あたしと彼のこと
DiaryINDEX前の日次の日


2003年03月10日(月) 漏らした気持ち

昨日のこと・・・というか昨日の続き。

夕飯を食べおわってから、すこし話しをした。
あ、正確には話しをしたのは彼で、私は聴き役。


ぽつぽつと彼のから語られたのは、貯金がない、仕事がない
どうなるのか分からない、まだどうしようもない、というような事だった。

収入のあてもなく、仕事がない現状で(例の舞い込んだ仕事は保留)
おまけに貯金もあまり無いときたもんだ。そうとう焦ってるかんじ。
といっても仕事がないってのは、将来性を考えた場合の定職のことで
バイトは除く。彼は手に職をもった人だけれどもその受容をみつけるのが
困難なのである。というか、有るとこには有るのだけど、その点、妥協
しないのだよね、彼は。。。(^^;

しかし聴いていて、いづれも彼からもれる言葉には、絶望感、焦りが
溢れているのに本当の意味での弱音ははかない。彼の強気でいじっぱりな
性格から現状は語っても、本心を言葉そのもので口に出さないのだ。

かなしい、こわい、にげたい、なきたい

そういうネガティブな気持ちは、絶対に口にしない。
これは・・・言い慣れてないのもあるのだろうけど、言ってしまうと認めて
しまう事になるのだろうか、きっと言えないんだろうなぁ。と思っている。


でも今回はちがった。最後の最後についに

「焦ってる。」

そう一言漏らしてくれた。その一言こそ彼の本心。
これで相当まいってるのがわかった。

でも私はその一言がすごく嬉しかった。
だって、こういう時こそ、気持ちを打ち明ける場所が必要だと思う。
「自分をまるごと受け入れてくれる、安全な場所」というのが
いま、私であったことがなにより喜ばしかった。

そして私は、その返答に
「焦ってるんだ、うん当たり前だよ、だって突然のことだったんだから
誰でもそうなるよ」そう言っておいた。


よかった、わたしに出来ること、ひとつ見つけたかも。

彼の安全な場所を守ること。
傍にいて見守ることは、彼にとってなにより心強いことだと信じようと思う。


桑田そら |MAILHomePageBBS

読んでくれてありがとう。

My追加