あたしと彼のこと
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会社のひとに「うちで採れたんだ」と言って、ビワを頂いた。
すごいすごい!枝と葉のついたビワ! しかもスーパーの袋いっぱいにある! これはいくら私でも食べきれないぞ! さっそく彼におすそわけだ!
という事で、その夜、彼の家へ唐突に押し掛けていった。
「今年はつもののビワだよ!お裾分けです、どうぞ♪」
にこやかに彼に手渡すと、訝し気な面持ちで「それ美味しいの?」 なんて言ってくる彼・・・どうやら彼はビワ初体験らしい(笑)
30代になってもビワの味を知らない人が居るのだなぁ、不思議。 子供の頃に、カキとかイチヂクとかビワをよその庭から盗み食いとか しなかったのかなぁ。それともわたしが単に田舎育ちなのだろうか?
まぁ良いわ、彼の貴重な初体験を目の前で見れるのは嬉しい。
鈴なりになった枝のいちばん大きくて柔らかそうなビワをひとつだけ 取って、皮を向いて彼に差し出してあげた。
もぐもぐ食べる彼。
「おぉ〜美味しいねぇ、ぶどうみたいな味だ」 ぶどう?やっぱり彼はちょっと味覚がへんかもしれない(笑) わたしの失敗した料理も「こういう味だと思った」と言って 平気で食べるひとだからなぁ…(^^;
「ふーんぶどうかぁ・・・それって好きな味ってこと?」
「うん、こういう味すきだよ、ありがと」
「ははは、袋いっぱいにあるから、たくさん食べてね」
面白かった。彼の好きな味で良かった。 なんだか嬉しい日だった(^^)
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