかったなぁ。 それ以上に不思議なのは、それにハマってしまった僕だ。 僕っていったい何なんだろう?自分でも分からない。 誰か教えて。
追記
ロバート・ワイアットの「クックーランド」の 日本盤のみのボーナス・ディスク“la cancion de julieta” が凄すぎ!これはもう聴いてもらわなければいけない!
響 一朗
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