あたしと彼のこと
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2003年10月23日(木) 不安定

ケンカをした。

イライラが溜まって、彼にやつあたりした。
けしかけたのは私、相手をのせるのは簡単だった。

彼とわたしは、とてもつまらない意地をはり、お互いを見下し
自分を正当化しようとした。
素直にならずにずっと張り合って、でもそんな悪いコミュニケーションさえも
ずっと欲しかったと思うくらいに、私は彼とのやりとりに一生懸命になっていた。

なにかヘン、そんな気持ちを抱えながら。
心の底の、ほんとうの気持ちに気付きもせずに。


たぶん、欲していたのは、癒し。
仕事尽くめでキュウキュウになった私を癒してほしかった。
キスとか、ハグとか、そんなカラダごと甘えさせてほしかった。
そして落ち着き、優しくされて、やすらぎを得たかった。

でも感情的に彼に八つ当たり、意地悪くけしかけ、怒らせてしまったのは
素直にそれが欲しいと表現できなかったから。
わたしに余裕がなかったからだ。


彼に意地を張っている時、ずっと願っていた
はやく私を止めてほしいと。

「どうしたの?らしくないよ。なにかあったの?
そんな風にしなくてもいいよ、本当はどうしたいの?」
そう問うてほしかった。

でも彼はそんな優しい言葉を吐くひとじゃない
あり得ないことを、とても強く期待した。
心を溶く鍵を相手に託すなんて、とてもずるい事だと今は思う。

意地をずっと張ったまま、期待していた言葉はもらえずに
私はそのまま「帰ってきた」

まだ少しイライラする。
まだ余裕は見出せない。
しばらく音信不通にしてみようかな。


桑田そら |MAILHomePageBBS

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