2004年11月27日(土) |
一言では言えないけど |
「海峡を渡るバイオリン」 予想通りというか思っていたのとは違うと言うかちょっと複雑。 3時間で足りてるのか足りてないのかわからないけど CM入れて3時間枠なのでそれでも2時間半近くはあったんですよね。
普通、映画でも2時間半あると「長いなぁ。」と思うし それだけの尺があれば超大作だってできるのだから 時間が足りなかったわけでもないんでしょうね。 編集がまずいのかなぁ。 4ヶ月もかけて色んなところでロケをして美しいシーンもあって 「あそこも入れたい、ここも入れたい」ってことになるのかも。 映像は美しかったけど一つ一つのエピソードに繋がりがなくて ブツ切れ感があったのは否めませんでした。
見てて不思議だったのはバイオリンを作ってないということです。 ニスの材料は狂ったみたいに探すのにそのニスを塗るシーンはない。 一心不乱にノミを振るったりもしないし あるのは立てかけられた表板や作りかけのネック。 後はもう出来上がったバイオリンなので それがどんなに苦労して作られたものか伝わってこないんです。 別に「プロジェクトX」バイオリン版が見たかったわけじゃないけど 響板とか駒とか弦の張り方一つ変えるだけでも音が変わるはず。 そういうところを映像で見たかったっていうのはあります。
ヒューマンドラマに徹するのであれば異国籍であるがために 故郷を離れてまで成し遂げたかった目標を果たせない悔しさとか 奥さんとの出会いから結婚までの決して平坦ではなかったであろう 道のりとかはもっと丁寧に見せて欲しかったです。 編集しだいでその辺はもっと見せられたんんじゃないかなぁ と思うとちょっと残念。
少年時代は長かったけどオダギリ・ジョーは美しかったです。 クウガで「変身!」って言ってるのを見てた時は こんな大成するなんて思ってもなかったですけどね。 今じゃ大河にだって出てるし。 クウガの頃は髪もちょっと危ないかなぁって思ってたけど 今はそんなこともないみたいで何となく安心してます。 レトロなファッションが細身なのでとってもお似合いで 「憧れの先生」な感じがよく出てました。 朝一の母のドラマ感想も 「オダジョーって綺麗ねぇ。」だったです。
「スマステ」 何だかわからないけど「もう勘弁して」状態でした。 タカハタさんが何を考えてるのかよくわからないです。 「泣ける俳優」っていう括りもイヤだし。 こんな出し方するのだったら「みかんおじさん」の方がいいかな。
吾郎さんの「月イチゴロウ」で救われた感じです。 何だか壊れてたっぽい「脱げよ」発言が可笑しくて やっぱりいいなぁ、吾郎さん。 お勧めの「オールドボーイ」も観に行く予定です。
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