絶望感の、奥にあるものがようやく見えてきた。それは「彼に選ばれなかった」ということ。本来なら、いままでの私達の関係から「選ばれていない」と思っても不思議はないのだけれど、わたしは、彼のこと未来のこと、信じていられたから絶望感はそんなに無かった。でもいま、初めてここまで深く絶望している。それは「彼が信じられなくなってきた」から。ほんとうは信じたいのに、信じられないのはつらい。