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■ それでも花は咲いていく
前田健の処女小説本(春に発刊)でありますが。
これは、すごいぞ。
今のところ、おぎそんの今年のベスト本。
芸人のレベルじゃないっす。 なんというか、たとえば某お笑い芸人さんの本がヒットしちゃったじゃないですか。 劇団某とか品川某とか中川某とか。 あのあたりは、自分語りだったり、都合のよい話のオンパレードで、タレント本の新しい売り方ですよね。
でもね。これはすでにそこを突き抜けて、普通の新人として出しても恥ずかしくない内容だし、むしろ芸人が書いたってことがとてももったいないです。 そんな先入観を取っ払ってぜひとも読んでいただきたい。
話題になりにくいのは、おそらく「マジすぎる」ってところなんでしょうけど(題材がすでに、おちゃらけじゃできない)、リアル鬼ごっことかそんじょそこらのセカイ系のライトノベルに満足しているおガキさま。 東野圭吾あたりを読んで、いいよねーなんて言ってる、人たち。
もっと、「本気」の思いを感じて欲しいです。
短編集なんで、それぞれの登場人物はリンクしていませんが、その描き方がとてもニュートラルで、新人の筆捌きとは思えない、書き分け。 小道具の使い方、展開の妙。
これを読まずに、今年の読書を語るなかれ。
おぎそんは、本気にこれにほれ込みました。 買えとは、言いません。 でも、図書館だろうが、本屋だろうが手にとって読んでいただきたい。 なんだかなー、という方。 15分もあれば、一編読めます。 だまされたと思って、ぜひっ。俺俺詐欺じゃないから、安心です。灰色の男たちに時間を盗まれたと思って。
ラストの「サンフラワー」はとてもとても繊細なので、これは立ち読みでなく落ち着いて読んでいただきたいです。
おぎそんのお勧めは「デイジー」「ミモザ」「カーネーション」「サンフラワー」です。
2009年08月30日(日)
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