あたしと彼のこと
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2001年11月18日(日) 膿出しの日…トラウマ

今日は彼のサポートをした。

早朝に車を出してあげたり、チケットの予約をしたり、車でお迎えに
行ったり、そんなことをした。
彼は、すこし申し訳なさそうに、ありがとうと言ってくれた。

なんの事はない、そうするのが自然だったから、そうしただけ。

その後、何となく子供の頃を思い出して辛くなった。

いつ何時、怒りが自分に向くか知れない不安定な父親から、身を守る為に
子供ながらに考え奉仕を尽くしたわたし。
良い子にしていれば怒られない、怒りを、自分に向けるスキを与えては
いけない。日々が緊張の連続で穏やかなハズの家族旅行なども、それは
見せかけの幸せだった。
私の家族は「しあわせな家族」という像を皆で演じていた。
子供でいるかぎり、親に見捨てられては生きてはいけない。
早く大人になりたかった。

大人になった私は、いま彼に対してそういう習慣の延長でやっているかも
しれないな、、、今はもう必要ない感情、昔は自分を守ってくれた感情が
リアルに蘇って突然不安になったりもする。
こういうのをトラウマと呼んでも良いかもしれない。
見返りなぞ期待していないハズなのに、無償に彼に甘えたくなった。
これだけやったから、と、少しだけホッとしてしまった自分がいた。
彼は抱きしめてくれた、ぎゅうとして、でも強くなるほど足りなくなる。

何もしなくてもありのまま受け入れてくれている実感のいうのを、私は
まだ彼から感じていない、感じようとしていない。
既にもう得ているかもしれないのに、受け取れていない。


桑田そら |MAILHomePageBBS

読んでくれてありがとう。

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