あたしと彼のこと
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彼が離職して約2週間。
体がだるいと彼は言う。会っている時のほとんどは明るいけど、時おり表情が すこし暗い。会話から読み取れる、心の底のほうにある「どうせ…」という 覇気のない気持ち・・・どうやら、かなり精神的に参っているらしい。
いつも聞かせてくれる話しの内容は お金がない、働きたい、働くなら長く努めたい、でも長く勤めれそうな場所がない かと言って適当な処に努めてまた転職するのは辛い、でも早く会社決めないと 生活出来なくなる・・・そんな堂々巡りのジレンマを抱える毎日らしい。 そして、家に居るのに何も出来ないでいる自由すぎる日々。
そんな苦しみを抱える彼に わたしはなにか出来るのだろうか…
はっきり言ってしまうと、彼の問題は彼にしか解決できない、だから私は 見守るしかないのだと思う。まして目指す目的が「就職」という形ともなれば尚更。
例えば私が提案や考え方を「こうしたら、ああしてみたら」というのは、それは とてもおこがましいこと。なによりその事は彼がイチバン考えている筈だから 言ってしまうとせかす結果にもなる。だから言わない。
それよりもたぶん、そういう考え方をじっと聞いてあげたほうが良いだろう。 なので「私はここに、貴方の傍にいる、ちゃんと見ている」そう心で唱えながら 黙々と話しを聴く。
彼のストレスは、どうにもならない事をどうにかしようとしている処から来ている 立ち向かっていって、阻まれるのが苦しいのだろう。もう何度も阻まれているので また立ち向かうのが、怖くなっているのだろう。 そして、この状態を自分で把握していないのも苦悩のひとつ。 もしいま、現状を見据え問題をみつけることができたら、それは半分解決した ようなものだと思う(これは心の解決の話しだけど) わたしは彼に、なるべく高く広く深く、そして主観を除いた現実的なモノの見方をして その有りの侭を彼に教えてあげる。彼は賢い人だから、そうすることでより早く 解決というものを見つけることができる。
さいきん私は、すこし弱気になっている。 でもこんな時こそ頑張らねば。 だって、いま頑張らないで、いつ頑張るんだろう。
そう言い聞かせる毎日、それが最近の私。
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